mixiユーザー(id:283341)

2016年12月29日23:37

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無罪。

不可解な騒動だった。然し、谷川会長の会見で全体像が見えたような気がする。
事の発端は7月の久保九段の発言。内容については知らないが、多少はソフト使用に
触れていたのだろうか。この時点では三浦九段に警告を出し、以後は行動も改まったと
受け取れる。内部で処理し、問題は収まった筈である。急に炎上したのは、週刊誌の所為。
竜王戦と重なる時期にプロ棋士のカンニング疑惑の記事が掲載されるのは、
狙い撃ちされた印象がある。仮に挑戦者が三浦九段に決まっていなければ、別の時期に
ずれていた可能性があるし、そもそも表に出なかったかもしれない。不幸なことに
疑惑の人が最高棋戦に登場するのだ。週刊誌サイドにとっては絶好のネタだったろう。
突然の挑戦者変更と三浦九段に対する処分は、このような背景で迅速に行われた。
全ては竜王戦の看板に傷がつかない為の配慮から生じたのである。
この辺りの事情を知らなければ将棋連盟の対応は、世間には拙速に映ったに違いない。

記事が出る直前、連盟は三浦九段の疑わしさを計った筈だ。あのままやり過ごして
七番勝負の最中にカンニングが事実と分かった場合に、竜王戦の被るダメージは
計り知れない。どうしてもこのリスクを取る訳にはゆかなかったということだろう。
周辺の棋士たちの、疑念の高さも処分に影響したかもしれない。棋士間では相当に
三浦九段を怪しんでいたとも聞く。

こうして整理してみると、週刊誌のアタックによって三浦九段1人が損をした感じだ。
まあ起きてしまったことは仕方がない。これを教訓に疑われない仕組みを早期に
作り上げるべきだ。
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