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2016年10月16日21:55

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週報(16/10/10〜) さきたま古墳群

先週分の続きです。
うどんを食べ、本来の目的であるさきたま古墳群に出かけた。
さきたま古墳群に来たのは小学生の時以来なので軽く見積もっても云十年という前である。
その時は雨が降っていたことと、駐車場から長い道を延々に歩かされた上に、「雨が降っているから古墳には登らず見るだけ」というものだった。
簡単に言えば、なんでわざわざ行ったのかがよくわからない遠足だった。
 
公園の中に入ってみると、さきたま古墳群という名前通りに、関東平野の中に古墳の山が点々としている。
「埼玉発祥の地」という有名な場所にも関わらず地味な場所なので、観光客は左程いないものだと思っていたのだが、予想していたよりも多かった。
観光客と、広々とした公園エリアを含めて散歩している地元の人が半々といった感じだった。
 
丸墓山古墳は名前の通りに丸い山の古墳なのだが、古墳には珍しく山に登れる。
山に登ってみると周囲の古墳群が一望できる。
近くにある稲荷山古墳が、はっきりと前方後円墳であることがわかる。
この稲荷山古墳も登れるようなのだが、自分が行ったときには工事中のために入れなかった。
 
さらに近くにある同じ前方後円墳である将軍山古墳に向かってみると、古墳の周囲に埴輪がたくさん飾られていた。
古墳は元々こんな感じで埴輪に囲まれていたのは知っていたが、ここまで埴輪が整然と飾られているのも珍しい。
昔行った宮崎の平和台公園の"はにわ園"は単に置かれていただけなので、埴輪の正しい使われ方をされている箇所を見るのは初めてのことだった。
一応立ち入り禁止にしてはいるのだが、野ざらしの埴輪が奇麗に飾られているのも評価が高いと思う。
 
メインの道路を隔てた南側にも古墳群があるのだが、展望がしづらい位置にあるため歩いているだけでも見られる鉄砲山古墳と瓦塚古墳以外は遠めに見ただけで行かなかった。
その代わりに入館料200円と格安な"さきたま史跡の博物館"という小さな博物館に入ってみることにした。
入館料が格安なだけあって有料エリアは狭い小部屋が一つだけであったが、この古墳で出土したものを中心に飾られており史跡価値が高いものが多かった。
特に国宝である"金錯銘鉄剣"が展示されているのが大きな特徴である。
この鉄剣は表面だけでなく裏面にも漢字が金象嵌で書かれているのが特徴である。
そのためこの手の剣の展示は横にした状態が普通なのだが、ここでは垂直に立てられている。
また鉄の腐食が進まないように窒素ガスに封入した状態でガラスケースに入れられている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E8%8D%B7%E5%B1%B1%E5%8F%A4%E5%A2%B3%E5%87%BA%E5%9C%9F%E9%89%84%E5%89%A3
 
この博物館に入ると、自動的に先程埴輪が大量に飾られていた将軍山古墳にある展示室にも入ることが出来る。
そのため再び将軍山古墳も戻り、展示室にも立ち寄ってみた。
こちらは実際の古墳の中で石室が復元されており、どのように埋葬されていたのかが一目でわかる展示となっていた。
こちらの展示室は石室の展示しかなく、先程来た時に「両方の博物館の共通券」だと知っていれば、わざわざ戻ることなく先に見ていたのに…と感じる内容だった。
 
先にうどんの待ち時間のせいで時間を浪費したこともあり、古墳を見終わるとすでに時刻は15時半となっていた。
田舎っぺも、うどんが売り切れたようで、今食べている人が終わると店仕舞いのような雰囲気を醸し出していた。
丁度行田市のコミュニティバスの発車時刻だったこともあり、帰りは行田市駅ではなく、JR行田駅まで行き帰路についた。
 
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写真: 丸墓山古墳, 将軍山古墳(遠方, 近場)
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