昨日本日とカンボジア国境に行ってきました。
今まで何度かここに来てだいたいの顔は覚えたのですべての子を網羅するつもりで来ました。
ここでうれしい報告があります。前回シラミシャンプーをあげた子供たちの中にはシラミが見つからない子供たちが多くいました。
個人での行動には限界がありますがそれでも効果はあったのです。
今回はできるだけ多くの子供たちをチェックしてシラミへの対策をレクチャーしました。
次にはさらなる効果があるものと思います。
しかしそれにしても子供たちを探しながら日中炎天下のもと歩くのは疲れました。いつも目眩がするぐらいです。
しょっちゅう水を飲んでいないと脱水症にかかるぐらいの熱波です。
ここの暑さと砂塵のひどさはバンコクの比ではありません。
このへんの子供の健康状態はひどいものです。
頭はシラミの素、足は傷ついている、中には片眼を失明している子さえいる。
日中大人でさえ過酷な条件の下、彼らは労働力としてビニール袋をさげペットボトルを拾い、あるいは巨大なリヤカーを引っ張り、あるいは物乞いをしている。
彼らは大人を助けるために日中そんな労働をしている。
当然学校へ行く権利を放棄して。
信じられないかもしれませんがここはタイなのです。
NPOも赤十字もいなければ誰かが彼らの面倒をみるべきです。
できるだけならその保護者を指導監督すべきです。
タイのみなさん、聞いてください。
いくらカンボジアの子供であっても不当な労働を強いられている子供はどうか助けてあげてください。
他人の権利を守ることは自分の権利を守ることになるのです。
この原則に国境はありません。
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