人の愛情とは本当に人の心に種をまくものだなと思う。
高校時代はじめて自分のことを真剣に考えてくれる友人ができたのだが、自分はそんな彼の友情に答えてやるどころかひどい仕打ちばかりしていた。
正直、ワルにも憧れたし
「殴られ続ける人生じゃなくて反対にやっちゃる人生の方がええ」
とも思った。
しかし友人は自分がワルサをするたびに苦言を呈した。
それどこか飯に困れば飯代を、授業料に困れば授業料を貸してくれもした。
あれから30年が過ぎてその友人に聞くと
「・・おまえはなんでしてくれたんだ?と聞くが違う、俺はそうしたいから俺のためにやったんだ」
という。
世の中には自分をあたかも悪者のようにいう人もいるし、ヒーローのようにいう人もいう。
しかしどっちも違う。
自分はその友人が自分にしたくれたことが今になってうれしくて、そのやりたいことをやっているだけ
悪でも善でもない普通の人間です。
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