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2015年08月30日21:36

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ジャボチンスキー

 「ジャボチンスキー」で検索をかけると、最近ではこんな動画が出てきます。
https://www.youtube.com/watch?v=GEF_NtTNeMc

 ベロウソフ・ジャボチンスキー反応というそうです(
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9C%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E5%8F%8D%E5%BF%9C )。
 原理はよくわかりませんが、これはこれで不思議で、まぁ見ようによっては綺麗な反応です。
 この反応、1968年のメキシコ・シティ・オリンピックのポスター(ロゴ)にちょっと似ています。
http://www.albatro.jp/birdyard/wp-content/uploads/2010/02/Poster-1170x1166.jpg
 実は、そもそも「ジャボチンスキー」などという単語で検索をかけたのは、このメキシコ・シティ・オリンピックの重量挙げで優勝したレオニード・ジャボチンスキーは、今どうしているのだろうと思ったからでした。
 重量挙げで優勝したと書きましたが、本当のことを言えば、ジャボチンスキーの優勝シーン自体は覚えていません(https://www.youtube.com/watch?v=xJqgKyjHEJM)。私の中では、この人は別のシーンで記憶されているのです。
 メキシコ・シティ・オリンピックは、私がオリンピックというものをオリンピックと認識して観た最初のオリンピックでした。その開会式でのことでした。
 世界各国の選手たちが旗手を先頭に入場する中、ソヴィエト連邦の旗手を務めたジャボチンスキーは、傲然と真っ直ぐに右手を前に突き出し、その手に旗のポールを持ったまま行進したのです(動画がないのが実に残念ですが、辛うじて静止画は見つけました。5:58くらいのところに出てきます)。
https://www.youtube.com/watch?v=4effAWLEEQc

 片手で行進した選手は他にも何人かいたように記憶してますが、腕を真っ直ぐに伸ばしたまま行進したのはこの人一人だったと思います。子供心にもすごいなぁと感じて、ポカンと口でも開けて見ていたのでしょう。一緒にTVを観ていた父が「ジャボチンスキーぞ!」となんだか得意そうに教えてくれたのを覚えています(自分が旗を片手で持ったわけでもないのに)。
 このジャボチンスキーの入場行進だけでなく、メキシコ・シティ・オリンピックのことは、比較的よく覚えています。
 と言っても、この大会の走り高跳びでフォスベリー選手が優勝して以来、背面跳びが一般的になったとか、有名なブラックパワー・サリュート事件(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88)などの記憶は全くありません。
 私が記憶しているのは、まず「アステカの奇跡」と云われた日本サッカー代表の活躍でした。釜本という絶対的エースを擁した日本は銅メダルを獲得したのですが、とくに3位決定戦となった対メキシコ戦のことはよく覚えています。
https://www.youtube.com/watch?v=A3BTwLITVck

 動画には出てきませんが、東洋の島国相手にあまりにも不甲斐ない試合をしている自国チームに腹を立てたメキシコ人観客が、ピッチ外に出たボールを奪って返さなかったり、日本を敢えて応援したり、といった一幕までありました。

 次は、バレーボール女子の決勝戦。
https://www.youtube.com/watch?v=pVsQYRZgb10(30:54あたりから出てきます)

 当時は衛星中継は高くついたのか、一試合がフルで放送されることはほとんどなく、上述のサッカーの3位決定戦でさえ、ハイライトで放送されたものでした。でも、バレーボール女子は、前回のオリンピック(東京オリンピック)で東洋の魔女が優勝していただけに、放送する側も力を入れていたとみえて、この試合だけはフルで見た記憶があります。結果、日本が負けて子供心に悲しかったのを覚えています。

 3つ目は、競泳で、メキシコ人選手が優勝したときに流れたメキシコ国歌の合唱です。
https://www.youtube.com/watch?v=vwArOgBf7f0

 優勝した選手の名前とか、泳法とかは全く覚えてないのですが、表彰式で滅多に流れないこの曲を歌うメキシコの人々の本当に嬉しそうな姿が、幼心に刻まれました(もっとも、国歌というもののご他聞にもれず、歌詞そのものは結構残酷なものらしいですが)。

 それにしても、子どもの頃に観たオリンピックの記憶というものが、こうして書いててどこか楽しいのはなぜでしょう? まだ子どもで、オリンピックの汚い面が見えてなかったからでしょうか。
 既に開催の5年も前から、なんだか金まみれでうんざりするような話題ばかりが出てきている2回目の東京オリンピックについては、楽しい気持ちで書ける日も来そうにないのが残念です。
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