横山信義「南海蒼空戦記 - 極東封鎖海域」C-NOVELS
------------
欧州で始まった第二次大戦より4年。
中立を保つ日本はドイツから流出したクルト・タンク、エルンスト・ハインケルらの頭脳を得て、軍用機の開発に注力していた。
さらに、広島を襲った地震により海軍が建造中だった「大和」の廃艦が決定。
連合艦隊はこれを機に航空主兵に舵を切ることに。
一方、陸軍は、大戦の混乱に乗じて蘭印の保護国化に成功した。
日本の領土的野心を懸念する米軍の挑発行為が激化し、南洋の緊張が高まる中、遂にB25の奇襲で戦端の火蓋が切られる。
日本軍は零戦を中心とした戦闘機でこれを迎え撃つ!
------------
横山信義さんの仮想戦記新シリーズです。
欧州で大戦が始まって4年。中立の日本とアメリカが激突します。
こちらの日本軍は航空主兵に走っています。
かなり歴史に改変が加わって、有名なドイツの実在の技術者のクルト・タンクやエルンスト・ハインケルが登場するのも面白いです。
米重爆の迎撃戦闘機に斜銃の搭載を主張する小園中佐、次巻以降でも活躍しそうです。
ちょっと軽く調べてみましたが、小園安名、実際にも興味深い人物ですね。
この人も鹿児島出身、やはり海軍には多いですね。
相変わらず酸素魚雷が活躍するのも横山さんらしかったです。
ログインしてコメントを確認・投稿する