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2010年02月04日23:44

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2月4日池袋演芸場 上席 昼の部

 日本橋で所用を済ませ、昼食を食べて2時前に入ると既に立ち見の札が。まあ仕方ないと諦めて文左衛門から見る。

●文左衛門「桃太郎」
 引き延ばせと云われたらしく前座噺で四苦八苦。しかしこの上席、歌武蔵じゃなくてこの人で良かった。全体的に統一感が取れている感じ。

●喜多八「たけのこ」
 身体のことについてぐだぐだ・・・またこのぐだぐだが味になる不思議。
 壁を越えて芽を出した筍の処遇をめぐる、侍同士の馬鹿話。

●のいるこいる

●さん喬「棒鱈」
 一人の落語家をお目当てにせずに、寄席では流れの中で落語を楽しんで、そしてメモをしながら見たり、ブログにああだこうだ書くのは無粋だという話し。
 メモ取りは無粋には同感。一人を目当てに云々は喬太郎ファンに向けられた言葉だろう。でも独演会がほとんど椅子取りゲームみたいな勢いで完売する喬太郎を、当日並べば見ることが出来るのは寄席だけなのだ。もちろんこの上席が終われば、また寄席に静寂が訪れるのは必至で、そんなときにも寄席の雰囲気を楽しむために来てください・・・という気持からの言葉だと思うのだが。

<仲入り>

●左龍「野ざらし」
 元気で脳天気な八五郎。兄弟子・喬太郎を「キチガイ」と云ったね。

●菊之丞「幇間腹」
 よく噺家は「満員の客は無粋、ほどほどの入りが良い」というが、やる気がある落語家であれば、満員の客を前にすればやはり乗って演じるはずだと思う。この人も、その流れによく乗っている。この上席の落語家達は、喬太郎目当ての客を前にして(必ずしもそうではないんだけど・・・この上席の香盤は落語好きには魅力的)、どの落語家もまず聞かせようと演じている。それがこの上席を盛り上げている証明である。

●喬太郎「俵星玄藩」
 槍の名人と実は赤穂浪士のそば屋の奇縁。「錦木検校」とか、三三や志の輔もそうだが、この人も講談系の噺をよく持ってくる。

 年を取ってから立ち見がキツイ。
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