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2009年09月29日03:51

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小説八大龍王 024 【襲撃】

いつもお読み下さる皆さま…ありがとうございます^^

今日は、田村由美のコミック「7seeds」を紹介します

人類が滅びた日本が舞台で、冷凍保存で生き残った人物の人間模様を描いた作品です 

実は、友達に勧められたのが1年以上前で、なんとなく読み進めていましたが、正直、あまりはまりませんでした

妻が先にはまって愛読していたので、購入していましたが、正直一読が精一杯でした

しかし、急に9月に発売された新刊を購入して読んだところ、はまりましたww

内容がほとんど覚えていない自分は、そこから逆に巻を遡りながら読み出しました そしたら…読んでいない箇所が出てきたぐらいでしたww

僕の小説もある時、急に面白くなって前を読み返す人が出てきたら幸いです

ではでは、小説八大龍王をはじめます

今回から、長くなったあらすじを本編の後ろに持ってきました(まだまだ試行錯誤の段階ではありますが…)


【024 襲撃】


〔参考1 用語集〕
ハクビ(眉と髪が真っ白な記憶喪失の青年)

マーク(コムクリ村の住人)

レナ(コムクリ村の住人 マークの妹)

グラフ(ソルトルムンク聖王国の地利将軍)

ゴーン(海賊の長)

ガーン(山賊の長)

オイレ(梟のこと この当時、伝令によく使われていた)


〔参考2 大陸全図〕
フォト



〔本編〕
砦では、3日3晩宴会が続けられた

その間に、酒や食料などの物資の追加と称して数名が酒や肴を持って砦の中に入り込んだ

マークは砦の見張りをしている山賊達にも酒を振るまい、その間の見張りはこっそりと自分達で行うと言い含め、気がついたら30人近くの聖王国兵が砦に紛れ込み、その見張りは全て聖王国の兵が山賊の代わりにしているという有様になった

山賊達は全員がしたたかに酔っていた

ハクビはこの様子をグラフ将軍にオイレ(梟)を使って伝えた

そして、砦の全員が酔いつぶれた8月23日の夜半過ぎ、ハクビをはじめとした30人はそれぞれの打ち合わせ通りの行動をとった

砦に火を放つ者、荷物の中に隠していた武器を取り出す者、混乱を煽るため馬屋のホース(馬)を放つ者、進軍してきているグラフ将軍の軍に狼煙で連絡する者…そして見張りを代わりにしている聖王国の兵は各々の砦の門を開放した

レナを始めとするシスター(第2段階の白魔法のみ扱える女性限定の兵)やモンク(第2段階の白魔法と黒魔法を両方使える兵)等、5人程度は白魔法の魔力で30人全員の目と声を強化した

目は強化されることによって、暗闇や煙の中でもはっきりと見え、声を強化したことにより、大きく、そして反響するようになり、一人の声が複数の声に聞こえるようになった

そして30人は口々に叫んだ「裏切り者が出たぞ」と…

山賊達はパニックに陥った

砦は炎で燃え、裏切り者が出たという声が方々でする

放たれたホース(馬)は炎に煽られ暴れ回る

さらに開かれた門からグラフ将軍の軍が攻め入ってきた

ほどなく、山賊達100人近くは大方殺された

しかし、肝心の山賊王ガーンと海賊王ゴーンの姿が酒の席から見えなくなっていた

おそらく砦の中心部の洞穴の中だろうと当たりをつけたハクビは、放たれたホース一頭の背に跳び乗り、単身で砦の中心部の洞穴に踏み込んでいった

洞穴は下に向かって緩やかに続いていた

そして砦の深層部と思われるところで山賊王ガーンと海賊王ゴーンを発見した

4〜5人のガーンの部下がハクビに迫ったが、皆、長斧の一斧の元に斬り殺された

山賊王ガーンは巨大な斧を振り回し、ハクビをたたき殺そうと大きなうなり声をあげて向かってきた

ガーンは兵のクラスはバーバリアンであり、サードランク(第3段階)の剣やあるいは斧を扱う兵である

剣技やすばやさを基本とするファイター系に対し、力による剣圧を基本とするグラディエーター系のサードランク(第3段階)であるため、ガーンの一撃はハクビをホースごと真二つにしてしまうほどの力をもっている

但し、それはあくまで当たればの話である

スピードと技量に富んでいるハクビにとっては、たいした相手ではなかった

ガーンの最初の一撃をかわすと、そのまま懐にはいり短斧でガーンの腹を裂き、同時に長斧でガーンの首をはね飛ばした

ガーンの巨大な体が倒れた後ろに海賊王ゴーンはいなかった

海賊王ゴーンはハクビが入ってきた時に部下数名とさらに奥へと逃げていたのだ

ハクビはこの奥は通路が狭いため、ホースをその場にとどめ、単身で追いかけていった


〔参考3 あらすじ〕
龍王暦0001年 八大龍王によって八つの國(くに)が建国される

龍王暦1049年8月 ソルトルムンク聖王国にあるクルス山でハクビが発見される ハクビは記憶喪失

龍王暦1050年2月15日 ソルトルムンク聖王国のコリムーニ老聖王とバルナート帝國のロードハルト帝王がバクラにて会談 その席上、コリムーニ老聖王急死 死因は不明

龍王暦1050年2月18日 ソルトルムンク聖王国、バルナート帝國に対して宣戦布告

龍王暦1050年3月 1〜 3日 ソルトルムンク聖王国とバルナート帝國が国境の町バクラで交戦、ソルトルムンク聖王国側大敗 (「バクラの戦い」と呼ばれる)

龍王暦1050年3月10日 ソルトルムンク聖王国の王城マルシャース・グール陥落 ソルトルムンク聖王国滅亡コリムーニ老聖王の孫、ジュルリフォン聖王子は大陸の最南端ツイン城に逃げ込む

龍王暦1050年5月 3日 コムクリ村にバルナート帝國軍が襲撃、ハクビ、マーク、レナは力を合わせて帝國兵士2人を倒す 続いて、ハクビがバルゴー隊長を倒す 以後、グラフ将軍に助けられ、残党軍の拠点であるアユルヌ渓谷に到着する 

龍王暦1050年5月〜8月半ば ハクビ、マーク、レナ達はアユルヌ渓谷で軍事訓練や、近くの村々での山賊等の退治、帝國軍との戦闘を行う 日々、兵として成長していく

龍王暦1050年8月20日 ハクビを始めとする10人がジクリー山のガーンの砦に潜入


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