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2024年03月19日21:53

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30ミニッツミッションズ(30MM)の魅力2

こんばんは、月影TAKAです。
今回は前回の続きで「30ミニッツミッションズ(30MM)の魅力2」について語ります。

今回は商品説明というより「30MMの世界観の考察説明」になります。
一応、30MMは販売元であるバンダイナムコからある程度の世界観設定の説明が行われています。
公式側の説明を書くと以下の通りです(※これはマクシオン軍が参加する前の作品説明文になります)。

・大きく2勢力「地球連合軍」と「バイロン軍」の戦争を描いた作品である。
・地球側では30MMの開戦前に時空転移門こと「ゲート」が一度開いてそれを見た人々が「地球の滅亡だ」と不安になったことがある。
・30MMの開戦前は地球各地で紛争が勃発し、そのせいで地球がかなり疲弊していた(各国に住む人々も生活が困窮している状態だった)。
・その中で、地球の最先端IT企業である「サイラス」が「エグザマクス」と呼ばれる人型兵器を開発。各紛争地域にエグザマクスが投入されて瞬く間に各地の紛争が収束に集結して言った(サイラス優勢になった)。
・上記の紛争の終結から地球では「地球連合軍」が発足され、世界平和と秩序維持が行われていた。
・そんな中で再び地球上空に「ゲート」が開き、今度は地球製エグザマクス「アルト」に構造がよく似た、バイロン軍のエグザマクス「ポルタノヴァ」が地球を侵略し始めた。
・いまここに地球連合軍とバイロン軍の全面戦争が開始される。

という感じ。
まあ、これだけしかないわけです。
舞台となる地球各地の都市背景のスケッチ資料も、登場人物の資料や備品(ヘルメットやパイロットスーツ)の設定画も存在しません。
まだ、最近の作品である「バーンブレイバーン」の方がキャラクターの格好や戦いの舞台の画像資料が豊富なだけに新設感を感じるくらい「30MMはわけわかんない」というかなりのハードな難易度のイメージ作品となります。
しかし、神戸芸工大の物語構成論とかアニメーション学科の授業を受けていると上記の資料だけで「バンダイナムコ公式が語っていない部分の設定」が見えてくるわけですよ。

では順番に説明していきます。
まず「アルトとポルタノヴァの構造が似ている(というか一緒)なのはどうして?」から⇒これは「技術統一」の過程で「IT企業サイラスが何かしらのルートでポルタノヴァの構造技術を知っていた」から模倣品としてアルトが開発されたと予想する。

で、この設定に近い物がバンナムビジュアル(旧:サンライズ)でアニメとして作られている。
それが「マジェスティックプリンス」である。
まあ、これは別でノベル作品がある物だが、多分この技術の流れは似た設定と思われる。
それが「マジェプリの場合は敵側のお嬢様が母の手助けで逃げ延びて地球に亡命している。その際に敵側の兵器技術を地球に伝えて後に主人公達が乗る主役機の技術の基礎を教えた」という物。
これと全く同じことが30MMで起こっていたならアルトとポルタノヴァの技術が似ていることに説明がつく。

ここからはじき出される隠れた設定とは「IT企業サイラスの幹部や社長たちは元バイロン軍(バイロン星?)の兵器開発の科学者だった」という点。
上記の設定に「30MM改選前の時代に一度だけゲートが開いた」という設定があった。
つまり、この時点でバイロンの逃亡した科学者たちは地球に亡命したと考えられる。
後は、自分達の持つ科学技術で地球側の重役(フリーメイソンとか大国の大統領とか)に自分達の存在を認めさせてIT企業サイラスを立ち上げたと考えられる。

なお、この考え方は「到達したシナリオの1つ」でしかない。
上記でも発言しているが「バンダイナムコはそういう裏設定を説明していない」ため、この設定以外にあと2つほど別の設定も構築される。

私が考えた場合は以下の通りです。

・ゲートに迷い込んだバイロン軍のエグザマクス(ポルタノヴァ)が地球に不時着してパイロット共々地球側に鹵獲され、ポルタノヴァを調べて技術を学習した後に当時の最先端IT企業であったサイラスに地球製エグザマクスの開発を行わせたという流れ。
そのため、当時の紛争を利用してエグザマクスの模倣品機体を逐次投入して実戦データを採取していたという設定も作れる。
勿論、バイロン側も行方不明になったポルタノヴァを探しにくるため地球側に攻めてくるという流れも作れる。

・実はポルタノヴァも「人類やバイロン人の祖先が作った超技術の産物」であり、地球側にもエグザマクスの技術が壁画として残っていたという設定(よくに「ダンクーガ」とか「ブレンパワード」をイメージさせる設定)。
その壁画の技術を当時の最先端IT企業であるサイラスに調べさせて作られた機体が「アルト」という流れ。
なお、ポルタノヴァとアルトの関節が全く同じなのは「地球とバイロン星の古代遺跡に置かれていた壁画の絵が全く同じだった」為。
そのため、この2惑星にあった古代技術は同種の存在が全く同じ技術を昔使っていたというノリです。
これは「蒼きSPTレイズナー」の先住グラドス人が古代の地球に訪れた内容のオマージュになります。
なお、90年代にコミックボンボンで連載されていた「メダロット」も登場するロボットであるメダロット自体が「古代エイリアンの技術をメダロット博士をはじめとした学者達が再現した存在」であり、古代エイリアン達も作中のメダロットに似た姿であったのではないかと漫画やアニメでは言われていた。

まあ、この3種のうちお好みの設定をオリ設定として骨組みにして自分のエグザマクスの時代背景のベースにして遊ぶ感じですかね。

テーマ的には「亡命者」「敵から盗んだ技術」「古代兵器説」の3つですね。
個人的には「亡命者」のシナリオの方が好きですね。
なんか「あっ、これなら納得だわ」と辻褄が合うためですね。

2番目の「敵から盗んだ技術」はかなりの低確率になりそうですね(そもそもそんな偶然にポルタノヴァが地球に不時着するのかが怪しくなります)。
3番目の「古代兵器説」はかなりのご都合主義でしょう。
まあ、そういうご都合主義が好きな層はこれを選びそうですね。
一例では「エルドラン」とか「ゾイド」とか「ターンエーガンダム」が好きそうな世代には受けそうな気がする。で、この説をあまり採用したくない理由は「技術は新しいはずなのに構造や法則は古代レベルで古い」為です。
また、「古代技術の暴走」とかあっても使う側としては「何だこれ?」となってしまうため微妙です。

で、1番目の説を基本に次に地球連合軍とバイロン軍の対立ですが、これも「メカ生命体ゾイド(アニメ版)」みたいになると予想される。
へリック共和国とゼネバス帝国の戦争みたいに「両陣営に良い人と悪い人がいる」という話になりそうですね。
個人的な見解としては地球連合側は「相手を騙す上層部に、まじめに仕事をしている現場の兵士が嫌気を指している」感じですかね。よくに「軍人崩れ」が多い集団です。
対してバイロン軍は「上層部も現場兵士も軍人(武士?)気質が高く、自分達の行動や判断に責任を持っている」というザ・軍人の集まりというノリですかね。
地球連合軍側は「腐敗した上層部」が問題であり、バイロン軍は「自分がトップに成り代わろうというクーデター派」が問題というノリを想定しています。
で、大体主人公は「地球連合とバイロンの両陣営の仕事を請け負う傭兵組織のメンバー」という立ち位置の方が様々な話を描けそうです。
ただし「組織に身を置く」設定の方が良いですね。
ゲーム的に言えば「主人公が選択できるサービス要素を行使できる」点です。
「私生活・機体整備・機体の補修・弾薬の補充」等のサービスは「逃亡兵」や「アウトロー」の設定では描きにくいからになります。
どこかの傭兵雇用組織に身を置いてその傭兵組織の支援サービスにあやかることができればゲーム要素を確保できるためですね(これは装甲騎兵ボトムズ系のPS1ゲームでもあった内容です)。
個人的な30MMの全体的なノリは「フロムソフトウェアのアーマードコア」ですね。
両陣営の戦争系の依頼を受けて話を進めてその流れでストーリーを楽しむ話という感じを想定しています。
ノリとしては「アーマードコア2」に近い感ですかね。
アーマードコア2、マスターオブアリーナ、アーマードコア3系の話を体よくバランスを考えて再構成したような世界観をイメージしました。

で、両陣営で使用されるエグザマクスのメーカー(IT企業サイラスとバイロン軍内の兵器メーカー)もアーマーコア2の「エムロード」と「ジオマトリクス」みたいな感じで見ています。
一応、兵器メーカーの方は「お客であれば地球人・バイロン人、傭兵・軍人問わずエグザマクスを販売する」という精神ですかね(ガンダム作品のアナハイムかよ)。
個人的な見解としては「IT企業サイラス⇒エムロード」という考え。エグザマクス自体の部品価格は良心的で修理しやすい物が多いのが特徴。その代わりバイロン側のエグザマクスと比べると突飛な性能を有しておらず、扱いやすさとコストを優先した機体構成というノリ。ただし、追加オプションや武装を増やすことでスペック拡張を可能としておりアルトだからと言って毎回弱い機体が出てくるとは限らないというノリ。
対して「バイロン軍兵器メーカー⇒ジオマトリクス」という考え。エグザマクスの老舗勢力なだけに優れた技術と高い性能を両立させた商品が多く、部品購入もそれなりに値が張る。
未だにポルタノヴァが若干アルトよりも性能に勝るのはこの事情による。
ただし、操作系や機体特徴に癖が強く(シエルノヴァやガルドノヴァ、レヴェルノヴァ等)乗りこなすためには高い操縦練度を必要とする機体が多い。
基本的にはバイロン側のエグザマクスのフルセットが慎重派のパイロットには案新要素になっているらしい。
地球連合側もバイロン側も部分的に特徴的な部品を部分的に組み合わせてカスタマイズするのが流行っているらしい(レヴェルノヴァのホバー脚や、ガルドノヴァのクロ―アーム等)。
と考えると「バランス派」と「性能派」で特徴が分かれると思います。

こういう売り方をしたうえで漫画作品やアニメ作品の媒体を増やして商品アピールすればもう少し売り上げは上がると思うのに、30MMが初めて発売されて昨今に至るまで未だに漫画媒体やアニメ媒体を見たことないんですよね(PVを除いて)。

これが残念でなりませんね。もう少しバンダイの上層部が30MMを評価しても良いと思います。
今日はこんな感じです。
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