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2024年02月02日22:54
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ヒビノキ858（01月28日〜02月03日までの１週間／週前半）
2024/01/28〜2024/02/03までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。
■2024/01/28/日
午後から都内でTRPGのオフライン・セッション。『ダンジョンズ ＆ ドラゴンズ』のDM（GM）をやらせてもらいました。
https:/
参加したメンバーは協力ありがとうございました。感想は『ウォーターディープ：ドラゴン金貨を追え』第１章の内容にふれるものです。
詳細は以下を参照。https:/
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ．ぅ屮襦▲蓮璽侫�ーク、モンク3レベル
驚異的な移動力で次々と敵を打ち倒す拳の使い手。門派の変更によって「死の力」を使う攻撃と「生の力」を使う回復の能力を手に入れた。
▼PC�◆．好蕁璽瀬襦Ε侫．ぅ筌侫�ージ、ドワーフ、クレリック3レベル
武器と防具を自由に作り出す能力にくわえ、近接攻撃、遠隔呪文攻撃、回復に補助と全方位的な能力を誇る。クレリックがそもそも強力。
▼PC�� ドーン・グレイキャッスル、ヒューマン、ファイター3レベル
竿状武器を使う長い間合いからの連続攻撃が得意。最後の戦闘で何度も何度も瀕死状態になるがパーティの壁へ愚直に徹しボスの首を獲る。
▼PC�ぁ．椒ぅ蕁次▲妊�ープ・ノーム、ローグ3レベル
偵察や鍵の解除など安定した盗賊技能で活躍。ここぞとばかりにローグの高いダメージを叩き出すダイスの出目にめぐまれた幸運の寵児。
▼PC�ァ．泪薀蕁Ε瓮襯蕁Ε▲蹈蹇▲┘襯奸▲Ε�ザード3レベル
前衛・後衛で活躍可能なブレードシンガー。今回は後衛に回りスリープといった呪文で戦闘の現場を翻弄。時々ハメをはずすが根はまじめ。
●プレイの内容
（１）
前回までの『ウォーターディープ：ドラゴン金貨を追え』――。*1ウォーターディープ*2で最も有名な酒場 兼 宿屋・大口亭。*3前・公開執政官*4の隠し財宝の在り処――金貨約50万枚を隠す“ドラゴンの金蔵”*5の噂が上る中、金蔵を狙う様々な勢力は、偶然、PCが手元に置く事になった「機械仕掛けハト」*6をねらっていた。ハトをめぐり酒場の放火にまで発展をした騒動をPCは無事解決。酒場へ戻る。
PCが大口亭へと戻った矢先に響く、禿頭（とくとう）のヒューマンの男がハーフオークの女と罵り合う声。２人の口論は殴り合いに変わり、酔漢がやしたてるなか、自身の勇気を刺激されドーンが割って入る。*7だが、仲裁の戦士の背後を見て酒場の全員がなぜか後ずさった。後ろへ立つ者は身の丈２ｍあまりのトロル。*8大口亭中央の大穴から伸びたダンジョン「アンダーマウンテン」*9からあらわれたのだ。
（２）
「トロルがでたぞ！」大口亭の店主ダーナンが叫び、人々が逃げ出す。PCは突然トロルとトロルの血を吸うスタージ*10 との戦闘へと巻き込まれた。ダーナンと先程のハーフオークで名はヤグローが加勢する。クリーチャーを穴へ送り返したPCたち。この騒動の中でヤグローと喧嘩した禿頭の男は姿を消す。彼の名はクレンツ。ふたたび登場する。この活躍を見てフォーゴトン・レルム最大のアイコン*11 の１人がPCへ近付く。
ヴォーロサンプ・ゲダーム――。*12 フォーゴトン・レルムのあらゆる場所や物事について旅行記や見聞録を書く、良い意味でも、悪い意味でも有名な作家は窮地にあった。先日、酒を酌み交わし飲み明かした友人フルーン*13 の行方がわからないのだ。とはいえおれは羽根ペンより重い物など持たぬ作家。*14 ところがなるほど。いま目の前でトロルを倒す冒険者がいる。彼らに頼もう。謝礼などない？ なんとかなる。*15
（３）
ヴォーロは“なんとか”しようと、PCら冒険者たちと一席もうけた。フォーゴトン・レルム最大のアイコンの登場に驚き喜ぶPL／PC。*16 ところが話すほどに胡散臭ささが溢れ出す。著名な作家の真実はPLとPCの夢を壊し、*17 側に座るヤグローが彼にウンザリした視線を送る。ただ、友人を心底を心配しているのは本物のようだ。*18 PCらは10gpの前金と１00Ggpの後金でフルーン捜索を引き受けた。もちろん金は無い。*19
一昨日の夜にヴォーロとフルーンは港区*20 のいかがわしい酒場“串刺しドラゴン亭”に向い正体をなくした。PL／PCは港区へ向う足にドレイ旅客馬車*21 を利用した。このちょっとしたスラ―ダルのアイデアは後々に役立つ。以後やりとりする都市警備隊*22 の警備隊隊長の捕り物を目撃して彼女と交流をもったからだ。だがDMはここで大変なミスを犯す。ヒューストゥスは“男性”だ。“女性”ではない。*23
（４）
そもそもp23の「路上の流血」で登場する部隊と、p27の「やってくる都市警備隊」の部隊は別々だ。その事実に気付いた場面は、以後説明を行う公子を救出した時分。DMは――そして“だまって”おいた。*24 港区に到着したPCは、管理をされたウォーターディープの表通りが隠す裏通りをめぐり、ビホルダーの剥製を窓へと吊るす“古きゾロブの店”に立ち寄り、*25 街頭に立つ娼婦や奇妙な店を眺めた。*26
ヴォーロの記憶はたしかだった。“串刺しドラゴン亭”とゾロブの店の情報をまとめると、どうやらフルーンを連れ去った黒革の鎧を着た一団ゼンタリム（以下“ゼント”）*27 のようだ。近隣の倉庫を根城にしているらしい。でもなぜ？ PL／PCはくだんの倉庫へ向う。ボイラーが手早く確実に倉庫の周囲を調査。*28 内部にいるものはヒューマンではない。まるで鳥人間ようなケンク*29 であった。
（５）
ボイラーがケンク１体を奇襲で暗殺して、*30 PCは倉庫に雪崩れ込む。イブルが驚異的な機動力で次々とケンクを打ち倒す。*31 ケンクに３レべルの冒険者は役不足。*32 PCは倉庫を掌握した。そうして鰊の巣漬け樽の後ろへ隠れた驚きの人物と出会う。「ネヴァーレンバーって聞き覚えが」とPLが指摘する。くだんの人物の名前はレーネア・ネヴァーレンバー公子。ネヴァーウィンター領主ダカルトの嫡子であった。*33
マララが公子に説明を求め「こととしだい」が判明する。どうやらゼントはレーネアを攫う目的で、彼に非常に良く似たフルーンも誘拐した。*34 ゼントの目的はレーネアに“ドラゴンの金蔵”の在り処をしめすアーティファクト“ストーン・オヴ・ゴロア”の場所を聞き出すことであった。だがレーネアは知らぬ存ぜぬ。*35 なんとか隙を見て自由になった矢先、今度はケンクたちが倉庫を襲撃した。*36
（６）
ケンクたちはザナサー・ギルド*37 の一派。アーティファクトの在り処を聞き出す目的でレーネアと取り違えフールンを下水道のアジトへ間違って連れて行った。倉庫の捜査にあらわれ詰問する都市警備隊達をレーネアを頼りPL／PCは説得。*38 公子と一緒にフルーン救出に向う。想像していたより広大な地下水道を「広くね？」「深くね？」*39 とPCはクリーチャーと連戦しながら突破。そうしてクレンツと再会する。*40
マララの呪文でクレンツと一緒のドウェルガルを縛り上げ、*41 降伏を迫るPC。クレンツは逃亡の見返りにフルーンの居所と境遇を説明した。イリシッドだ！*42 PL／PCは続く部屋でイリシッドのナイヘルア*43 が姿を消した直後、部下のハーフオークのグラムシャーと部屋を守るフレッシュ・ゴレームと対決。*44 ドーンが倒れる中、スラ―ダルとイブルが回復能力を使い切り全滅回避。*45 フルーンを救出した。*46
●脚注
※１ サークルのキャンペーン専用ウェブページ（https:/
※２ ウェブページの「資料」あ行を参照。
※３ ウェブページの「資料」あ行を参照。
※４ ウェブページの「資料」か行を参照。
※５ ウェブページの「資料」た行を参照。
※６ ウェブページの「アイテム」か行を参照。
※７ ウェブページの「プレイヤーキャラクター」「ドーングレイ・キャッスル」を参照。ドーンは自身の「弱味」を利用して“不利”なロールプレイをしにいった。
※８ 各種ファンタジー作品に登場する北欧起源の妖精・怪物。大抵、強力な膂力と再生能力を所持している。D&D 5Eも例外ではない。hp０になっても［酸］か［火］で再生不能な状態にできないと肉体を修復して復活する。
※９ ウェブページの「資料」あ行を参照。
※10 巨大な蝙蝠と蚊の合いの子のような見た目のクリーチャー。あまり強くない。だが、飛行能力と吸血能力、くわえて集団で獲物を襲う習性は、レベルの低い冒険者にとっては十分な驚異だ。
※11 D&D 5Eにおけるフォーゴトン・レルムが舞台の公式アドベンチャーでは大抵、フォーゴトン・レルムの人気キャラクターが登場する。ヴォーロサンプ・ゲダームもその１人である。ただ、問題がないわけでもない。 歴史あるD&Dのアイコンキャラクターをつぶさに把握しているのは相当コアなファンだけだ。日本は当然だし、海外（アメリカ）でも若年のD&D 5Eユーザーは詳細を把握してない。ならアイコンキャラクターの紹介はアドベンチャーの記述だけでも十分だ。
※12 デイル暦1360年頃から活動するヒューマンの作家で賢人で旅人（本人の談話）。つまるところヴォーロの年齢は１20歳以上だ。その長命の理由には様々な背景――幽閉され一時期は蛙の像になっていた／不老の指輪を持つ――があるが、本人は以前と変化なくトリックスターでトラブルメーカーで、あらゆるものと友人になれる愛嬌を持つ。
※13 ※34も参照。赤身がかった金髪でヴォーロと一緒に居た当夜は公子然とした出で立ちで行動していた（重要）。
※14 私は筆で戦う！（本人の表現）
※15 というかヴォーロっていうキャラクターの人生遍歴と歴史を見た場合“なんとか”しかしてない。
※16 以前からふれているが、こういう遠慮なき「登場人物の登場」や「物語の進め方」は“公式”アドベンチャーしかできない。
※17 「えっ？ ヴォーロってこういうキャラクターなの？」。うん。ヴォーロってこういうキャラクターだよ。解像度と再現度は誓って誇れる。
※18 「（PL）このキャラクターずるくないか？」。たしかに。そういうところが愛されて憎めない。
※19 「なんとかなる（ヴォーロ）」
※20 ウォーターディープの街の南に位置する貧民街／貧民窟。裕福ではない人々が棲み付き、治安が悪く、様々な人種や種族が入り込む。違法行為を働く店や商売も多い。昼でも夜でも照明が付き、灯を持つ必要がないというのがウォーターディープの建前だが、一帯の外灯や照明は破壊いちじるしく、手持ちの灯が必要だ。
※21 ガラス窓を持つ乗り合い馬車で、乗客が座る荷台客室を塔状に何段も積み上げ、複数の乗客を乗せ走る。ウォーターディープ独自の乗り物。
※22 ウォーターディープの治安を守る警察組織。D&D 5Eの舞台の“北方”で最も高度に組織され訓練をされた治安維持部隊。非常に強力（実際にキャラクターデータにおいて強力だ）で、士気が高く、規律も厳格だ。
※23 簡単だが、根本的であり、取り返し不能なミスの典型。
※24 「なんとかなる（DM）」
※25 ビホルダーの剥製を吊る非常に奇妙な店舗。店主はボイラーと同様にめずらしいディープ・ノーム（スヴァーフネブリン）で、博識な様子だが、店名のゾロブは彼の名前ではない。内部全体を紫色に塗り大量の珍品奇品を取り扱う。
※26 どの街にも表側と裏側があるものだ。
※27 フォーゴトン・レルムのアイコンヴィランの１人マンシューンが創設した犯罪集団。あらゆる犯罪へ精通して実行する集団だが、D&D 5Eでは悪役の性格は薄れ、報酬と引き換えに危険な仕事を行う傭兵集団の性格も強化されることになった。
※28 ブーツ・オヴ・エルブンカインド（<隠密>技能に有利を得る魔法のアイテム）の効果もあって今回もボイラーの活躍は安定していた。
※29 羽毛を持つ鳥頭の人型生物。ひとところにとどまらず、放浪を続け生活する。声真似が非常に上手く、また相手の不意を討つ事が非常に得意。この特徴を利用して、諜報や暗殺といった生業に就く。
※30 不意討ちに成功した場合、自動でクリティカルヒットとなって、かつ武器の最大ダメージをあたえる。ローグの類型のアサシンの能力。
※31 イブルはモンクの能力の「運足法」で15m/50ft.移動することができる。グリッド／ヘックスなら８マスだ（通常だとキャラクターは６マスしか移動できない）。
※32 ※44も参照。「ウォーターディープ：ドラゴン金貨を追え」の第１章「窮地の友」は１レベルキャラクターを対象にしている。「スタータセット：竜たちの島ストームレック」を経由しているPCは３レベルまで上昇している。当然、PCが対決するケンクの体数は増加させているが、ケンクは不意討ちへ関わる特徴も使用できなかった。
※33 ウェブページの「登場人物」た行を参照。
※34 13も参照。白味がかった金髪でフルーンと一緒に居た当夜は公子然とした出で立ちで行動していた（重要）。
※35 アーティファクトのことをレーネアはまったく把握していない。存在することも知らなかった
※36 時系列順にすると以下だ。“ストーン・オヴ・ゴロア”の在り処を聞き出す目的でゼントがレーネアとフルーンを拉致。 → 瓜二つの２人にゼントが混乱する。 → レーネアが拘束を解き鰊の樽の裏に身を隠す。 → “ストーン・オヴ・ゴロア”の在り処を知るレーネアを奪う目的でザナサー・ギルドのケンクがゼントの倉庫を襲撃。 → ゼントが全滅 → ケンクはフルーンをレーネアと思い込み拉致する。
※37 フォーゴトン・レルムで最も有名な派閥・組織の１つ。ウォーターディープを本拠地とする犯罪集団で組織の首領は犯罪王と人々が呼ぶビホルダーのザナサー。D&D 5Eの「モンスター・マニュアル」と「ザナサーの百科全書」の書影のビホルダーだ。
※38 「（都市警備隊）公子のいうことでしたら！」と態度をあらためる。冒険者たちはじつに不満であった。
※39 これは１レベル・キャラクター用のアドベンチャーである。ダンジョンの複雑さと遭遇状況（地形）が１レベルのPLとPCに見合ってない。もっと簡単でいい。
※40 このときクレンツは下水道へと設けたトイレから出現したグレイ・ウーズ（いわゆるスライム。“溶けた岩”の粘液で金属やPCの着る金属製鎧を腐食させてしまう）を扉の隙間に毛布を詰め閉じ込めている最中だった。
※41 人型生物を拘束するホールド・パソーンの呪文を使用した。なおゲームプレイの中で「（PL）トロルは人型生物？」「（DM）じゃない」「（PL）マインドフレイヤーは人型生物？」「（DM）じゃない」のやりとりがあった模様。ドウェルガルはディープ・ドワーフで自身を巨大化（大型化）する能力を持つ。フォーゴトン・レルムでドウェルガルを創造した種族が※42のマインドフレイヤー（イリシッド）だ。
※42 マインド・フレイヤー。種族本来の名称はイリシッドだ。ビデオゲーム『バルダーズ・ゲート３』でも登場する邪悪な種族で、蛸状の頭を持ち、生態学的知識や肉体改造、いうところの遺伝子的技術など、異業のテクノロジーを持つ。
※43 ザナサー・ギルドに協力しているとされるマインド・フレイヤー。その目的は不明。レーネアとフルーンを取り違え拉致したグラムシャー（ハーフオーク）を叱責し立ち去った。ちなみにナイヘルアはMt:Gの『フォーゴトン・レルム探訪 統率者』にも登場しているネームド・イリシッドだ。
※44 ※32も参照。本来は１レベル・キャラクター用アドベンチャーを３レベル・キャラクターが行う理由で、敵対するクリーチャーの体数と種類は強化した。最後の相手はグラムシャー（オークの“グルームシュの目”）、フレッシュ・ゴレーム、インテレクト・ディヴゥアラー２体、ゴブリン２体だ。
※45 グラムシャーがブレスの呪文でフレッシュ・ゴレームの命中率を上げ、ゴーレムの攻撃でドーンのhpは０になった。グラムシャーは続きスピリチュアル・ウェポンで光り輝く槍を作り出し、あらたな攻撃の起点を作る。マララがスリープの呪文でゴブリンやインテレクト・ディヴゥアラーを戦闘不能にさせるも全滅も有り得る状況。だが、ボイラーがクリティカルヒットでグラムシャーを倒し、スラ―ダルがドーンのhpをヒーリング・ワードで回復。フレッシュ・ゴレームの攻撃で、また戦闘不能となったドーンを今度はイブルが生の手で回復。ドーンがランジング・アタックでゴーレムを攻撃し勝利した。
※46 なお、今回と前回のアドベンチャーの経過時間は、PCがウォーターディープに到着してから約６時間程度だ。ようこそウォーターディープへ。
『ゆびさきと恋々』 Sign.4 「どんな声で」
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逸臣の自宅でエマと接近遭遇するのか。物語全体としては糸瀬と逸臣の関係の積み上げ時期が続く。糸瀬 × 逸臣 × 京弥 × りんがコストコみたいな郊外ＣＳでダブルデート。それぞれの関係をつむぐ展開。「聞こえないけど」「聞いてみたい」逸臣の声を想う糸瀬の感情を作中で上手く利用。２人の恋と、京弥 × りんが糸瀬と逸臣の近付く距離を認識する流れで盛り上げる。
来週はダブルデートの帰り道で、糸瀬が逸臣の自宅に立ち寄る流れ。EDの予告に見る限り、その経緯の中で糸瀬がエマと接近遭遇。１話〜４話まで糸瀬と逸臣の関係醸成には、２人以外の人物をなるべくは介入させずにきた。この状況が来週から変化しそうだ。というよりも、そろそろ波乱と刺激がないと物語にあきてしまう。結局、恋愛作品の根幹は「障害／邪魔を乗り越える２人」ですから。
『ぶっちぎり?!』 #03 「なぐり愛！世界に一つだけのウズラ」
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わかりやすい ＋ 予想した展開。まほろが目当てでシグマへと加入した荒仁。「じゃんけんで負けた方が相手を殴る」「それを繰り返して立っていた方が勝ち」の超暴力的な「あってむいてほい」が歓迎に開催される中でNG BOYSの陰謀が動き出す。 シグマの王太の闇討ちをNG BOYSは、魅那斗の仕業に見せ、 今度は魅那斗の構成員を襲い、シグマの仕業に見せ対立する状況を作る。
心土（しど）阿久太郎が、卑怯な策士で、メンバーに上納金等を要求する恐怖政治しいているのは間違いないが実力はいかほどのものか。現在の荒仁と千夜のように阿久太郎は何者かと会話している描写があるが、この段階だと、あくまでコメディ要素であって、ぜんぜん関係ないのではと思ってしまうな。本気人の千夜と対の存在の本気人がいることは確実。だけれど、まだ登場は早い。
■2024/01/29/月
こりゃ下手すると、今回の例会の感想は１万字超えするかも。でも他人がわからない感想なんてものはポリシーとしてイヤなのさ。
『HIGH CARD season 2』 #16 「ONCE UPON A TIME」
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１か月後、テロ事件は王家が隠蔽。ハイカードは活動禁止。セオドールは行方不明者に――。過去に戻り「そもそも」を説明する妥当な展開。危機のピノクルにフーズフーのノーマンがあらわれて物事の「はじまり」を話す。若き日のセオドール、バン、くわえて警部のグレッグの出会いを描く。今回だけ見ると３人の若き日の関係はいまだ良好。ただ、その関係が決裂した過去の話がまだあるんだろう。
同時にバンの最終目的とトランプのワイルド――切り札の「ジョーカー」の存在がしめされる。ジョーカーは能力は「ジョーカー」以外の「エクスプレイングカード」の能力を封印すること。このカードが破壊されればカードの封印は不可能。自由にカードが使用可能な世界が到来する。その破壊を実現するのが神殺しのサン・ガルカノ。おそらくモチーフはトスカーナのモンテシエピ礼拝堂の石の中の剣。
『姫様“拷問”の時間です』 EPISODE #04
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やさしい世界――。姫様への苛烈な拷問は続く。今回は「魔王さまふあふあわビールに陥落」。「飯テロ」ではなく「酒テロ」。クリーミーな泡に魔王さま心を折る。というか、そもそも王国の結構有力な秘密あったろ。「聖剣エクス武器職人ギルガに屈服」。林親弘があえぎ、卑猥な声で叫ぶ。これは役者魂。はじけている。収録現場でブースの共演者たちが笑いを堪えてそう。
「クロっちのマッドウルフの肉球に姫様あらたな性癖へと目覚める」。肉球の魅力が理解できない姫様に「わかって！」とクロっちが秘密を話す。結局、意気投合。あらたな性癖へと目覚める姫様パターン。「マオマオちゃんと一緒に公園で全部最高に遊ぶ」。もう牢獄の場面設定さえない模様。ブランコも、だるまさんがころんだも、全部が最高にたのしい。マオマオちゃんの笑顔がまぶしいぜ。
■2024/01/30/火
20年からTRPGのオフライン・セッションの感想で「〜参加したメンバーは感染対策ともども協力ありがとうございました。」と前置きにいれていたけど、今回から撤廃。ひとつの節目ではある。
■2024/01/31/水
日中の季節はずれの陽気にスーツだけでコートをもっていかなかったけれど、夕方から冷え込み、帰宅のときは寒かった。
『戦国妖狐』 #４ 「迅火と人間」
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親切伝染計画。なお、完璧・無限の救済を要求する傍若無人は殴る模様。断怪衆の総本山で野禅に敗れ、以後、一緒に暮らし始めた迅火とたまと信介と灼岩。迅火とたまは近隣の村を脅す闇（かたわら）の説得と退治に向い、魔剣を使う雷堂斬蔵と出会う。斬蔵はまったくもって、水上悟志作品に必ず登場する、飄々とした強者である。実際、斬蔵は普通の剣で迅火に勝利する。
斬蔵との勝ち負けより重要な部分は、斬蔵との勝負を経て、迅火が人間を学ぶ部分。完結までやる以上、本作の醍醐味は長期的なキャラクターの成長と変化。同時に獲得する「しがらみ」や「弱点」。人と闇の共存を説くたまは、迅火が真実の化け物にならならないブレーキ。だが、純粋に強さを求める意味では共存など「邪魔」な「しがらみ」。この二律背反が本作の魅力。
『メタリックルージュ』 第四幕 「自由と幻影と」
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マキアスがインモータルナインのアフダル。ネアン居留地でリーダーのユヴァルを殺害した容疑でとらわれてしまったルジュ。救出に来たナオミに、彼女は現在の状況を利用して幻影のヴェルデを炙り出す計画を話す。全体としては、“自由”なる事象へと感じる虚無を中心に今後の伏線をばらまく展開。人間も人造人間も、結局は、なにかへしばられ“自由”ではない。“自由”とは「死」のみ。
この哲学的到達点がマキアス ＝ アフダルが人間と暮し得た解答。誰かに頼って、他者と他者が関係している状態に個人の真実の“自由”などない。わかりはする。人間感情において“ただしい”とはいいたくないが。当初のルジュとナオミの目標のヴェルデは、冒頭の移動サーカスの主で来週登場。その登場の予感を最後に次回へ続く。ジャロンとナオミの劇中の会話を聞く限りナオミには秘密がありそうだ。
■2024/01/28/日
午後から都内でTRPGのオフライン・セッション。『ダンジョンズ ＆ ドラゴンズ』のDM（GM）をやらせてもらいました。
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参加したメンバーは協力ありがとうございました。感想は『ウォーターディープ：ドラゴン金貨を追え』第１章の内容にふれるものです。
詳細は以下を参照。https:/
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ．ぅ屮襦▲蓮璽侫�ーク、モンク3レベル
驚異的な移動力で次々と敵を打ち倒す拳の使い手。門派の変更によって「死の力」を使う攻撃と「生の力」を使う回復の能力を手に入れた。
▼PC�◆．好蕁璽瀬襦Ε侫．ぅ筌侫�ージ、ドワーフ、クレリック3レベル
武器と防具を自由に作り出す能力にくわえ、近接攻撃、遠隔呪文攻撃、回復に補助と全方位的な能力を誇る。クレリックがそもそも強力。
▼PC�� ドーン・グレイキャッスル、ヒューマン、ファイター3レベル
竿状武器を使う長い間合いからの連続攻撃が得意。最後の戦闘で何度も何度も瀕死状態になるがパーティの壁へ愚直に徹しボスの首を獲る。
▼PC�ぁ．椒ぅ蕁次▲妊�ープ・ノーム、ローグ3レベル
偵察や鍵の解除など安定した盗賊技能で活躍。ここぞとばかりにローグの高いダメージを叩き出すダイスの出目にめぐまれた幸運の寵児。
▼PC�ァ．泪薀蕁Ε瓮襯蕁Ε▲蹈蹇▲┘襯奸▲Ε�ザード3レベル
前衛・後衛で活躍可能なブレードシンガー。今回は後衛に回りスリープといった呪文で戦闘の現場を翻弄。時々ハメをはずすが根はまじめ。
●プレイの内容
（１）
前回までの『ウォーターディープ：ドラゴン金貨を追え』――。*1ウォーターディープ*2で最も有名な酒場 兼 宿屋・大口亭。*3前・公開執政官*4の隠し財宝の在り処――金貨約50万枚を隠す“ドラゴンの金蔵”*5の噂が上る中、金蔵を狙う様々な勢力は、偶然、PCが手元に置く事になった「機械仕掛けハト」*6をねらっていた。ハトをめぐり酒場の放火にまで発展をした騒動をPCは無事解決。酒場へ戻る。
PCが大口亭へと戻った矢先に響く、禿頭（とくとう）のヒューマンの男がハーフオークの女と罵り合う声。２人の口論は殴り合いに変わり、酔漢がやしたてるなか、自身の勇気を刺激されドーンが割って入る。*7だが、仲裁の戦士の背後を見て酒場の全員がなぜか後ずさった。後ろへ立つ者は身の丈２ｍあまりのトロル。*8大口亭中央の大穴から伸びたダンジョン「アンダーマウンテン」*9からあらわれたのだ。
（２）
「トロルがでたぞ！」大口亭の店主ダーナンが叫び、人々が逃げ出す。PCは突然トロルとトロルの血を吸うスタージ*10 との戦闘へと巻き込まれた。ダーナンと先程のハーフオークで名はヤグローが加勢する。クリーチャーを穴へ送り返したPCたち。この騒動の中でヤグローと喧嘩した禿頭の男は姿を消す。彼の名はクレンツ。ふたたび登場する。この活躍を見てフォーゴトン・レルム最大のアイコン*11 の１人がPCへ近付く。
ヴォーロサンプ・ゲダーム――。*12 フォーゴトン・レルムのあらゆる場所や物事について旅行記や見聞録を書く、良い意味でも、悪い意味でも有名な作家は窮地にあった。先日、酒を酌み交わし飲み明かした友人フルーン*13 の行方がわからないのだ。とはいえおれは羽根ペンより重い物など持たぬ作家。*14 ところがなるほど。いま目の前でトロルを倒す冒険者がいる。彼らに頼もう。謝礼などない？ なんとかなる。*15
（３）
ヴォーロは“なんとか”しようと、PCら冒険者たちと一席もうけた。フォーゴトン・レルム最大のアイコンの登場に驚き喜ぶPL／PC。*16 ところが話すほどに胡散臭ささが溢れ出す。著名な作家の真実はPLとPCの夢を壊し、*17 側に座るヤグローが彼にウンザリした視線を送る。ただ、友人を心底を心配しているのは本物のようだ。*18 PCらは10gpの前金と１00Ggpの後金でフルーン捜索を引き受けた。もちろん金は無い。*19
一昨日の夜にヴォーロとフルーンは港区*20 のいかがわしい酒場“串刺しドラゴン亭”に向い正体をなくした。PL／PCは港区へ向う足にドレイ旅客馬車*21 を利用した。このちょっとしたスラ―ダルのアイデアは後々に役立つ。以後やりとりする都市警備隊*22 の警備隊隊長の捕り物を目撃して彼女と交流をもったからだ。だがDMはここで大変なミスを犯す。ヒューストゥスは“男性”だ。“女性”ではない。*23
（４）
そもそもp23の「路上の流血」で登場する部隊と、p27の「やってくる都市警備隊」の部隊は別々だ。その事実に気付いた場面は、以後説明を行う公子を救出した時分。DMは――そして“だまって”おいた。*24 港区に到着したPCは、管理をされたウォーターディープの表通りが隠す裏通りをめぐり、ビホルダーの剥製を窓へと吊るす“古きゾロブの店”に立ち寄り、*25 街頭に立つ娼婦や奇妙な店を眺めた。*26
ヴォーロの記憶はたしかだった。“串刺しドラゴン亭”とゾロブの店の情報をまとめると、どうやらフルーンを連れ去った黒革の鎧を着た一団ゼンタリム（以下“ゼント”）*27 のようだ。近隣の倉庫を根城にしているらしい。でもなぜ？ PL／PCはくだんの倉庫へ向う。ボイラーが手早く確実に倉庫の周囲を調査。*28 内部にいるものはヒューマンではない。まるで鳥人間ようなケンク*29 であった。
（５）
ボイラーがケンク１体を奇襲で暗殺して、*30 PCは倉庫に雪崩れ込む。イブルが驚異的な機動力で次々とケンクを打ち倒す。*31 ケンクに３レべルの冒険者は役不足。*32 PCは倉庫を掌握した。そうして鰊の巣漬け樽の後ろへ隠れた驚きの人物と出会う。「ネヴァーレンバーって聞き覚えが」とPLが指摘する。くだんの人物の名前はレーネア・ネヴァーレンバー公子。ネヴァーウィンター領主ダカルトの嫡子であった。*33
マララが公子に説明を求め「こととしだい」が判明する。どうやらゼントはレーネアを攫う目的で、彼に非常に良く似たフルーンも誘拐した。*34 ゼントの目的はレーネアに“ドラゴンの金蔵”の在り処をしめすアーティファクト“ストーン・オヴ・ゴロア”の場所を聞き出すことであった。だがレーネアは知らぬ存ぜぬ。*35 なんとか隙を見て自由になった矢先、今度はケンクたちが倉庫を襲撃した。*36
（６）
ケンクたちはザナサー・ギルド*37 の一派。アーティファクトの在り処を聞き出す目的でレーネアと取り違えフールンを下水道のアジトへ間違って連れて行った。倉庫の捜査にあらわれ詰問する都市警備隊達をレーネアを頼りPL／PCは説得。*38 公子と一緒にフルーン救出に向う。想像していたより広大な地下水道を「広くね？」「深くね？」*39 とPCはクリーチャーと連戦しながら突破。そうしてクレンツと再会する。*40
マララの呪文でクレンツと一緒のドウェルガルを縛り上げ、*41 降伏を迫るPC。クレンツは逃亡の見返りにフルーンの居所と境遇を説明した。イリシッドだ！*42 PL／PCは続く部屋でイリシッドのナイヘルア*43 が姿を消した直後、部下のハーフオークのグラムシャーと部屋を守るフレッシュ・ゴレームと対決。*44 ドーンが倒れる中、スラ―ダルとイブルが回復能力を使い切り全滅回避。*45 フルーンを救出した。*46
●脚注
※１ サークルのキャンペーン専用ウェブページ（https:/
※２ ウェブページの「資料」あ行を参照。
※３ ウェブページの「資料」あ行を参照。
※４ ウェブページの「資料」か行を参照。
※５ ウェブページの「資料」た行を参照。
※６ ウェブページの「アイテム」か行を参照。
※７ ウェブページの「プレイヤーキャラクター」「ドーングレイ・キャッスル」を参照。ドーンは自身の「弱味」を利用して“不利”なロールプレイをしにいった。
※８ 各種ファンタジー作品に登場する北欧起源の妖精・怪物。大抵、強力な膂力と再生能力を所持している。D&D 5Eも例外ではない。hp０になっても［酸］か［火］で再生不能な状態にできないと肉体を修復して復活する。
※９ ウェブページの「資料」あ行を参照。
※10 巨大な蝙蝠と蚊の合いの子のような見た目のクリーチャー。あまり強くない。だが、飛行能力と吸血能力、くわえて集団で獲物を襲う習性は、レベルの低い冒険者にとっては十分な驚異だ。
※11 D&D 5Eにおけるフォーゴトン・レルムが舞台の公式アドベンチャーでは大抵、フォーゴトン・レルムの人気キャラクターが登場する。ヴォーロサンプ・ゲダームもその１人である。ただ、問題がないわけでもない。 歴史あるD&Dのアイコンキャラクターをつぶさに把握しているのは相当コアなファンだけだ。日本は当然だし、海外（アメリカ）でも若年のD&D 5Eユーザーは詳細を把握してない。ならアイコンキャラクターの紹介はアドベンチャーの記述だけでも十分だ。
※12 デイル暦1360年頃から活動するヒューマンの作家で賢人で旅人（本人の談話）。つまるところヴォーロの年齢は１20歳以上だ。その長命の理由には様々な背景――幽閉され一時期は蛙の像になっていた／不老の指輪を持つ――があるが、本人は以前と変化なくトリックスターでトラブルメーカーで、あらゆるものと友人になれる愛嬌を持つ。
※13 ※34も参照。赤身がかった金髪でヴォーロと一緒に居た当夜は公子然とした出で立ちで行動していた（重要）。
※14 私は筆で戦う！（本人の表現）
※15 というかヴォーロっていうキャラクターの人生遍歴と歴史を見た場合“なんとか”しかしてない。
※16 以前からふれているが、こういう遠慮なき「登場人物の登場」や「物語の進め方」は“公式”アドベンチャーしかできない。
※17 「えっ？ ヴォーロってこういうキャラクターなの？」。うん。ヴォーロってこういうキャラクターだよ。解像度と再現度は誓って誇れる。
※18 「（PL）このキャラクターずるくないか？」。たしかに。そういうところが愛されて憎めない。
※19 「なんとかなる（ヴォーロ）」
※20 ウォーターディープの街の南に位置する貧民街／貧民窟。裕福ではない人々が棲み付き、治安が悪く、様々な人種や種族が入り込む。違法行為を働く店や商売も多い。昼でも夜でも照明が付き、灯を持つ必要がないというのがウォーターディープの建前だが、一帯の外灯や照明は破壊いちじるしく、手持ちの灯が必要だ。
※21 ガラス窓を持つ乗り合い馬車で、乗客が座る荷台客室を塔状に何段も積み上げ、複数の乗客を乗せ走る。ウォーターディープ独自の乗り物。
※22 ウォーターディープの治安を守る警察組織。D&D 5Eの舞台の“北方”で最も高度に組織され訓練をされた治安維持部隊。非常に強力（実際にキャラクターデータにおいて強力だ）で、士気が高く、規律も厳格だ。
※23 簡単だが、根本的であり、取り返し不能なミスの典型。
※24 「なんとかなる（DM）」
※25 ビホルダーの剥製を吊る非常に奇妙な店舗。店主はボイラーと同様にめずらしいディープ・ノーム（スヴァーフネブリン）で、博識な様子だが、店名のゾロブは彼の名前ではない。内部全体を紫色に塗り大量の珍品奇品を取り扱う。
※26 どの街にも表側と裏側があるものだ。
※27 フォーゴトン・レルムのアイコンヴィランの１人マンシューンが創設した犯罪集団。あらゆる犯罪へ精通して実行する集団だが、D&D 5Eでは悪役の性格は薄れ、報酬と引き換えに危険な仕事を行う傭兵集団の性格も強化されることになった。
※28 ブーツ・オヴ・エルブンカインド（<隠密>技能に有利を得る魔法のアイテム）の効果もあって今回もボイラーの活躍は安定していた。
※29 羽毛を持つ鳥頭の人型生物。ひとところにとどまらず、放浪を続け生活する。声真似が非常に上手く、また相手の不意を討つ事が非常に得意。この特徴を利用して、諜報や暗殺といった生業に就く。
※30 不意討ちに成功した場合、自動でクリティカルヒットとなって、かつ武器の最大ダメージをあたえる。ローグの類型のアサシンの能力。
※31 イブルはモンクの能力の「運足法」で15m/50ft.移動することができる。グリッド／ヘックスなら８マスだ（通常だとキャラクターは６マスしか移動できない）。
※32 ※44も参照。「ウォーターディープ：ドラゴン金貨を追え」の第１章「窮地の友」は１レベルキャラクターを対象にしている。「スタータセット：竜たちの島ストームレック」を経由しているPCは３レベルまで上昇している。当然、PCが対決するケンクの体数は増加させているが、ケンクは不意討ちへ関わる特徴も使用できなかった。
※33 ウェブページの「登場人物」た行を参照。
※34 13も参照。白味がかった金髪でフルーンと一緒に居た当夜は公子然とした出で立ちで行動していた（重要）。
※35 アーティファクトのことをレーネアはまったく把握していない。存在することも知らなかった
※36 時系列順にすると以下だ。“ストーン・オヴ・ゴロア”の在り処を聞き出す目的でゼントがレーネアとフルーンを拉致。 → 瓜二つの２人にゼントが混乱する。 → レーネアが拘束を解き鰊の樽の裏に身を隠す。 → “ストーン・オヴ・ゴロア”の在り処を知るレーネアを奪う目的でザナサー・ギルドのケンクがゼントの倉庫を襲撃。 → ゼントが全滅 → ケンクはフルーンをレーネアと思い込み拉致する。
※37 フォーゴトン・レルムで最も有名な派閥・組織の１つ。ウォーターディープを本拠地とする犯罪集団で組織の首領は犯罪王と人々が呼ぶビホルダーのザナサー。D&D 5Eの「モンスター・マニュアル」と「ザナサーの百科全書」の書影のビホルダーだ。
※38 「（都市警備隊）公子のいうことでしたら！」と態度をあらためる。冒険者たちはじつに不満であった。
※39 これは１レベル・キャラクター用のアドベンチャーである。ダンジョンの複雑さと遭遇状況（地形）が１レベルのPLとPCに見合ってない。もっと簡単でいい。
※40 このときクレンツは下水道へと設けたトイレから出現したグレイ・ウーズ（いわゆるスライム。“溶けた岩”の粘液で金属やPCの着る金属製鎧を腐食させてしまう）を扉の隙間に毛布を詰め閉じ込めている最中だった。
※41 人型生物を拘束するホールド・パソーンの呪文を使用した。なおゲームプレイの中で「（PL）トロルは人型生物？」「（DM）じゃない」「（PL）マインドフレイヤーは人型生物？」「（DM）じゃない」のやりとりがあった模様。ドウェルガルはディープ・ドワーフで自身を巨大化（大型化）する能力を持つ。フォーゴトン・レルムでドウェルガルを創造した種族が※42のマインドフレイヤー（イリシッド）だ。
※42 マインド・フレイヤー。種族本来の名称はイリシッドだ。ビデオゲーム『バルダーズ・ゲート３』でも登場する邪悪な種族で、蛸状の頭を持ち、生態学的知識や肉体改造、いうところの遺伝子的技術など、異業のテクノロジーを持つ。
※43 ザナサー・ギルドに協力しているとされるマインド・フレイヤー。その目的は不明。レーネアとフルーンを取り違え拉致したグラムシャー（ハーフオーク）を叱責し立ち去った。ちなみにナイヘルアはMt:Gの『フォーゴトン・レルム探訪 統率者』にも登場しているネームド・イリシッドだ。
※44 ※32も参照。本来は１レベル・キャラクター用アドベンチャーを３レベル・キャラクターが行う理由で、敵対するクリーチャーの体数と種類は強化した。最後の相手はグラムシャー（オークの“グルームシュの目”）、フレッシュ・ゴレーム、インテレクト・ディヴゥアラー２体、ゴブリン２体だ。
※45 グラムシャーがブレスの呪文でフレッシュ・ゴレームの命中率を上げ、ゴーレムの攻撃でドーンのhpは０になった。グラムシャーは続きスピリチュアル・ウェポンで光り輝く槍を作り出し、あらたな攻撃の起点を作る。マララがスリープの呪文でゴブリンやインテレクト・ディヴゥアラーを戦闘不能にさせるも全滅も有り得る状況。だが、ボイラーがクリティカルヒットでグラムシャーを倒し、スラ―ダルがドーンのhpをヒーリング・ワードで回復。フレッシュ・ゴレームの攻撃で、また戦闘不能となったドーンを今度はイブルが生の手で回復。ドーンがランジング・アタックでゴーレムを攻撃し勝利した。
※46 なお、今回と前回のアドベンチャーの経過時間は、PCがウォーターディープに到着してから約６時間程度だ。ようこそウォーターディープへ。
『ゆびさきと恋々』 Sign.4 「どんな声で」
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逸臣の自宅でエマと接近遭遇するのか。物語全体としては糸瀬と逸臣の関係の積み上げ時期が続く。糸瀬 × 逸臣 × 京弥 × りんがコストコみたいな郊外ＣＳでダブルデート。それぞれの関係をつむぐ展開。「聞こえないけど」「聞いてみたい」逸臣の声を想う糸瀬の感情を作中で上手く利用。２人の恋と、京弥 × りんが糸瀬と逸臣の近付く距離を認識する流れで盛り上げる。
来週はダブルデートの帰り道で、糸瀬が逸臣の自宅に立ち寄る流れ。EDの予告に見る限り、その経緯の中で糸瀬がエマと接近遭遇。１話〜４話まで糸瀬と逸臣の関係醸成には、２人以外の人物をなるべくは介入させずにきた。この状況が来週から変化しそうだ。というよりも、そろそろ波乱と刺激がないと物語にあきてしまう。結局、恋愛作品の根幹は「障害／邪魔を乗り越える２人」ですから。
『ぶっちぎり?!』 #03 「なぐり愛！世界に一つだけのウズラ」
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わかりやすい ＋ 予想した展開。まほろが目当てでシグマへと加入した荒仁。「じゃんけんで負けた方が相手を殴る」「それを繰り返して立っていた方が勝ち」の超暴力的な「あってむいてほい」が歓迎に開催される中でNG BOYSの陰謀が動き出す。 シグマの王太の闇討ちをNG BOYSは、魅那斗の仕業に見せ、 今度は魅那斗の構成員を襲い、シグマの仕業に見せ対立する状況を作る。
心土（しど）阿久太郎が、卑怯な策士で、メンバーに上納金等を要求する恐怖政治しいているのは間違いないが実力はいかほどのものか。現在の荒仁と千夜のように阿久太郎は何者かと会話している描写があるが、この段階だと、あくまでコメディ要素であって、ぜんぜん関係ないのではと思ってしまうな。本気人の千夜と対の存在の本気人がいることは確実。だけれど、まだ登場は早い。
■2024/01/29/月
こりゃ下手すると、今回の例会の感想は１万字超えするかも。でも他人がわからない感想なんてものはポリシーとしてイヤなのさ。
『HIGH CARD season 2』 #16 「ONCE UPON A TIME」
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１か月後、テロ事件は王家が隠蔽。ハイカードは活動禁止。セオドールは行方不明者に――。過去に戻り「そもそも」を説明する妥当な展開。危機のピノクルにフーズフーのノーマンがあらわれて物事の「はじまり」を話す。若き日のセオドール、バン、くわえて警部のグレッグの出会いを描く。今回だけ見ると３人の若き日の関係はいまだ良好。ただ、その関係が決裂した過去の話がまだあるんだろう。
同時にバンの最終目的とトランプのワイルド――切り札の「ジョーカー」の存在がしめされる。ジョーカーは能力は「ジョーカー」以外の「エクスプレイングカード」の能力を封印すること。このカードが破壊されればカードの封印は不可能。自由にカードが使用可能な世界が到来する。その破壊を実現するのが神殺しのサン・ガルカノ。おそらくモチーフはトスカーナのモンテシエピ礼拝堂の石の中の剣。
『姫様“拷問”の時間です』 EPISODE #04
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やさしい世界――。姫様への苛烈な拷問は続く。今回は「魔王さまふあふあわビールに陥落」。「飯テロ」ではなく「酒テロ」。クリーミーな泡に魔王さま心を折る。というか、そもそも王国の結構有力な秘密あったろ。「聖剣エクス武器職人ギルガに屈服」。林親弘があえぎ、卑猥な声で叫ぶ。これは役者魂。はじけている。収録現場でブースの共演者たちが笑いを堪えてそう。
「クロっちのマッドウルフの肉球に姫様あらたな性癖へと目覚める」。肉球の魅力が理解できない姫様に「わかって！」とクロっちが秘密を話す。結局、意気投合。あらたな性癖へと目覚める姫様パターン。「マオマオちゃんと一緒に公園で全部最高に遊ぶ」。もう牢獄の場面設定さえない模様。ブランコも、だるまさんがころんだも、全部が最高にたのしい。マオマオちゃんの笑顔がまぶしいぜ。
■2024/01/30/火
20年からTRPGのオフライン・セッションの感想で「〜参加したメンバーは感染対策ともども協力ありがとうございました。」と前置きにいれていたけど、今回から撤廃。ひとつの節目ではある。
■2024/01/31/水
日中の季節はずれの陽気にスーツだけでコートをもっていかなかったけれど、夕方から冷え込み、帰宅のときは寒かった。
『戦国妖狐』 #４ 「迅火と人間」
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親切伝染計画。なお、完璧・無限の救済を要求する傍若無人は殴る模様。断怪衆の総本山で野禅に敗れ、以後、一緒に暮らし始めた迅火とたまと信介と灼岩。迅火とたまは近隣の村を脅す闇（かたわら）の説得と退治に向い、魔剣を使う雷堂斬蔵と出会う。斬蔵はまったくもって、水上悟志作品に必ず登場する、飄々とした強者である。実際、斬蔵は普通の剣で迅火に勝利する。
斬蔵との勝ち負けより重要な部分は、斬蔵との勝負を経て、迅火が人間を学ぶ部分。完結までやる以上、本作の醍醐味は長期的なキャラクターの成長と変化。同時に獲得する「しがらみ」や「弱点」。人と闇の共存を説くたまは、迅火が真実の化け物にならならないブレーキ。だが、純粋に強さを求める意味では共存など「邪魔」な「しがらみ」。この二律背反が本作の魅力。
『メタリックルージュ』 第四幕 「自由と幻影と」
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マキアスがインモータルナインのアフダル。ネアン居留地でリーダーのユヴァルを殺害した容疑でとらわれてしまったルジュ。救出に来たナオミに、彼女は現在の状況を利用して幻影のヴェルデを炙り出す計画を話す。全体としては、“自由”なる事象へと感じる虚無を中心に今後の伏線をばらまく展開。人間も人造人間も、結局は、なにかへしばられ“自由”ではない。“自由”とは「死」のみ。
この哲学的到達点がマキアス ＝ アフダルが人間と暮し得た解答。誰かに頼って、他者と他者が関係している状態に個人の真実の“自由”などない。わかりはする。人間感情において“ただしい”とはいいたくないが。当初のルジュとナオミの目標のヴェルデは、冒頭の移動サーカスの主で来週登場。その登場の予感を最後に次回へ続く。ジャロンとナオミの劇中の会話を聞く限りナオミには秘密がありそうだ。
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