新潟・新発田Ｂ級グルメ、駅前の食堂「渡長」、卵でとじていない新潟の「カツ丼」の青海苔掛けバージョン（12/26）

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１２月２６日火曜日は年末の旅行で、秋田から「青春18きっぷ」で東京・八王子の実家まで移動する１日で、羽越線で新潟県を回って行くことにした。
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ＪＲの普通列車しか乗れない「青洲18きっぷ」利用だし、今回の経路では列車の運行本数が少なく、順々に乗り継いでいかないと帰着が遅くなってしまうので、どこかで途中下車して飲食店へ昼飯を食べに出る時間の余裕はない。

ただ、昼食時間帯に乗り継ぐ駅では、新潟県の村上で36分、新発田で35分、新津でも35分乗り継ぎ時間があった。

自分は若い頃から「全日本卵でとじていないご当地カツ丼愛好家」を標榜しており、これまであちこちの「ご当地カツ丼」を食べ歩いてきた。
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新潟県で「カツ丼」と言ったらソース味ではなく醤油ベースの甘辛いタレに浸したトンカツだけを盛るスタイルが一般的で、近年は「新潟たれカツ丼」などと呼ばれるようになって新潟名物の１つになり、駅弁にもなっているくらいである。
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去年のお盆に新発田に泊まったときに訪問しよう思っていた新発田駅前の店はお盆だからか営業していなかったが、とにかく駅前に新潟スタイルのカツ丼を提供する食堂があることは分かっている。
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そこで、今回乗り継ぎ時間は35分しかないから、お店が満席だったら待ってられないのであきらめて次の乗り継ぎ駅の新津で駅弁でも買うことにしてその食堂「渡長」へ行ってみると、地元の児童２人が何を食べようかショーウインドーを物色しており（写真１）、彼らの後になってしまうと２人分時間が遅くなってしまうので追い抜き先にお店に入ると、まだ配膳されていない先客はいたが店内は空いており、これなら大丈夫だろうと「カツ丼（800円）」を注文。

新潟で「カツ丼」と言えば卵でとじてはおらず醤油ダレが掛かった「たれカツ丼」が一般的だが、青海苔が掛かっているのは珍しく、４年半新潟勤務していた自分も青海苔が掛かったカツ丼は記憶にない。
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どんな味がするのか早速トンカツを食べてみる。

ベースは新潟では一般的な甘めの醤油ダレだが、青海苔の存在感が強く、こんなの初めてだが青海苔の苦みが効いておいしい。

よく見るとトンカツは２段になって盛られているではないか。

トンカツとご飯を一緒に食べても当然旨い。

下の段のトンカツには青海苔は掛かっていないので、下の段のトンカツは食べ慣れた「新潟たれカツ丼」の味わいでもある。

時間がないので青海苔の有無による２つのトンカツをそれぞれじっくり味わう余裕はなかったが、おいしくいただき残り１口まで食べ進んだ。

そして完食。

乗り継ぎ時間は35分しかなかったが、次に乗る予定の列車の発車10分前には食べ終わり、食後に一服してからでも発車５分前には列車に乗り込めた。

大急ぎではあったが新発田での乗り継ぎ時間で昼食にして正解だった。