ヒビノキ778（6月26日〜7月2日までの１週間／週後半）

2022/６/26〜2022/07/01までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2022/06/30/木



ひさびさにランカーになったぞ。しかもはずれ装備ではなく「つよつよ新型夜偵」をもらう。夜戦接触が単純計算でLv99なら80％以上、Lv120以上なら100％発生する。ランカー報酬以外の入手手段がなければダメでしょこれ。

『まちカドまぞく 2丁目』 第12話　「闇夜の儀式！まぞく新たなる仲間!!」
https://www.tbs.co.jp/anime/machikado/
最終回。陽夏木ミカンのお悩みを解決するため彼女の心の中へ。シリアスとはいえ最後までコメディより。外部の世界を知覚できないミカンの体内で、使い魔ウガルルは彼女を守り続けた。結果としては迷惑だっだけれど、彼女はミカンを守る事に真剣であった。そのウガルルへ依り代を与え、たのしいせいいき桜ヶ丘の住人がまたふえた。ほんわかゆるゆるまぞくとダメダメ魔法少女の日常は続く。

１期から（ほぼ）３年があいた続編だったけれど、前作の空気を踏襲しながら上手に着地した。キャラクターのかわいさとシュールさも増量。１期と違う部分は物語の指向。作者のかんがえる千代田桜とせいいき桜ヶ丘の秘密に関るメインストーリーの消化。この強く濃いメインストーリーの存在が、本作とほかのスライス・オブ・ライフのことなる部分でユニークさ。続編はのんびり待ってます。

『サマータイムレンダ』 第12話　「血の夜」
https://summertime-anime.com/
デッドエンド。４週目は失敗で５週目へ。今週で第１クールが終了し来週が第２クールの最初。作品全体の人間関係とキャラクターの素性は大体解決されたな。菱形病院の院長――菱形兄妹の父親（青銅）が「影」に協力するのは亡き妻を「影」にコピーしてもらったから。ハイネは蛯子様が最初にコピーをした「影」。そうしてシデは慎平のタイムリープ能力を把握している。

ですからあと判明してないのは、（おおむね）日都ヶ島に過去どうして「影」が到来したのか？　青銅の祖父はなぜ「影」と協力関係をむすんだのか？　これらの“起源（オリジン）”と“原因”だけだな。この解明自体が次回のタイムループの目的。カギは日都神社の宮司・雁切になりそう。問題は雁切が影側の人物かもしれないこと。この探り合いも次回のタイムループの主題になりそうだ。

■2021/07/01/金
直行直帰して早めに帰宅したので散髪にいった。本当に日記の記述が「前回いつ散髪にいったのか？」の確認の方法になっている。

『神クズ☆アイドル』
https://kami-kuzu.com/
原作はコミックZERO-SUMで連載しているいそふらぼん肘樹の漫画作品。「イケメンなら楽して稼げる」とスカウトされるも、実際には努力と根性のアイドル業界――この状況から仁淀ユウヤは相棒・吉野カズキの足をひっぱる。そのユウヤが不慮の事故で死亡したアイドル・最上アサヒの幽霊と出会う。根が良いユウヤはアサヒを不憫に想い自身に憑依させステージにあげる。

設定は地下男性アイドル。このジャンル自体は増加したけど、アイドルの幽霊がやる気のないアイドルに憑依する仕組みはおもしろいな。憑依以前から存在する仁淀ヲタわらった。需要はどこにでもあるんやで。監督は「ダンロン３rd」の福岡大生。制作はStudio五組。順当に「ゆゆゆ」関連作のスライド。現在の５組の内情をくめば作画は普通でパッしないけれど、前向きな作風のコメディですから安定はしそう。

■2022/07/02/土
KDDIの障害でauユーザーの自分自身も被害の真っ只中だが、 自宅Wi-Fiがあるし問題はさほど感じてない。ただ携帯以外のインターネットの通信インフラがないヒトならば――そして実際結構いそう――はしんどいなこれ。

『シュート！Goal to the Future』
https://shoot-anime.com/
原作は週刊少年マガジンで連載していた累計５千万部の大島　司の漫画作品。掛川高校サッカー部員らがグラウンドへとかける青春を描く。93年〜94年に放映したテレビアニメの続編。舞台は現代の掛川高校。弱体化をした掛川高校に通う主人公・辻秀人と原作の登場人物で監督となった神谷篤司を中心に描く。

初回はサッカーを愛しながら避けている秀人の現状と寄せ集め状態の掛川高校サッカー部員、その監督にあらわれたＯＢ神谷の一幕。監督はニチアニ出身で児童作品と関係の深い中村憲由。制作はＥMTスクエアード。サッカーの才能はあるもののふさぎこむ秀人、一部でやる気のあるサッカー部員、原作の登場人物の成長と作画はよくないが展開は鉄板。新規開拓ではなくオリジンのファンむけの印象。

『てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!』
https://teppen-anime.com/
原作は月刊ブシロードで連載している原案いぬじゅん × 漫画なまむぎ × 原案協力チームＹの漫画作品。漫才グランプリ「てっぺん」の頂点を目指す高校生漫才師（女子）たちが共同生活を送る宿舎。この宿舎へ入舎した、阪本やよい、高橋よもぎ、細野ゆず、以外の地区代表がお笑いのてっぺんをめざす。監督は高松信司。制作は19年からテレビアニメ元請けを開始したドライヴ。

初回は寮生の紹介と妥当な滑り出し。ですけどお笑いがテーマのアニメってむずかしいんだよな。20年の「まえせつ！」がそうでしたけれど、メタ視点が邪魔をする。たとえば作中の漫才／ネタがちっとも面白くないのに、観客が爆笑している様子でフィクションと視聴者たちの感覚にずれがうまれる。ただ作風において舞台と観客が関係する描写は回避できない。この部分がうまくいかないとつらそう。

『リコリス・リコイル』 第１話　「Easy does it」
https://lycoris-recoil.com/
原案・アサウラ × 監督・足立慎吾 × 制作・A-1 Picturesで送るオリジナルアニメ。足立慎吾の初監督作。 犯罪を未然に防ぐ秘密組織「Direct Attack」――通称DA。独断行動が原因でDAから異動命令をうけた井ノ上たきなは、凄腕と噂の同じ「リコリス」――錦木千束が働く「喫茶リコリコ」へ異動することになった。初回はたきなの異動理由と天真爛漫な千束との凸凹相棒関係をみせる。

さすがはA-1 Pictures。作画は丁寧でキャラクターはかわいい。アクションもしっかり。銃の撃ち方や持ち方、千束のCQB／CQCもばえる。ただ１話時点の印象は「銃を撃つ可愛い女の子たちのＰＩ稼業」以上の感想はないな。作画で見栄えはする。でも設定自体はありきたりでユニークさがない。異常な状態のスカイツリーなど、おそらく世界設定でもうひとひねりありそうではあるが。とってはおきます。

『Engage Kiss』
https://engage-kiss.com/
監督・田中智也 × 構成・脚本・丸戸史明 × 制作・A-1 Picturesで送るオリジナルアニメ。太平洋上に位置するメガフロート都市「ベイロン」。ベイロンに姿を現し人間をおびやかす「悪魔」を処理する民間軍事会社。この一角を担う万年貧乏の緒方シュウおよびヤンデレ悪魔ＪＫのキサラ。そうしてシュウの元恋人――退魔稼業を営む夕桐アヤノとの関係を描くバトルありのラブコメ作品。

初回は順当に男子１人に女子２人の三角関係を描き、敵対存在「悪魔」との戦いを展開。今期は「リコリス」と２本体制ですけどA1の作画は上々。丸戸史明の得意分野で３人の恋愛関係のテンポもよい。ただ「リコリス」以上にありきたりな設定。一昔前のエロゲみたいでユニークさはない。この時点の印象だが、登場人物の過去や背景で物語の展開は変化しようと世界全体の見方が一気にかわる要素はなさそうだ。