日本では一切報道されないが、日本で一番注目すべきウクライナのできごとは、ウクライナ軍のクラスハ4の鹵獲とロシア情報将校の捕虜獲得である。
ウクライナ軍のニュースによると、電子戦指揮のロシア軍データのほぼすべてが詰まったクラスハ4というコンテナが3月23日、ウクライナ軍によって鹵獲されている。
これはロシア全軍にとって恐るべき事態である。
現代戦において相手のレーダーや誘導波を撹乱するジャミングという技術は必須なのであるが、このクラスハ4は、ロシアが近代戦において築き上げたそれらデータがすべてつまっている。
つまりそれを奪えば、ロシア全軍のレーダーやミサイルの誘導電波を無力化できて、しかもすべての通信傍受が可能であるということ。
銀次郎なりの例えを言うと、イキっていた中2ヤンキーが、すべてのエロ本を母親に奪われ、しかも携帯で行っていたエロトークのすべてを家族に聞かれるということで、勢いの強いオラついた中2ヤンキーでさえ、いきなり永平寺へ出家してしまうような事態なのである。
自分がプーチンなら、間違いなく戦術核を使って、このクラスハ4のある地区を焼け野原にするだろう。
しかし、このように重要な電子機器を搭載する前線機器のすべてには、まさかのときのため、例えば遺棄撤退のとき、すべてをリセットするボタンもあるので、それが押されていなかったらの話だが、今回の報道では押されていなかった可能性が高い。
情報将校までが捕虜になっているからだ。
自分からすると、どうして日本がこの報道を一切しないのか不思議に思う。
揚陸艦一隻を火だるまにしたことよりはるかに重要なニュースなのに。
ニュースソース
https://twitter.com/UAWeapons/status/1506306740421341193
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