2022/２/20〜2022/２/26までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。
■2022/02/24/木
「ロシアは制裁案をかんがえれば軍事進攻はしない」予想した大方の専門家や評論家は“現実”をはずした。東側と西側の緩衝地帯で境界であった東欧各国が、地政学的に重要な地点であるという事実は中世以前から変化してない。
そのうえでウクライナは親米派・親欧派。NATO加盟を望む。当然ロシアは軍事的な配備や西側の価値観、政治観が侵入する入り口はふさいでしまいたい。でもウクライナは「西欧的価値」を“選択”してなびかない。
では強引に武力でとってしまおう。まったく「ただしく」はないが、問題の根幹はここだよな。現在、経済発展している東欧諸国もそうでないウクライナをふくめた東欧の国々も西側の経済ブロックに加盟したがる。
一方、ロシア経済圏に加入しようとはしない。そもそもロシア経済圏が、NATOに加盟してない東欧各国に「西側以上に魅力的で経済的なプラン」を提供できれば、各国は自然と東側へはいる。軍事進攻せずとも重要な戦略拠点がとれる。
「でもできない」。ですから軍事進攻する。ロシアは経済低迷が長期化し、産業育成や文化輸出も醸成できていない。我々もBtoBやBtoCに関る世界的なロシアの民間企業やサービス、エンタメは想像できない（実際“ない”）。
これによって諸外国の投資率も低く、対外開放も弱く、今後、資源分野以外で強い経済成長もみこめない。資源も技術革新によって各地で採掘可能地域が増え、エネルギーシフトもともなって今後どれほど経済基盤となるかわからない。
医療進歩による世界全体の長寿化と出生率の低下、労働力の不足はロシアも顕著。年金、医療負担の増加、この先行きを勘案するとロシアの未来はけっしてあかるくない（今後広大な領土をささえられるかもわからない）。
その「経済ブロックに加入したいか？」といえば「ノー」は明白。東欧各国が西側になびいちゃうのはしょうがないよな。ロシア指導者たちの政治的失敗でウクライナを自らの側に引き込めない。なら戦争で奪い取るが回答かも。
『王様ランキング』 第19話 「最後の砦」
https://osama-ranking.com/
つまらなくはないんだがさすがにオーケンでひっぱりすぎだよな。以前からふれているように王国へ帰還してから、本当に物語の展開がスローペースになった。物語の筋書……というかストーリーラインもよろしくない。とにかく物語の後半――ボッスがダイダへ憑依後の経過の中で、登場人物の背景や感情を開示しすぎる。「つめこみ」すぎのきらい。たとえばダイダ／ボッスがベビンへ語る今回の昔話ですよね。
これならベビンと昔話を行う設定さえ切り離せば、ボッジ修行編のときにホーマの滅亡でボッスが見た悲劇を交互に語る事はできるはず。オーケンがデスパーの修行の日々を思い出す場面もそうで、こちらもボッジ修行編のときにデスパーがオーケンに稽古をつけた過去を入れ込める。ならオーケンが今回“覚醒”する場面がより効果的に展開できそう。とにかく物語の前半・後半のバランスが悪い。
■2021/02/25/金
下の子が『ELDEN RING（エルデンリング）』購入して会社に持参してきた今日とか、翌日の例会で話題にしたんだけど、オレは現在、新世代機を「PS5５」か「Xbox Series X」どっちにするか迷ってるんだよな。
すくなくとも今後ベセスダの作品はPS５でプレイできん。だとするなら新世代機はXboxへと乗り換えた方がいい。あとこっちも話したけれども、XBOX GAME PASSやnvidia game passのストリーミングプレイも実現可能になってきた。
ですから今後の買収の状況をふくめ、今年のうちに新世代機を選択して「そのあと」かもなあ。我慢できずに購入しちゃうかもしれんが。あとどっちにしろ、今後自分はリテール（物理ロム）はいらない。
新世代機の乗り換え以前に物理ロムは売却しちゃいます。後方互換ですから。たとえば以前もってたソフトはセールで購入しちゃえばいいしね。いずれにしろちょっとかんがえる時期。それ以前にとにかく品薄状況を改善してほしいが。
『からかい上手の高木さん３』 第８話 「寄り道� 心鵑蠧鮫◆心鵑蠧鮫�／寄り道�ぁ織譽鵐織�DVD」
https://takagi3.me/
「小瀬の重ね岩」に３組のカップル（？）が向う三者三様のお話し。ただ「良い恋階段」の部分は脚色なんだな。実際「小瀬の重ね岩」へ向う行程は、頂上まで階段がすべて整備されているわけではない。十分な準備をせずにノリでいくと痛い目にあいそうだ。「寄り道� 廖繊峇鵑蠧鮫ぁ廖� �，論省� × 高木カップル。�△�中井 × 真野カップル。��が明日は土曜日組。�い�浜口 × 北条カップル。
��をのぞき「〜犬もくわん話」。西片 × 高木カップルは高木さんが積極的ですから両者の関係がスムーズに進展していく。問題は浜口 × 北条カップル。完全にのろけみたいな腹の探り合い。先は長い。ユカリちゃんは明日は土曜日組で恋話する野望をまだあきらめてないんか。「レンタルDVD」 「100%片想い 劇場版」を西片と高木さんが２人で観に行く約束をする甘酸っぱい回り道。
■2022/02/26/土
午後から都内でTRPGのセッション――。『THRUSDAY（未訳）』のPLと『Delta Green: The Role-Playing Game（未訳）』のGM（HL）をやらせてもらいました。参加したメンバーは感染対策ともども協力ありがとうございました。
●THRUSDAY
タイムループ作品。ストーリーメイキング。ロクでもない「自称芸術家」「拝金主義者」「厭世家」「流行引率者」の４人が自身のアイデンティティを叶え、繰り返す時間の脱出をめざす。脱出には全員のアイデンティティの成立が必要。
１人のPLが死亡を選択・演出したなら、そのループは終り、以外のPLも死亡しないとならないゲームルールは暴力的だけどユニーク。ただ事前に「死亡回数を制限する」あるいは「ループ的時間を脱出する大体の目標設定」が必要かも。
でないとPLの連携や脱出へ進む方向がわかりづらくなる。あとトークンを消費して行なう強めの行動は他人により強制力があってもいいかもな。みんなマヌケな死に方を演出するのがじつにたのしそうでよかったぜ。
●Delta Green: The Role-Playing Game
05年から毎年開催しているショットガン・シナリオ・コンテストのなかから2018年の再優勝賞作品を遊ぶ。人間の眼球内部に入り込む正体不明の生物とDGエージェントが闘争する。ＳCP財団のような展開で同時にDG好例のモチーフ。
進化した科学技術や人間の領域拡大がクトゥルフの神話的事象の活動を再開させてしまう。PLのダイス目が悪く、また後手後手に回り、PCの眼球に寄生生物が入り込む。さあ困った。「やるしかない！」と防御の儀式をPCの肉体に刻む。
結果、PCの１人が左眼を失明。隻眼状態と化す。それでもなんとか寄生生物をカメラのレンズへ閉じ込め回収。PLがいわく。「どんどんエージェントがダメになっていく／常識からはずれていく」。本当だわ。
●世界でイチバンの国
https://bodoge.hoobby.net/market/items/4027
「面積」「最高地点」「平均気温」「人口」「平均寿命」「平均GDP」を比較して各データで「最も高い国」あるい「最も低い国」を配置したPLが勝利。パーティゲームとしてはおもしろく知識がふえる後学にも。にしても知らない国ばかり。「中途半端な国が一番困るよね」。みんな失礼だよ！ あっ……いま問題の国が。
●なんちゃって銀行強盗
https://bodoge.hoobby.net/market/items/4798
自身の銀行の預金を成長させつつ銀行強盗を行うひどいゲーム。自身の銀行ではなく、相手の銀行に手札を送り込み配置することができるために「その銀行にどのぐらいの預金が存在して強盗で分け前を要求するのか？」判断しずらい。分け前の目論みが失敗したときに「なぁーだめかー！」ってなる。さすがだぜクニツィア先生。
『ルパン三世 PART6』 第19話 「２人の悪女」
http://lupin-pt6.com/
普通なんだけれど「おもしろいか？」といえばそうではないな。不二子と以前一緒に仕事をした腐れ縁の女泥棒アメリア。ふたたび不二子のもとへ姿を現した彼女は、アイオン教団・教祖の首飾りを求め不二子を誘う。教祖の正体は、以前２人が盗みに入ったＩＴ企業の社長グレイソン。グレイソンはダークウェブや人身売買の運営に手を染める悪党。そうしてアメリアは当の人身売買の犠牲者である。
過去から現在の状況と、ルパンがお宝を狙うダークウェブ「インビジブル」をふくめ全部ジェイムソンとつながっている。その「つながり」はいいんですけど、いかんせん、すべてが浅すぎるな。前編と後編があるならばまだしも。同時にこの複雑性の代償に不二子とアメリアの女同士の友情や関係、悪女の部分もぼやけてしまっている。よくばりすぎ。後半のゲスト脚本回はパッとしないな。本当。
『その着せ替え人形は恋をする』 第８話 「逆光、オススメです」
https://bisquedoll-anime.com/
まじラブ。ただ物語自体は原作消化の調整にあわせあきらかにスローペースになった。とはいえ放送約２ヶ月で原作１50万部を増刷した実績でみれば、この時点でもはや「２期」がないとは想像しずらい。ですから妥当な進み方か。ジュジュさまのコスプレ衣裳制作にあわせ、彼女のカメラマンをつとめる妹・心寿と、コスプレ撮影における一眼レフカメラの重要性と写真表現の幅を解説。
４話に続きシリアスというか、まじめな成分が多め。ジュジュさまの五条の衣裳に一目惚れした感覚が、当時、祖父のひな人形に一目惚れした五条の「うれしさ」とシンクロする。強引に五条を海へと連れて行った海夢が「コスプレ」といった五条との接続と関係性なしに「本当に五条へと恋する自身」――つまりは打算的でなく彼が本当に好き――と自覚する展開。アングルと波を含め海の作画がめっちゃいい。
『明日ちゃんのセーラー服』 第８話 「次は勝ちたい」
https://akebi-chan.jp/
水泳の作画うまいよなあ。水上りり ＋ 龍守 逢の掘り下げ。そろそろクラスメイト全員の掘り下げも完了が近い。文化祭の対抗戦で各競技の割り当てが決まる１年３組。龍守は「クラス対抗戦で勝利をめざす！」と木崎の推薦で小路を水泳へ抜擢。その水泳で彼女は水上とアンカーを賭け勝負する。水上は小路と制服交換を賭け彼女をあおる。正義感が強く真面目な龍守は彼女の焚き付けに怒る。
この「楽園モラトリアム」の美少女たちに「悪人」はいない。ですから水上の焚き付け方 ＝ 小路をあおり「真剣勝負」に持ち込む事。これに怒る龍守は彼女と水と油。真逆の性格を対比させ上手く話を運ぶ。いままでとは毛色が違い、真剣勝負と競い合いの話。同時に制服交換を賭けた事が小路の制服が夏服へ変る事を印象づける。そりゃあ父は出勤をおくらせてでも娘のはじめての夏の制服姿見たいよな。
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