The Rolling Stones「No Filter US Tour 2019 Hard Rock Stadium,Miami Florida」(2CD-R+1 DVD-R)

<チャーリー・ワッツ追悼-2>

既にスティーヴ・ジョーダンを代役にツアーをスタートさせているローリング・ストーンズだが、スティーヴ・ジョーダンはチャーリー・ワッツがドラッグとアルコールの問題で充分なプレイを出来なかった時期のアルバム「Dirty Work」(1986)と「Steel Wheels」(1989)でドラムを叩いていた人だし、チャーリー・ワッツも了解済だったそうなのでこれに文句はない。

ストーンズの録音のやり方からすればほかにもチャーリー・ワッツがドラムを叩いていない例があると考えられるので、やはりチャーリー・ワッツを追悼するにはスタジオ・アルバムよりライヴ。

こちらは2019年8月30日マイアミ、ハード・ロック・スタジアム公演を、オーディエンス・ショット及びオーディエンス録音で収録したExileレーベルの3枚組。

2019年のUSツアー最終日、即ち結果的にチャーリー・ワッツ最後となった公演である。

チャーリー・ワッツが亡くなったのは2021年8月24日だから、そのほぼ2年前の公演となる。

これがオンタイムでリリースされた時には、よもやこの公演がチャーリー・ワッツの最後になろうとは思わなかった。

曲目は

1. Intro
2. Jumping Jack Flash
3. It's Only Rock 'n' Roll
4. Tumbling Dice
5. Out of Control
6. Under My Thumb
7. You Can't Always Get What You Want
8. B-Stage S.E.
9. Sweet Virginia
10. Dead Flowers
11. Sympathy for the Devil
12. Honky Tonk Women
13. Band Introductions
14. You Got the Silver
15. Before They Make Me Run
16. Miss You
17. Paint It Black
18. Midnight Rambler
19. Start Me Up
20 .Brown Sugar
21. Gimme Shelter
22. Satisfaction

映像はワンカメのオーディエンス・ショットで、まあまあのクオリティだが、CDの方はなかなかの高音質だ。

しかしこの公演は映像で観る必要がある。

本来翌日がツアー最終日となる予定だったのをハリケーン襲来のため1日前倒しして行われた公演だが、この公演のアンコールから雨が降り出してしまう。

これが今にして思えば涙雨。

雨を物ともせずに笑顔を見せるチャーリー・ワッツの姿が心を打つ。

https://youtu.be/NmXYRZqk7wY




#追悼 #チャーリー・ワッツ #ストーンズ #ロック