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2021年10月08日23:52

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ヒビノキ741(10月3日〜10月9日までの1週間/週前半)

2021/10/03〜10/09までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。

■2021/10/03/日
「Call of Cthulhu publisher Chaosium acquires The Dhole’s House」――。

フォト

フォト

https://www.geeknative.com/135498/call-of-cthulhu-publisher-chaosium-acquires-the-dholes-house/

https://www.dholeshouse.org/

ケイオシアムが『クトゥルフ神話TRPG』のウェブプレイエイドツールを制作している「The Dhole's House」を買収した模様。ケイオシアムもD&DのCritical Roleみたいなことをやりはじめたしビデオオンセに注力したいんだろうな。

以前、Drivethrurpgでも『クトゥルフ神話TRPG』のオンセツールのアンケートがきたてし、タクティカルな戦闘部分を切り離し、物語を主体にしたい層の好みが、アメリカにおける最近のCoCの復権に関係してそう。

『ラブライブ!スーパースター!!』 第10話 「チェケラ!!」
http://www.lovelive-anime.jp/yuigaoka/
平安奈すみれセンターになるってよ。ついに始まった「ラブライブ!」の予選。だが出場グループ過去最高の状況に運営は課題曲へ「ラップ」を設定する。「ラップ」にすみれが意外な才能をしめしセンター抜擢。おそらくメンバーのなかで一番ハイスぺックなのってすみれだよな。歌と踊り、以外の芸能、料理から家事までなんでもできるもん。とはいえ、それゆえ特徴がつたわりずらい。

展開としては、すみれをセンターに選び出しクゥクゥと彼女の仲を深化する。ハードルは2つ――「万年2位でセンターに立つ“自信”がじつはないすみれ」と「ラブライブ!で結果がでなければ帰国するクゥクゥ」。クゥクゥの問題は今後の伏線かもしれんが、すみれの背中は押す存在はそのクゥクゥ本人。結実のステージですみれがセンターの「ノンフィクション!!」はすごく艶っぽい作り方。コケティッシュ。

『テスラノート』
https://teslanote.net/
マガジンポケットで連載している原作・西田征史と久保忠佳、作画・三宮宏太の漫画作品。エジソンのライバルであったニコラ・テスラ。この全発明の記録が残るテスラの欠片なる存在。この欠片を回収する「ミッションT」に、根来忍者の末裔で女子高生の根来牡丹が参加する。初回は牡丹が日本安全降興株式会社のメンバーへ加入。テスラの欠片の脅威を把握するまで。物語自体のテンポはよい。

制作はギャンビット。監督はベテランの福田道生。同社の本業はタレントマネジメントと配給(原作の1人・久保忠佳は前・社長で故人)。テレビアニメ制作は新規事業。なら想像できるように、実際制作部分がCGを筆頭につたなすぎる。経験不足。実写作品に多く関るボカンと業界全体へ薄く関るタイプゼロが二社体制でCG制作。ですけど要のGCを1社でコントロールできないところはマイナス要素しかない。

『MUTEKING THE Dancing HERO』
https://muteking.jp/
原作はタツノコプロが80年〜81年に放送した「とんでも戦士ムテキング」のリブート。ネオ・サンフランシスコへと引っ越した少年ムテキは、正体不明のDJと出会い、ローラーヒーロー「ムテキング」へ変身する。前回の「ゲッターロボ」ときも思ったが、これだれが見んのよ? オレらか? 制作はタツノコ × 手塚プロ。総監に高橋良輔。監督のサトウユーゾーは初監督作。

舞台は近未来だが80年代スタイル。わたせせいぞうやシティポップを意識した作画と音楽。原典と物語の構成は変化なし。オクティンク(オクトバス…? クロダコブラザーズ?)の陰謀にムテキが変身し戦う。オールドファンたちの訴求はおさえていて変身 → 「ローラーヒーロー・ムテキング」が流れ出すのはすごくわかってる。井上和彦(初代ムテキング)が登場したらファンは涙腺崩壊だな。

『見える子ちゃん』
https://mierukochan.jp/
原作はWebComicアパンダで連載している泉朝樹の漫画作品。主人公である四谷みこはある日突然、異形や幽霊が目に見える体質となってしまう。初回はみこが異形を見るいきさつ。不気味な雰囲気と怪談テイストの作り方は好感。制作はPassione。監督は若手代表の小川優樹。Passioneとは以前監督した『異種族レビュアーズ』つながり。背後のアングルに下着のしわなど監督の得意分野もちらほら。

かわった構図や視点移動など、初回はいろいろと見せ方を工夫している。このあたりは若手監督の冒険と感性を感覚する。課題があるならば原作の作風。以後みこはヤツらを無視してやりすごしていく。この「やりすごしかた」は様々だけれど、基本、その構成が一本調子で金太郎飴みたいに続く。同じ様な話に視聴者たちを「あきさせない」ためには苦労しそうだ。この部分を監督がどう料理するか?

『月とライカと吸血姫』 第1話 「ノスフェラトゥ計画」
https://tsuki-laika-nosferatu.com/
原作はガガガ文庫が刊行する牧野圭祐のライトノベル。冷戦時代のアメリカとソビエトの宇宙開発競争をモデルにして、人間と青年と吸血鬼の少女が宇宙をめざす物語を描く。共和国はまんまソビエト。ですから訓練施設のある「ライカ」の外観もモスクワ郊外に実際あるスターシティ。宇宙開発の歴史はロシアの宇宙史をなぞっていくんだろう。有人宇宙飛行以前に人間以外の宇宙飛行があった設定。

制作はアルボアニメーション。監督は演出・原画出身の横山彰利。アルボは副監督の川口太詩がデスクになって以降、基本アゼータ・ピクチャーズの暖簾わけ。ですから作監の清水博幸、小澤円をはじめ、アゼータスタッフが多い。初回は作品の持つ静的で温度低めの雰囲気をよく表現していて好感。イリナの中の人の林原めぐみは当て書きぐらいにはまっている。とってはおきます。

■2021/10/04/月
『ウォーハンマーRPG ゲームマスター・スクリーン』購入したけど「致命的負傷表」ついてないじゃん! 武器表と防具表なんていらんのじゃよ。とはいえそもそも裏面のスペースの問題で「致命的負傷表」ははいらんかもな。

本体はむしろ同梱された32ページのゲームマスター・ガイド。「運命づけ」「依頼」「酒場のトラブル」をランダムで決定するランダムチャートかも。こなれたGMならばこれだけで1本シナリオをつくれるかもな。

『吸血鬼はすぐ死ぬ』
https://sugushinu-anime.jp/
原作は週刊少年チャンピオンで連載している盆ノ木至の漫画作品。埼玉の伊奈架町に住む伝説的吸血鬼が子供をさらっている。依頼をうけて彼の城へ乗り込んだ吸血鬼退治人ロナルド。だがロナルドが遭遇したのはとにかく死亡しまる不死身の吸血鬼ドラルクであった。すぐ死ぬ → 蘇るの不死身の吸血鬼を逆手にとって展開するコメディ。雑誌でたまに読んでるが、いかにも「チャンピオンらしいな」ってノリ。

ドラルクの中の人が福山潤で、ロナルドの中の人が古川慎。二枚目も三枚目も器用にこなす2人の演技がコミカルな相棒関係を見事に成立させてる。制作はマッドハウス。監督はスタジオ・ライブ代表取締役の神志那弘志。基本マッドハウスの専属監督ですから妥当な人選。初回はドラルクとロナルドの出会い。コメディをはさみ勢いよくポンポンと進むのであきさせない。リアルタイムの実況むきかな。

『海賊王女』 第1話 「記憶」
https://fena-pirate-princess.com/
原作はProduction I.Gと中澤一登。米国のAdult Swim枠内のToonami × Crunchyrollが制作するオリジナルアニメ。「18世紀」「王女」「サムライ」「海賊」が主題。初回は主人公フェナが処女権なんてくそくらえと娼婦・男娼の島から脱出するまで。基本、FODとCrunchyrollの配信が先行。企画の主導も海外。初回の出来は上々で作画も美術もめちゃくちゃリッチだよな。物語自体は想定の範囲だが。

誤解していたのは主人公フェナの性格で、この女子外見と違いお転婆だな。一方、真田一族のサムライはいかにも中澤一登が描くサムライのステロタイプ。海外で活動した武士集団は最近の研究ではフィクションではなくなった。戦国時代以降、武士は優秀な傭兵となって海外で活躍した記録が残る。この史実とフィクションをうまく織り交ぜどう展開するのか? 宝探し路線? とってはおきます。

『境界戦機』 第1話 「起動」
https://www.kyoukai-senki.net/
SUNRISE BEYOND × BANDAI SPIRITSが展開するオリジナルテレビアニメ。今期4本あるロボット作品のひとつ。今時本気でロボット作品を作る気持ちをまず買うし創作の熱量も高め。様々な“現在”の問題が山積した結果破綻した2060年代の日本。日本は世界の主要経済ブロックによって分割統治され、日本人たちも冷遇されることに。この状況のなかで主人公アモウは無人AI兵器のAMAIMに“搭乗”する。

初回は日本の現状を説明しながら、主人公アモウを紹介。アモウと自立思考型AIガイを引き合わせ、AMAIM「ケンブ」が起動。敵側のAMAIMを一蹴する王道の流れ。上段で解説するよう、制作にはかなりの熱量を投入。監督は元XEBEC代表取締役で現在はSUNRISE BEYOND取締役の羽原信義。メカニックをふくめサンライズの主力スタッフが参加。うまくいくといいけれども。とってはおきます。

『進化の実 〜知らないうちに勝ち組人生〜』
https://www.shinkanomi-anime.com/
原作はモンスター文庫が刊行している美紅のライトノベル。今期の「なろう系作品」。現実世界から神の名を名乗る存在により異世界へクラスごと召喚されてしまう柊誠一。グループもつくれずぼっちとなった誠一は、超特殊スキル――相手の能力を自分のものにする「完全解体」を頼り、異世界ライフを開始する。制作はHOTLINE。 じつに8年ぶりの元請作品。監督は爆丸シリーズと縁が深い奥村よしあき。

主人公の中の人が下野紘でもっているけど(声優って偉大だな)、全体のデキはあきらかに低め。モンスター文庫のアニメ化作品は「魔王様、リトライ!」以来2度目ですが、前回と同じ事になりそう。予算をもっと出さんとダメだし、8年元請やっていないスタジオにうまくまわせるわけがない。原作の作風は相手の能力を獲得するスライムや蜘蛛系ですが、こちらも特段ユニークさはなくどこかで見た感じ。

■2021/10/05/火
はや思い込みとは恐ろしきなり。自宅で確認をしたら自分『魂を喰らう墓』もってなかったよ。みんなと話題にしたり情報収集しているうち所持していると思い込んでた。ですからシナリオの内容もなにも思い出せねえ。

『takt op.Destiny』
https://anime.takt-op.jp/
原作はDeNA × 広井王子 × バンダイナムコアーツが送るメディアミックス企画。音楽へと惹かれ人々へ害を成す異形の存在「D2」。偉大な名曲の力を身体に宿し「D2」を倒す力を得た少女ムジカート。その少女を指揮するコンダクター。ムジカート「運命」とコンダクターのタクトはニューヨークをめざす。初回はタクト、運命、同行者であるアンナの氏素性と関係性を紹介する。

制作はMAPPA × MADHOUSE。監督は原画出身で作画強者の伊藤祐毅。アクション作監に岩澤亨、原画に三輪和宏、吉原達矢、前並武志と現在の若手原画巧者を大量投入。実際アクションシーンは若年ユーザーにうけそうな誇張とメリハリある作り方で見応え十分。「運命」がオルガンを運ぶ所の絵作りなんかはおもしろい。ただ物語自体は凡庸というか凡百。ニューヨークに到着するまでのロードムービーのり?

■2021/10/06/水
『クーリエ 最高機密の運び屋』――。

キューバ危機防止へと役立ったソビエトの機密情報は「いちセールスマン」がもたらしたものだったという実話を描く。物語の序盤は主演のベネディクト・カンバーバッチが口の上手いグレヴィルおじさん(スパイ)を好演。

「気楽な映画なのかな?」と想像してたら、中盤、諜報活動がバレそうになって、このあたりからアメリカとソビエトのスパイ同士達の友情へ発展する。ここにいたりカンバーバッチの演技がシリアスに一転するのが役者の力量よな。

『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』
https://puraore.com/
原作はサイバーエージェント × DMM GAMESのメディアミックス企画。 栃木県日光市が協賛。地元栃木のアイスホッケーチーム「ドリームモンキーズ」の体験教室へと参加した愛佳と彩佳の水沢姉妹。2人のおさななじみの柳田薫子と小野真美の4人は体験教室でアイスホッケーのおもしろさへと目覚める。最近でめずらしくなくなった地域協賛プロジェクト。とはいえ女子アイスホッケーが題材はニッチ。

制作はC2C。監督は以前C2Cで「ひとりぼっちの○○生活」を担当した安齋剛文。感想は一言でいえば「普通」。最初にメインキャラクター4人がアイドルばりにダンスするけど、監督の松永羊子が語る「エンタメ要素」はこういうところに発展するのか? これはしかたないがプロテクターでガッチガッチにかためた女子の容姿が地味だな。とはいえまじめにやるならその部分はふざけられないしね。

『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』
https://shinnonakama.com/
原作は角川スニーカー文庫が刊行しているざっぽんのライトノベル。今期の「なろう系作品」でもはやジャンルを確立した追放系作品のパイオニア。自身の持つ導き手の「加護」と仲間の戦闘指向との折り合いが悪く、足出まといとパーティを追放されてしまうレッド。レッドは当初の夢を叶え、スローライフを満喫するため辺境で店を開く。初回はレッドの追放劇の一幕と彼が店を持ちスローライフを開始するまで。

制作はウルフズベイン × スタジオフラッド。監督は「うたプリ」シリーズに多数関る星野真。ウルフズはふたつめの元請作品。フラッドが「ダメプリ」制作で監督つながり。想像するんだけど、追放系作品のパイオニアなんだし、もうちょっといいスタジオをもってこれなかったのかよ? アウルベアとのアクションをふくめ作画、美術、演出は体裁こそととのえているが凡百すぎるな。

『古見さんは、コミュ症です。』 第1話 「喋りたいんです。」
https://komisan-official.com/
原作は週刊少年サンデーで連載しているオダトモヒトの漫画作品。超絶美人だが度が付くコミュニケーション不全の古見硝子と、空気を読む以外普通な只野仁人が学園で100人の友達をつくる。今期の話題作品のひとつ。これは単純にすごいな。作画、美術、演出、音楽、原作をよく解釈しつつ映像にアレンジする脚色と全部そろっている。背景のモブすら描写が行き届く。なかなかできない。

原作初回の黒板の話をもっとエモく昇華していて、普通の高校生の只野を主人公にすると同時に、古見さんが守るべきヒロインで共感を抱く人物と化す「最初の一歩」は原作以上。制作はOLM TEAM KOJIMA、 総監が渡辺 歩で監督が制作進行出身の川越一生。作監に中嶋敦子。原画に早川麻実、 小川茜とOLMの主力スタッフを投入。こんだけにぎにぎした画面なら動画の人数もいるわな。とってはおきます。

『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』
https://ansatsu-kizoku.jp/
原作は角川スニーカー文庫が刊行している月夜涙のライトノベル。月夜涙の作品は前々期の『回復術士のやり直し』に続く2度目の映像化。転生以前、世界一の暗殺者であったルーグ・トウアハーデは異世界で2度目の生を得て暗殺貴族の長男に――。ルーグは自身を転生させることになった女神に、いずれは世界をほろぼすだろう勇者の存在を警告され勇者暗殺へ動く。

初回は転生前のルーグと転生後のルーグの現在を描く。同時にマフィア壊滅の依頼のなかでメインキャラクターを紹介していく。制作はSILVER LINK. × studioぱれっと。監督はわりとなんでもできる田村正文。SILVER LINK.の常連監督で妥当な人選。初回のマフィア壊滅の一幕はよく動いてる。ただ作監14人に不安要素しかない。また1話の時点で原画を4社にふってるのもな。この出来を維持できるか?
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