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2020年09月04日23:57

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ヒビノキ686（８月30日〜9月５日までの１週間／週前半）

2020年８月30日～2020年９月５日までの１週間分の日記です。
この日記は今週の日曜日～水曜日までの週前半の日記です。
■2020／８／30／Sunday
　29日午後から三河島でTRPGのセッション――。

　『新クトゥルフ神話TRPG』のキーパーをやらせてもらいました。

　

　http://r-r.arclight.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/NewCoC-QS-191220.pdf

　参加をしてくれたメンバーはお疲れ様でした。
　感染対策にくわえ、暑い中でも足を運んでもらって感謝しております。
　今後とも協力よろしくお願いします。
　ともあれ戦後75年の節目のゲームプレイとしては十分だったな。

●登場キャラクター（50音順）

▼PC①　那賀井章　31歳／男／医師
ガダルカナルから復員した従軍医師。周囲から「先生」と信頼され一番まともに見えるけどシナリオ途中に一転、戦争の記憶をわすれられない一兵士となり引き金を引く。

▼PC②　井上燕路　20歳／男／作家
上官をみると敬礼し、部隊の元・中尉に現隊復帰しました！と叫ぶ。戦争をわすれられないながらも漫画道と漫画家をめざす若者。漫画で子供の気を引く交渉の面で活躍。

▼PC③　山田巳ノ吉 31歳／男／犯罪者
ヒロポン（ヘロイン）中毒の博徒だが、戦中につちかった隠密と斥候の技で活躍。破滅的で享楽的な普段の生活に反し、今回のシナリオで唯一軍服をまとわなかった人物。

●プレイの内容

（１）
全体の背景から。*1 戦中、ガダルカナルでPCと同じ中隊に所属していた犯人の中村俊士。PCと彼はケ号作戦 *2 で救出され終戦をむかえ、*3 本土に復員した。
このキャンペーンのPCは全員「戦争の記憶」を持つキャラクター。*4 中村も一緒だ。中村は、ガ島脱出直前、友人が火炎放射へと焼かれ火の塊と化す光景にPTSDを発症。
以来「自身もそうなるのか？」と火へ取り憑かれ、悪夢へとうなされていた。*5 その中村が島から持ち帰った特殊な蟲（？）が「炎の吸血鬼」の亜種／変種だ。*6
この自然（地球）へ順応した、蝶に似た炎の吸血鬼の亜種を中村は飼育して孵した。*7 自身が火の塊へと変わる悪夢へと悩み続けながら。その中村へと訪れた転機は偶然だ。
飼育施設から逃げ出した赤い蝶が、近所の老人の肩にとまり、人間松明へと変えた。一番側にいた中村の順番ではまだないというように。中村の精神はそのときこわれた。*8

（２）
この中村とPCが事件の中で対決する。復員以後、探偵会社を興し全国で活躍する、PCの中隊の中尉であった鴉城精一。*9 鴉城は有能な元・部下を集め事件解決へ雇う。*10
その鴉城が今回持ち込む事件は、復員以後刑事となった部下、財尾義治が担当する事件。世間の話題をさらう人体発火事件であった。*11
「火焔魔人事件」――そう人々が名付けた事件を解決したいと財尾は頼む。手柄を立て世田谷警察署から花形の新宿へと異動するのが目的であった。*12
財尾の目的はどうあれど、報酬は１週間で１人２萬円。*13 ひきうけないわけがない。PCは財尾に協力。財尾が捜査本部から持ち出した捜査資料 *14 に目を通し捜査を開始。
現場の祖師ヶ谷大蔵へ。その街は75年後「PLの１人が学生時代に下宿していた」「円谷のスタジオ」があった場所。だが昭和22年のそこは空襲の焼け野原だ。*15

（３）
PLは、捜査資料にあった「全焼した平井一家の自宅」と「神社跡地」を調査する。*16 平尾一家の全焼した自宅でPCは、まず、熱で溶けたフィルムを順調に発見。
めずらしかったカラーフィルム発見に「現像から撮影した人物を割り出せる？」と調査を展開させていった。*17 ダイスの出目は乱高下したが必要な場所で成功を確保。*18
シナリオは比較的早く進行していく。ベースアップ最大の理由は、神社跡地の調査イベントだ。PCは境内で事件の後片付けを行う氏子が人体発火する光景を目撃する。
上着をかけ巳ノ吉が素早く消化する。だが、氏子は絶命。PCは氏子が作業していた茂みの中に焼け焦げた虫篭を発見する。*19
PCは虫篭の出所を探して聞き込み。なるほど。どうやら祖師ヶ谷大蔵の駅へと現れる、籠売りの老人が、“おまけ”に蝶の蛹を入れ、手売りしているらしかった。*20

（４）
虫篭をがどうしてもほしいPCは、地元の子供たちをたより入手しようとする。だが、PCの<信用>技能は低い。*21 ２円（！）もだせない。*22
井上は漫画を描き子供の気を引き、*23 博打うちの巳ノ吉が虫篭をかけて子供とベーゴマ勝負する。*24 夕方の空襲の焼け野原で。よい場面であった。*25
くだんの虫篭の中の蛹が夕闇の中でぼんやりみずから赤い光を放つ。この光景に那賀井は正気度ロールに失敗。*26 燕路のPLが「井上二等兵いまもって現隊復帰しました！」と敬礼するとばしっぷりに、自分はまともだぞ、といっていた医師の姿は今や昔。「ガダルカナルで見た！」「あの蛹が！あの蛹が！」と混乱をロールプレイ。*27
財尾が「先生！　もう戦争はおわったんだ！」とさとす始末。*28 「フィルムの現像場所の調査」と「籠売りの老人を張り込む」と、翌日の方針を決めPCは自宅へ戻る。

（５）
その日の夜、燕路と巳ノ吉たちは発火の原因とにらむ蝶の蛹を夜通し見守る。熱帯夜のなか双方が団扇であおぎ、眠らぬように眠らぬように……寝た。*29 そうして――。
巳ノ吉たちのいるバラックは炎上した。*30 翌朝、巳ノ吉は燕路の家に転がり込むと、火傷の治療と薬代を求め那賀井と中尉へたかりにいく。*31 籠の中の蝶の蛹は危険だ。
PLは、祖師ヶ谷大蔵の子供たちが老人から虫篭を購入している事実を注視した。*32 シナリオは一気に加速する。那賀井と燕路は秋葉原の写真店を当る。
巳ノ吉は祖師ヶ谷大蔵の駅へと現れた老人を尾行し、夕暮れの電車の中で彼を追う。松本清張の小説のようであった。*33 秋葉原の写真店へと持ち込まれた写真が、平井誠吉の家の火災をとったものだと確認するころ、巳ノ吉は郊外の黒川の駅で下車した。*34
敵兵を追跡するよう眼前の老人を追う巳ノ吉。そして気付くのだ。老人の変装に。*35

（６）
「中村――」巳ノ吉の声に老人が振り向いた。振り向くばすのない老人が。「山田――」老人へと化けた戦友が応え、着物の掻き合わせを開く。赤い蝶をはなつ。燃え盛る。
秋葉原の写真店から証拠を持ち帰った、那賀井と燕路は巳ノ吉と合流。状況を中尉に相談する。財尾には翌日報告するときめて、夜の闇の中PCは車で黒川へと向った。
赤い蝶の対策にウェブで検索した戦中の消火弾やバケツを用意。*36 中村の自宅へ侵入。全身に蝶の蛹が付く中村の妻――火焔魔人 *37 と遭遇する。戦闘がはじまる。
パワフルな神話生物と戦闘で中村の自宅が炎上。PCは消火弾をなげ、イクストリームの銃剣の一撃でなんとか勝利。*38 証拠を回収。そうして中村と出遭う。*39
軍服を着たPCに中村があおる。おわってないんだな戦争は、と。*40 那賀井が戦友を銃で撃ち、*41 赤い蝶が集う。巨大な炎の神のように。PC過去を置き車へと走った。*42

●注釈
※１　まずシナリオにおける「原因」と「背景」を解説しないとクトゥルフのセッションの感想は他人にわからない。
※２　https://ja.wikipedia.org/?curid=203433。「軍上層部が島内に残存した米兵戦力を読み違える」が、ガダルカナルの悲劇のはじまり。以来、作戦のミスばかりがフォーカスされがちだ。ただ、島内に残存した日本将兵を救出する「ケ号作戦」は、作戦単体で見た場合、失敗ではなく成功している。本土で陸軍と海軍の指導部が衝突するなか、約１万人の将兵を救出した。実行した駆逐艦隊の練度は非常に高い。もっとも米軍の資料から見ると、アメリカは島内の日本の残存兵力が「まともな交戦能力をうしなっていて」放置していたふしもある。物資寸断の飢餓状態で健康不良だったからだ。
※３　救出艦艇まで描写しなかったが、PLの１人がいったので我々は雪風にのって本土へ復員しました。なお、それぞれのPCが救出以後「“転戦”を経験したのか？」「どう復員したのか？」は別の話だ。
※４　https://1drv.ms/b/s!AmLkkXPJkieMwQmnuMpjBqZAOnvV?e=mpdfGsのpdfを参照。この復員軍人キャンペーンでは、『新クトゥルフ神話TRPG』から大幅にゲームルールへ活用されるようになったバックストーリーへ注目している。そうして原作のバランスをこわさない――PCが強力になりすぎるヒーローライクゲームにならないように――独自のゲームルールを導入している。
※５　https://1drv.ms/b/s!AmLkkXPJkieMwRfeIcNDe4epPTWw?e=RkfC5Tのハンドアウトの「回想」を参照。
※６　『新クトゥルフ神話TRPG』のp303を参照。「幸運」の導入でPCは強力になったが、神話生物も７版ではパワフルになった。炎の吸血鬼（炎の精）も例外ではない。
※７　炎の吸血鬼（炎の精）の亜種の能力と特徴はhttps://1drv.ms/b/s!AmLkkXPJkieMwRm7M0fNWbabLgod?e=qsjLV8のハンドアウトを参照。
※８　https://1drv.ms/b/s!AmLkkXPJkieMwRYFBENVsekNMJjL?e=bEu0Hoのハンドアウト「中村俊士の日記」を参照。「戦争の悲劇」を“エンタメ”の視点のみによって純粋に見る場合――とはいえ物語になった時点で「戦争の悲劇」は事実ではなく創作になることを忘れてはならない――王道の悲劇だ。
※９　https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=3549513&id=92250983を参照。白いスーツと白いハットをかぶり、戦中もそうであったようにいつも洒脱な上官。鴉城は事件解決にあたり、広報のような表の顔で、シナリオを解決するのはあくまで部下だったPCたちだ。ひとたらしで日本全国で事件を解決している探偵の鴉城。彼とPCをつなぐ１本の糸は、ガダルカナルで体験した“あの出来事”である。だが「その出来事がなんだったのか？」はPLもKPも謎だ。
※10　ガダルカナルでは、結果、約１万人の将兵が救出されたわけだ。中隊規模の中尉が目を付ける優秀な人材はいくらでもいるはずだ。
※11　https://1drv.ms/b/s!AmLkkXPJkieMwQiD5pgcehSGNEaZ?e=6trDpRの「新聞記事」のハンドアウト参照。
※12　もっとも財尾は何人も子供が死亡した事件を純粋に解決したいと思っている（PCの<心理分析>の成功の結果）。ちなみにこの時代の新宿は、様々な素性の日本人・外国人が跋扈する非常に危険な場所だ。
※13　現在の貨幣価値で約20万円。
※14　https://1drv.ms/b/s!AmLkkXPJkieMwRiB7fbirN6nPUg7?e=FPgyIqの「捜査資料」のハンドアウトを参照。
※15　学生時代のPLの下宿場所であった偶然。現在の黒川をふくめ、燕路のPLの「ここがこうで――」の説明は大変役立ちました。当時の空襲の状況でいえば、世田谷区の延焼は比較的ましな部類であった。
※16　最初の調査の導線を限定・明示するのはPLもKPも重要。
※17　このフィルムを発見するのがすべての調査の起点。もっともイクストリームをだして、写真撮影した35ｍｍカメラの内部にフィルムが熱で溶着。故障してるとわかるまでは想定していなかった。ちなみにカラーフィルムは、1948年に「さくら天然色フヰルム」の生産が再開されたあともめずらしかった。以外で市場に流通している在庫は「さくら天然色フヰルム」の製造元の六櫻社が、戦中軍部に納品した放出品である。現像の足取りを把握して、犯人を追跡するPLのアイデアはじつにまっとうだ。
※18　ダイス・ロールは失敗より成功のほうがあきらかにおおかった。そのため必要な情報を「ぽんぽん」と獲得していった印象。
※19　竹で編む手製の虫篭。
※20　戦前と戦後に多数存在していた「職能で各地を回る漂泊者や放浪者」を一度登場させてみたかったんですよ。
※21　このキャンペーンのPCは「復員兵士」だという設定だ。そのためキャラクター作成時点で<信用>技能を49％以上に上昇させられない。
※22　ちなみに現在の貨幣価値で２百円。
※23　「（田河水泡の）のらくろをかくよ」とロールプレイ。この物語の作り方は余白の展開としてはすばらしいな。
※24　こちらもいいよな。今回のシナリオの中で、この一連の場面展開は、本当に物語があった。
※25　こういう個人個人の物語のかけあわせが「どこにもないここしかない物語を作る」のが本当TRPGの魅力だな。一期一会の物語の共有。とても贅沢である。
※26　那賀井の記憶は戦時中のガダルカナルへ飛ぶ。医師の隣で彼が言う。インテリ風の声で。屈託なく。少年のように。「先生この蝶の蛹はですね――」
※27　「みただろおまえも！」「あのサナギなんだ！」　本当にロールプレイしているあなたのしそうですね。
※28　「戦争はまだおわってないんだ！」　この台詞のために「このキャンペーン」はあるみいたなもんだな。
※29　<POW>ロールに２人とも失敗。漫画かよ。
※30　のりつけ雅春のごとき「傍観者効果的ななにか」でだれも消防車／消防団をよばないやつ。
※31　「バラックを焼け出され、先生の病院のそばの電柱の蔭に、こげたシャツを着て薬が切れてうずくまってます」「先生！やけどでやけどで！足が痛えんだよ」　おまえの麻薬中毒のチンピラロールプレイをおもしろすぎて、まじで尊敬するわ。
※32　※７も参照。虫篭を購入した子供が蝶の蛹を持ち続けるのは危険なことだ。とはいえ、この時点でPLは「炎の吸血鬼（炎の精）」の亜種＝赤い蝶の能力をまったく把握してはいなかった。経験から見るにPLは「危険」への妄想が非常にたくましい生き物だ。ちょっと「ナッジすると」シナリオをペースアップさせてくれる。自分が今回「子供」を被害の中心においたのは、それが理由である。もっとも「子供が危険だ」と感情移入したのは、PLが祖師ヶ谷大蔵の子供と交流する物語をみずから作り上げたからだ（※25を参照）。
※33　そもそも、このキャンペーンの制作理由は、KPが「横溝正史」「松本清張」「京極夏彦」「江戸川乱歩」「三津田信三」といった要素を抽出し、なおかつ混沌・混乱している当時の日本を舞台にしたかったからだ。
※34　当時の神奈川県・黒川は多摩丘陵のひろがる田園地帯であったが、燕路のPLがいわく、現在もあまりかわらん模様。
※35　推理小説における、この時代の犯人はとにかく「変装」する。もっとも「変装が得意」な部分は探偵も一緒。金田一耕助も明智小五郎も変装の達人。神津恭介も変装をするしトリックに変装ネタは多い。現在の探偵だと重視されない“変装”の要素は、戦前や戦後、70年代まで中心的に登場した。これは時代性と読者のニーズなのかもしれない。ちなみに※５の回想は２つ折りにしてPLに渡し、この場面で裏面の回想２を確認してもらうようにした。
※36　PLが発火する火焔魔人に消火器や水を汲むバケツを用意していくのは当然。あるPLが「これでいいんじゃない？」と、実際に空襲の消火のために各戸へ配布していた「消化弾／消火剤」をスマホで検索した。自分は「戦後直後だし存在するだろ」と仮定して採用。こういう物語にふさわしい品物が、その場その場で“検索”可能なところはセッション環境が大きく変ったひとつだな。
※37　※７を参照。実体をもっているために一部能力をうしなっているが、実体をもっているゆえパワフル。
※38　燕路が直前にダイス・ロールでファンブルをころがす影響で、火焔魔人が不意を打つ。 → 中村の自宅に火が付く。銃や火が最低限のダメージしかあたえないことに那賀井は消化弾を火焔魔人になげるか？　消火につかうか？　迷い出す。ただ、戦闘で火焔魔人が火を使えば自宅の炎上はすすむ、と、那賀井は消化弾を火焔魔人に使う。最後に巳ノ吉の銃剣が、イクストリームで深々と魔人の胸に突き刺さり勝利。
※39　炎上する自宅に「写真をとれよ中村」の台詞はよかったですね。
※40　「なぁんだ――まだおまえたちも戦争はおわってないじゃないか」と中村はPCをあおった。中村の戦争はおわっていない。だが目の前のPC２人が「戦争はおわったんだ」という説得力はどこにもない。なにしろ戦争の象徴であった軍服をいまだに身に付けているのだ。ジレンマ。ともあれ自分がキャンペーンで「やりたかったこと」のひとつは今回でできてしまったな。
※41　その銃撃から放った銃弾は「狂気へと堕ちた仲間を救済するものだったか？」それとも「目の前の輩と同じ自分を否定するためだったか？」　よかったです
※42　「炎の吸血鬼（炎の精）」の亜種＝赤い蝶の集団から逃げるチェイスをおこなった。「（KP）７版のチェイスはおもしろいルールだよね」「（ダイス・ロールするPL）なにいってんだおまえこのやろう」

■2020／８／31／Monday
　29日の帰宅の電車でも話題にしたけれど、予想していなかった首相辞任によって、
　市場調査も予想レポートも修正しないとならない。今週はこれについやされそう。
　ただ、先週金曜午前の時点で、省庁へ出入りしている担当の話に、
　部署全体はかまえていた。ですから「来週から来週から」となったのも事実。

■2020／９／１／Tuesday
　先日の続き。ウェブ／ネット媒体の調査やレポートの内容修正は即日できるが、
　まだアナログ媒体は必要。「お手元の資料をご確認ください」で、
　全員がデジタル端末を持ち出す時代では「残念ですけど」まだない。
　自身らがアナログ媒体のデータ／コピーを送り、先方が印刷する、
　あるいはこちらが印刷媒体を送付することもある。DXなんだのいってますが、
　ソフトウェアと同時に、閲覧のための安価なハードウェアの普及が必要。
　まず損得は脇に置き、ソフトとハードの普及に業界の垣根なく官民が協力。
　目標設定しないと、一気のデジタル社会の変革なんかこないよな。

『放課後ていぼう日誌』第９話　「備えとアオサギ」
https://teibotv.com/
・Ａパート。海の側で活動するなら水難訓練は必要。着衣水泳について。
・Ｂパートのアオサギをふくめ、今回は釣り以外の「釣りに関わる要素」で展開。
・訓練指導するライフセーバールック（水着）のさやかちゃんがまるで教師みたいだ。
・教師ですけど。腰巻きのライフジャケット……腰巻きの上着って矛盾した言葉だな。
・とはいえ、こういうのがあるんだな。水難救助の技術をふくめ後学になった。
・Ｂパート。梅雨が明け、釣りを楽しむ陽菜は足に釣り糸がかかったアオサギを見る。
・現実の反映なんだろうが、釣り糸がからまった結果、足指を壊死した姿はエグい。
・陽菜はアオサギを調べ現状を知る。アオサギをたすける！　う～んこれはヒロイン。
・「脚にからまった糸が手芸を愛する者として気持ちが悪いから！」　あれ？
・でも行動を偽善にさせすぎずいい逃げ道だ。そしてマナーの警告と啓発は重要。

■2020／９／２／Wednesday
　昼前、出先のお茶の水で、目の前が白く霞むほど土砂降りになって
　ビルの軒先をかりる。傘のあるなしに関係なくわいわいヒトが雨の中をはしったり、
　自分と一緒でビルの軒先に逃げ込むヒト、集配の自転車便はそのまま走り抜けると、
　こういうのが東京というか都心の季節の風情よな。

『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』第34話　「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」
http://re-zero-anime.jp/tv2/
・色々な意味でやべー魔女のオンパレード。傲慢、憤度、暴食。
・どの魔女もキレッキレッの性格と能力してんな。こわれている。
・スバルは前回、自分を貪り食った魔獣（大兎）撃退のヒントをエキドナに聞く。
・エキドナの回答は「魔獣を生み出した暴食の魔女に質問しろ」との助言。
・その経緯で、彼女の身体を依り代に傲慢、憤度、暴食の魔女が出現。
・暴食の魔女ダフネいわく「魔獣の作成目的は食料にするためだった」。なるほど。
・ただしスバルが言う様に「その食料に人間が食料にされたわけか」
・スバルの質問に、大兎が巨大なマナへと集まる習性を語るダフネ。貴重な情報。
・「生きるために殺す一方が生きるために食らうなら生きるために殺すこと認める」
・ゆえダフネはスバルに情報をもたらした。殺すなら殺される覚悟がないとダメよね。

『デカダンス』第９話　「turbocharger」
http://decadence-anime.com/
・露骨なご都合主義とはいわんけれど、前回から便利なキャラクターがふえてきたな。
・ターキーへと裏切られ、サルコジが捨て身でガドル養殖場破壊作戦へ身を捧ぐ。
・この自己犠牲の理由は、カブラギかサルへいった「あがけ／あがく」の言葉。
・だけれど突然サルがカブラギの言葉に触発され、命を賭す展開的には説得力が弱目。
・こうするなら、もっともっと準備期間や助走期間がほしかったというか……。
・ともあれサルの活躍によって、カブラギとナツメのガドル養殖場破壊作戦は成功。
・同時にナツメは「この世界が作り物」だとわかってしまう。ショック。
・この真実にナツメがどう向き合うのか？　タンカーの住人らに報告するのか？
・同時にフギンたちとシステムが、カブラギたちバグにどうやって対処するのか？
・その身の振り方によって展開が左右されそう。物語は佳境に突入だな。

『GREAT PRETENDER』第９話　「CASE2_4: Singapore Sky」
http://www.greatpretender.jp/
・以前からふれているが物語に動きが乏しく何度も同じ事を繰り返している印象。
・くわえて何度も何度も、変り映えしないレースコースの飛行場面が拍車をかける。
・ハリスがアビーの国を爆撃した過去の疑惑に、アビーが復讐へ動く展開。
・この復讐の動かし方もな。彼女が１人で悩み、以外の３人とからまずタイクツ。
・……というか、これ、どう彼女の復讐に感情移入したらいいのかわからん。
・４人全員がチームとして協調性がないし信頼関係もうすい。バラバラの方向を向く。
・ローラン、シンシア、エダマメ、アビーたちの全員だれ一人応援する気持がわかん。
・全員が斜めに構えて素直ではないキャラばかり。視聴者との距離が絶望的ですよね。
・今週でアビーとルイスの過去の因縁と復讐を消化するものと想像していたが……。
・ちっともすすまん。来週で２部が終了。予想していたよう中途半端になりそうだ。

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