おはようございます、月影TAKAです。
今回は「MSの装甲材」について考えてみようと思います。
大体わかるガンダムのMSの装甲材を上げれば
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ジム系⇒チタン合金
ジムコマンド系⇒チタン・セラミック複合材
ガンダム系⇒ルナチタニュウム合金
といった感じでしょうか。
では「これだけ装甲材があるけど、結果的にどう違うのか？」というのを今回考えてみましょう。
まず、装甲のグレードを簡単に書けば「スチール（Ｓ）＜チタン＜ルナチタニュウム」と考えられます。
スチールに関して言えば「超硬スチール合金」とあるように「Sだけではないのは確実」ですが、超硬合金という点で大半は「重い」という欠点を持ちます。
対して、スチールの利点は「修復が楽？」「チタンがパンなら、スチールは餅」というぐらい軟質です。
つまり、機体の衝撃に対して柔軟に装甲材がたわむため、メカニズム的に最適なのは実は超硬スチール合金の方です。
次にチタンは実際の鋼材の中でも値段は相当高いです（金ほどではありませんが）。
マフラーでも「チタンマフラー」があるくらいですね。
しかし、マフラーの薄さでさえかなりの値段がしてますね。
それが戦車の装甲材ぐらいの厚さがあれば相当なコストが発生します。
ジムのコストがガンダムの1/20と言われているとはいえ、ザクのコストと考えるとおそらく1.5倍ぐらいはすると考えます。
チタン合金の利点はまさに「硬さ」そのものとなります。
そもそもガンダムが直線的なデザインは「連邦風のデザイン」という以外に「ルナチタニュウム合金・チタン合金の加工が難しいから」ともいわれています。
柔軟な素材ほど3次曲面の装甲材を作りやすく、硬質な素材ほど直線的な装甲材になっていきます。
チタンそのものは確かに硬いのですが、その硬さゆえにチタンには「ランク付け」という物が存在します。よくに「1年戦争のジムは粗悪品が多かった」と言われる原因はメカニズム以外に装甲材のグレードも影響しています。
「どうして、ジャブローで量産されたジムはチタン合金が多かったのか？」と言われたら、これも「納期とコスト」が問題でした。
おそらくですが、チタン・セラミック複合材の設定はリアルでは「複合装甲という考え方がその当時で流行り出したから」という事だと思いますが、ガンダム設定では「精製する技術はあったが時間が無かった」という理由らしいです。
故に1年戦争ではジムコマンド系のMSで採用されています。
※ただし、ポケ戦の装甲材設定はバカが付くほどガバガバです。何故かゲルググJの装甲材が「チタン・セラミック複合材」とされています。「ジオン系MS＝超硬スチール合金」とは言いませんが、1年戦争を考えたら原型機のゲルググの装甲材は「超硬スチール合金」のままです。そして、ジムは上記にあるように「チタン合金」とありますよね。どうして「ジムで採用されているチタン系技術がゲルググJで採用されているのか？」とサンライズ公式に突っ込めば「それは神様（制作側）が決めたことだから」とはぐらかすでしょう。
間違ってはいけませんが「ジオンに複合材を作る技術が無い」わけではありません。
例えばゴック・ビグロ・ビグザムに採用された装甲材はおそらく複合材であると思います。
レッツ＆ゴーになりますが、プロトセイバーEVOにあるように「可変装甲」の方がエアロダイナミクスに優れているため、それを生かすために複合材を採用している可能性はありますし、高強度というイメージがある反面耐弾性を上げるために複合材を採用している可能性があります。
つまり、「セラミック複合材」という発想自体は間違ってはいない。しかし「チタン」という点で「どうして、ゲルググJに採用した？」と考えたらデザイン的にもおかしいと思うんですよね（「ジオン系MSの特殊な3次元形状が成立しているのは、超硬スチール合金の加工が容易であるから」という理屈もあるため、加工が困難なチタン合金をわざわざ使ってあのデザインを作った流れが逆に理解ができない）。
最後にルナチタニュウム合金は、簡単に言うと「地球の1/6の重力という環境下の月で精製したチタン合金」という事ではないかという点ですね。単純計算ならチタンの圧縮を1/6にして強度はそのままにすれば普通のチタン合金の6倍の強度を持っているのがルナチタニュウムであり、これがのちに言う「ガンダニュウム合金」という事になったと考えられる。
あくまで「合金」であるため「チタンオンリー」という事にはならないだろうが、「普通のチタンの6倍の強度」なんで「そんな金属を加工できる刃物がどこにある？」という点で「ルナチタニュウム合金はチタン合金よりも加工がさらに困難」とされたんだろうな。
ジムのコストがガンダムのコストの1/20とされたのも、鋼材費用以上に「加工費用」も発生したからだろうな。
刀を研ぐ砥石のように「その装甲材を加工できる刃物は非常に高価」となるため、ガンダムを作るということは「それらの設備が充実している」という事にもなるんですよね。
つまり、ガンダムの開発には「設備費用」も発生するため、7年後のグリプス戦役の企業設備は化け物じみているとしか言えません。
故に、ガンダムは「1年戦争時代に多くのMSを撃破した化け物MS」として語り継がれたとされています。
現在の私の発想では「ガンダムが強かった理由は、それだけ開発費用と設備が充実したところでテム・レイが熟成させたこと」が6割であり、残りの4割が「アムロがガンダムの性能を引き出したから」と考えています。
故に、後半の宇宙戦では性能限界に達して、マグネットコーティング処理されています。
こんな感じですかね。
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