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2019年06月14日07:21

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ミニ四駆 モーターとギヤ選び

おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ミニ四駆のモーターとギヤ選び」について語ります。

前回の「ミニ四駆 正攻法の速度調整」あたりで語った内容を踏まえて更に公式大会で使われそうなモーターとギヤ選びについて考えてみようと思います。

大体、ジャパンカップ2015〜2016の場合。
「ライトダッシュ〜HD系モーターが主流。ギヤはチョイ速ギヤ〜超速ギヤが多かった」となります。
大体の場合は「中径タイヤ+ライトダッシュ(HD3)+超速ギヤ(チョイ速ギヤ)」あたりだった。
チャレンジャーで、正攻法の改造方法なら「大径タイヤ+トルクチューン2+ハイスピードギヤ」というパターンもあった。
では、「大径タイヤでHD3+超速ギヤの組み合わせは無かったのか?」と言われたらあったけど、それこそ「ペラタイヤ基準の改造方法」だったんだよな。
実を言えばペラタイヤの「タイヤ径でジャンプの調整をしてるんです」という正解率は30%ほどであり、裏の70%要素は別のところにある。
それは「ジャンプに限らず平地のコーナリングにも影響する」「ジャンプの安定性はタイヤの硬さ以上に駆動系のマウント位置の方がはるかに重要」となります。
例えば、「同じノーマルゴムタイヤで同じモーターとギヤ比を使った場合、中径タイヤと大径ローハイトタイヤではどちらがコーナリングとジャンプで安定性が高く速いか?」と言われたら、一長一短だが安定性が高いのは間違いなく中径タイヤの方である。
これは素材以上に「ホイール径+タイヤ径によってモーター+ギヤ等の駆動系ユニットのマウント位置が高さの面で変化するから」である。
つまり、「大径ローハイトタイヤ⇒不安定。中径タイヤ⇒安定」という法則性も存在するが、旋回力が高いのは間違いなく「大径ローハイトタイヤ」の方である。
ようは「不安定⇒マシンが向きを変えやすい⇒旋回性能が高い」となりますね。
正攻法の改造方法でも実は調べることができます。
例で言えば「中径タイヤ・ゆとりペラタイヤ・大径ローハイトタイヤ」で「どれが一番全体的にバランスが良くて速い?」と言われたら間違いなく「ゆとりペラタイヤ」になる。
理由はゆとりペラタイヤでは「大径ローハイトタイヤよりも駆動系ユニットのマウント位置が低く、中径タイヤよりも旋回性が高い」となるため、結果的にゆとりペラタイヤが公式大会でも秘密要素として機能することがあった(実際に私も使ってみて、それでスプリング大阪2017で1次予選突破できてます)。
そして、ここから「ペラタイヤ」の事情となる。
ペラタイヤとは「既存のゴムタイヤを金属やすりやエンドミル?マシンなどで削って厚みを薄くする改造方法」であり、厚みを薄くするだけでタイヤ素材は変わってません(何かしなければ…)。
たしかに、タイヤを削ればたわむ面積が減るので跳ねにくくなりますが、その衝撃力は直接マシンに貫通しやすくなるのでシャフトなどが簡単に歪みます。
ミニ四駆にとって公式大会で走ることは「マシンの強度との戦いになる」ともなるんですよね。
そもそも「アンカーユニット」の改造方法も強度面でもろに衝撃力がかかるのを避けるためにわざとステーやバンパーに逃しを作ろうとした結果であり、それだけ「ガチ改造マシンは強い衝撃を嫌う傾向にある」というのが改造傾向から理解できます。
「コースに入らない」というのは方便であり、「コースに入らない→コースに入らないような制動幅しかない→高出力モーターのパワーを直接マシンにぶつけている」となるんだよな。
ようは「耐久値の事情」がこの手の改造が優遇される根拠となっていると思う。
では、逆に考えたら…「ガチ勢は真鍮ピニオンギヤを使おうと思うか?」と言われたら間違いなく使うユーザーは少ないと考えられる(断言はしない)。
理由は「抵抗抜きした駆動系が間違いなくボキボキに破壊されるから」である。
考えたら簡単だけど「モーターピンを逃がす駆動系の幅を狭める=ピニオンギヤに圧がかかる」となるが、樹脂ピニオンなら圧に負けたらピニオンはモーターピンからズレて逃げようとする。
しかし、真鍮ピニオンはかなり硬いため逃すどころか耐えようとする。
そして、真鍮ピニオンが強度で勝ってしまった場合、他のギヤの歯がボキボキに折れて圧損する可能性もある。
つまり、ガチ勢が樹脂系ピニオンを毎回交換して愛用するのはある種の「保険」であり、最悪「モーターや電池の衝撃負荷を避けるための処置」ともとれるんだよな。
逆に考えれば「正攻法の改造方法ならあらかじめ駆動系の逃しが入っているため、安全に真鍮ピニオンが使える」とも考えられる。
大体の場合、「ミニ四駆が途中で極端に遅くなってしまう」原因は「モーターや電池の寿命」と「ピニオンのすっぽ抜け」が考えられるが、真鍮ピニオンは早々すっぽ抜けを起こさない。
公式大会での走破性を上げるために真鍮ピニオンを使うのも有りだし、逆に高出力で扱いにくいモーターに「真鍮ピニオンを採用して意図的にトルクを下げて使う」という調整方法もある(特にHD PROで前後真鍮ピニオンにしたら、速度域がプラピニオンのライトダッシュPRO並に下がった事例もあった)。
速すぎれば負荷をかけて速度を下げれば良いし、速くしたければモーターの負荷を軽くするために駆動系に工夫をするのも考え方だと思います。

今日はこんな感じです。
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