6月もはや下旬、まだまだこれからと思っていたが、さすがに少し焦りを感じるこの頃。このところ仕事や家事の調整と天気図、月齢表は離せない毎日です。この数日はこの時期に珍しく猛暑と蒸し暑さが予想されている。もちろんこんな時は涼しい亜高山帯が一番だね。しかも気温湿度ともに高めの今日あたりが一番の条件なのだが、あいにく仕事の予約が2件入っている。ダメ元で前日夕方電話をかけまくりムリムリにキャンセルすることに成功。
こんな時だけちゃんと目が覚める、と嫌味も気にしない。とにかく採集道具を積み込んで出撃だい。
現場到着は予定通りの9時前。湿度が高いせいかかすんで見える頂上付近は雪渓も少なくほとんど真夏の景色。尾根を渡る風は心地よく、何時までもたたずんでいたくなるほどだ。ハイマツの花はすでに開花直前、ナナカマドはまだつぼみだが、1週間もすれば開花しそう。しかし虫だけは例年通りなのか、わずかにジョウカイが飛んでいるだけ。
今回は今年のように変な季節進行の場合、虫の発生はどうなんだろうと興味がわき、単に様子見だけで納得して移動する。引き返す途中でナナカマドを掬うと以外にもアカバナガタマは結構簡単に採れた。風障で部分枯れのついたような樹を掬うと入るが、健全な樹では全くいない。
早咲きの株はもう開花直前
クロユリもすでにい俺かけている
トウヒの川剥がしたら前蛹が出てきた。たくさん入っていそうだったのでめくるのをやめた。
少し標高を下げた場所で立ち枯れの探索を行う。こちらもややフライング気味で大したものは落ちてこない。思い切ってブナ帯まで標高を下げて採集を行う。さすがに虫の数は多く、珍しくたくさんのムシを採ってしまった。帰りがけ道沿いのカエデと思われる立ち枯れが気になってスプレー掛けると、カリカリのキノコからBirsaxがばらばらと落ちてきた。
当たりの方みたい
明日から今日の分を取り戻すため、またまたハードな日が続きそう。
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