ここでは、ガンダムのMSV「ぺズン計画」の1機である「アクトザク」について語ろうと思います。
後述の出版紙では「アクトザクにはフィールドモーターを採用している」と勝手に書いてあったり「マグネットコーティングを採用している時点でフィールドモーター製だろ」という独自解釈から「アクトザク＝フィールドモーター製」という勝手な内容があるように思えます。
しかし、月影TAKAが子供の頃にZガンダムか15周年の付録（コミックボンボンだったかな）あたりでのアクトザクでは「マグネットコーティングを採用されたものの連邦製MS程の効果を受けられなかった」という記述を見た覚えがあります。
そもそも「マグネットコーティングとはどこから派生してどういった技術か？」を考えたらフィールドモーター限定とは限らないんですよね。
まずマグネットコーティングの出実は間違いなくアナハイム・エレクトロニクスです。
元々「フィールドモーターをはじめとした電動機器に精通していたアナハイムエレクトロニクスが本社のMSの性能を向上させる目的で駆動系の摩耗抵抗を抑える処置とした開発した技術」と語っています。
つまり「金属部品の摩耗抵抗対策の磁気処理＝マグネットコーティング」であるというのが本来の通説であり、後のZガンダムなどの可変MSの変形タイムラグを短縮できたのもこのマグネットコーティング技術のおかげであると公式で語られています。
私がマグネットコーティングを知ったのは「Zガンダム」が初めであり、後にビデオでのTV版初代ガンダムを見る機会があったことからアナハイムのマグネットコーティングの技術を知る流れとなりました。
そのため、私側の「マグネットコーティングの恩恵と効果」を説明すれば「機械の駆動・車軸部分に磁器処理を施せば早く動くし壊れにくくなる」程度の物であり、「モーターの性能向上のためにマグネットコーティングを施す」方ではなかったんですよね。
そのため、前述を基準にアクトザクを見れば「出力はザク�兇茲蠑�し高い程度で駆動系はマグネットコーティングで相当素早くなっている」という考えとなります。
それに「マグネットコーティング＝電動モーター専用技術」とも限らないと思いますね。マグネットコーティングとはそもそも「磁器処理」であり、これは「金属部品であればどの部分でも施すだけなら可能（ただし、電装系部品に施せば計器が狂う原因になる）という解釈が一般的だと思います。
しかし、「フィールドモーターを採用したアクトザクが存在しないのか」と言われれば私側とすれば「多分、あるんだろうな」と答える。
アクトザクは大きく2期に分けて登場する。
１期目は言わずもなが「MSV」の時のぺズン計画でのアクトザク。これはゲームブックの「最期の赤い彗星」でも登場している為、私の知識でも登場している。
２期目はZガンダムのロザミヤ機のギャプランの随伴機のアクトザク。こちらは「全天周モニター」や「ハイザック用のビームライフル」を採用した機体が登場しており、「ビーム兵器対応機」という事もありフィールドモーターに換装された可能性はある（よくに言う「近代化改修」というものである）。
そもそも「アクトザクが初版からビームライフルが使えた」というガンダム戦記のマレット機のアクトザクには疑惑がわんさか存在する。
その一つに「７年後に登場したアナハイム製MSのハイザックが携行しているビームライフルをなぜ持っている」というタイムパラドックスを誘発している為、むしろ「黒歴史」と化している。
次に「胴体に動力パイプがランドセルから伸びているのにどうしてフィールドモーター基準のマグネットコーティングを語ったのか」という点かな。
「フィールドモーターと流体パルスの併用」はそもそもハイザックから派生している設定であるため、７年後でないと実現しない（それでもハイザックでさえ満足のいく性能が出なかったらしい）。
つまり、アクトザクを完全にフィールドモーター基準のMSにしてしまった場合、後述のハイザックまで設定に影響が出てしまい、マレット機のマグネットコーティング理論を出せばマレット機の携行しているビームライフルからどの道「ハイザックとのタイムパラドックス」で公式とガンオタの提唱が根底から瓦解する。
忘れてはいけないが「アクトザクはZガンダムの時代にも登場しており、アップデートされた後の機体が存在する」為、この１期目と２期目のアクトザクの設定の混在から近年のアクトザクの誤記に繋がっていると思う。
当然ながら、「ジオン系技術と連邦（アナハイム）系技術の併合」は１年戦争後になされたと公式が提唱している時点で「公式が出している大本技術がアクトザクのマグネットコーティングとフィールドモーター技術を正当化することで瓦解する」という面白い問題が発生する。
ようするに「臭い物に蓋をするような設定作り」はコアなファンからの不満が出るという事だわな。
今日はこんな感じです。
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