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2017年10月28日05:46

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落語の徒然(秋に降る雨)

月も隠れて降る雨は 月が泣いて、いるのかな
それとも光で浄化しきれぬ哀しみをそっと水に流すのか

夜の雨は しとしとと 心に沁みる水の音

傘をさす手も冷たそう
一人で帰るその道も足取り重く成りそうで口から唄も出やしない
明日は月に遭えるかな
月の無い雨淋しそう

季節は廻り時はうつろう夏から秋へそして冬

若さとは 燃え盛る焔 老いとは 静かなる湖

燃え盛る焔は 全てをエネルギーに変え 限り無く大きく成るが
相手を 傷つけると伴に 自らをも傷つく
何をも 怖れず立ち向かう勇気 眩しく感じる

静かに深味を湛えた水の底には 歳を経た知識と知恵が 隠され
あらゆる者を包み込む
老獪と懐の深さを湛え その優しさで相手を癒してくれる
深味を増した湖は、小石には小さく 大きな石には 大きな波紋をたてるが その騒ぎも やがて治まる

若き焔も やがて治まり 浅き湖も水を称える 季節は巡り 時は流れ行く

時は 水の流れと同じ 誰にも止められ無い。

落語のネタ「豆狸」「ふたなり」
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