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2017年06月14日01:20

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サンディエゴ 日本庭園公演

稲盛財団が創ったこの日本庭園は、
谷間をうまく使っていて面白い。
その谷底にある日本建築風に建てられた講堂は、
なかなかいい雰囲気なのだが、
照明も足りなければステージもない。

予定している観客数は150と聞いて、
4フィートの高さの舞台を造って欲しいと頼んだが、
法律上3フィートを超えると、手すりが付くとのこと。
どんな検討があったか分からないが、
結局3フィートの高さの舞台を借りることになり、
残り1フットは、メリー・デッカーさんがたたくことになった。
大道具の腕に覚えのある私が、手伝いを申し出たが、
「私は良い大工なの」

照明機材を借りたが、
どうも私たちで仕込まなくてはならないらしい。
1回目の公演は14時からだが、
仕込みに時間がかかりそうなので、前日にやりたかった。
ところが前夜は遅くまでパーティに使われていてできなかった。

そして当日になって分かったことだが、
集まった方々はほとんどがかなり高齢の女性たち。
舞台のセッティングは会場の若い人も手伝ってくれたが、

基本的な照明の仕込みは私が、配線をグレゴさんがやってくれたが
仕込みが終わったところで、開場1時間前。
それからシューティング、明かりを決め、
音響のレベルを決めなければならないが、
頼りになるグレゴさんは、ご自身の楽器のチューニングに入り
後は私一人。
ギルドに入っている日本人女性がいるけれども
語学が堪能ゆえ、いろんなところから呼ばれ走り回っている。
音響のレベルを決めるのは手伝ってもらえたが、
照明は私一人で決めなければならず
開場時間を10分押して、やっと終えることができた。

観客は予定より100人多い250人が入った。
メリーさんが徹夜に近い状態で作り上げた舞台のお陰で
後ろまでよく見えた様子、
なんとカーテンコールでは、全員がスタンディングオベーション。
思ってもいなかったので、私の方が感動してしまった。

2回目は予定していたとおりの人数が入り
スタンディングオベーションは流石になかったが、
皆とても感動したと、それぞれが謝意を表してくれた。

これが最終公演。
忘れ物の内容に梱包して、ほっと一息つこうと外に出たら、
それは素敵な月夜だった。
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