『 ローグ・ワン 』

話題の『 ローグ・ワン 』を観て来た。思っていたより、ずっと良かった。感動したし、泣けたよ。外伝ながら、個人的にはナンバリングのスターウォーズ（ＳＷ）正史シリーズより物語に深みがあって面白いと思う。『 スターウォーズEP3 』でジェダイ騎士団が壊滅。ダース・ベイダー以外はフォースを使う者が登場しないという、反乱軍（共和国軍）陣営にとっては正に「 暗黒の時代 」なのだが、だからこそ、反乱軍兵士達の奮戦が美しい。ダース・ベイダーの圧倒的存在感、桁違いの強さは別格として、反乱軍の盲目の戦士「 チアルート・イムウェ 」が特に良かった。フォースの力を信奉し、盲目ながら抜群の強さを見せる。結局、彼はジェダイではないのだが、自らジェダイに近づこうとする壮絶な生き様に、正直、心打たれたよ。

　『 ローグ・ワン 』が他のＳＷシリーズと比較して、ひときわ異彩を放つのは、絶対的優位に立つ帝国軍に、ヒーロー（ジェダイ）不在の反乱軍決死隊が果敢に挑み、善戦する点だろう。敵の拠点に潜入し、破壊工作をするあたりは、『 ナバロンの要塞 』や『 荒鷲の要塞 』のような戦争映画の系譜に繋がると言って良い。映画のキャッチフレーズの「 希望は死なない 」がなんとも泣かせる。

　「 フォースは我と共にあり、フォースは我と共にあり、我はフォースと共にあり 」（By　チアルート・イムウェ）



　I fear nothing , all is as the Force wills it.
I'm one with the Force , and the Force is with me.