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2016年12月18日10:59

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円谷一−ウルトラQと“テレビ映画”の時代−/レイジ/デボラ、眠っているのか?

白石雅彦「円谷一−ウルトラQと“テレビ映画”の時代−」双葉社

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テレビドラマは生放送が当たり前だった昭和三十年代、円谷一は全編フィルムの画期的なドラマ「煙の王様」を完成させた。
その作品は、日本初の本格的特撮シリーズ「ウルトラQ」の成立背景と大きな関わりがあった。
名ディレクターとして、また偉大な経営者として41年の人生を駆け抜けた男の、知られざる生涯。
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白石雅彦さんが円谷一を描いた評伝です。
円谷一は、円谷英二の長男でTBSに入社、本格的なドラマを完成させます。
その後はTBSに籍をおいたまま「ウルトラQ」などに関わる事になります。
父の死で円谷プロの社長に就任し倒産の危機にあった同社を立て直しますが、41才で急死するまでを描いています。


誉田哲也「レイジ」文春文庫

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音楽の才能は普通だが、世渡り上手なワタル。
才能に恵まれるも、孤独に苦しみ続ける礼二。
少年から大人へ―男たちのロック魂が交差する音楽青春エンターテインメント。
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誉田哲也さんのロック小説です。
中学で出会いバンドを組んだワタルと礼二はそれぞれ別の道を歩きますが、、
20年後に再び出会います。
元々、ミュージシャンを目指していた誉田さんらしく読ませますね。


森博嗣「デボラ、眠っているのか?」講談社タイガ

森作品のネタバレがあります。




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祈りの場。フランス西海岸にある古い修道院で生殖可能な一族とスーパ・コンピュータが発見された。
施設構造は、ナクチュのものと相似。ヴォッシュ博士は調査に参加し、ハギリを呼び寄せる。
一方、ナクチュの頭脳が再起動。失われていたネットワークの再構築が開始され、新たにトランスファの存在が明らかになる。拡大と縮小が織りなす無限。知性が挑発する閃きの物語。
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森博嗣さんのWシリーズ4作目。23世紀の世界。前作の続きです。
ウォーカロンの研究をしている主人公ハギリはフランスで発見された施設に向かいます。
ネットに対立する勢力があり戦いを繰り返している事が明らかになります。
森さんさすがに読ませますね。来年は3作出る予定だとか。続巻楽しみです。
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