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2016年09月29日07:11

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釧路グルメ、ミンククジラの調査捕鯨が始まった、居酒屋「佐良」を再訪して今年も鯨づくしで一杯(9/18)

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国内では宮城県の鮎川と北海道の釧路の2ヵ所でのみ行われているミンククジラの沿岸調査捕鯨が行われており、その副産物として鯨肉が出回る。

沿岸調査捕鯨が行われるのは、鮎川では初夏だが釧路は9月中旬から始まり10月末までの期間内に上限51頭に達したら早期終了することもある。

自分は2007年に釧路勤務になり、一度も冷凍されないまま出回る新鮮な鯨肉の味を知ってしまった。

午前中に「根室さんま祭り」に参加した9月18日日曜日は、午後の列車で根室から宿泊地の釧路に移動して泊まることにしていた。

今年は9月5日から釧路でのミンククジラの調査捕鯨が始まっており、ちょうど鯨肉が出回っている時期に釧路に泊まるなら、それはもう生クジラで一杯やるしかないだろう。

釧路勤務時代から、調査捕鯨の季節に様々なクジラ料理を楽しませてもらってきた居酒屋「佐良」へ。
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釧路を離れてからは1年に1回しか行けないが、親父さんは自分がクジラを楽しみに来店することを分かってくれており、入店するやいなや「いらっしゃい、今日は(釧路の調査捕鯨が始まって)いいクジラが入ってますよ」とニコニコしながら言う。

冷蔵ケースを見ると、黒く変色していない鮮やかな赤い鯨肉を確認。
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まずはお通しに出された煮ツブ(貝)をつまみに、釧路の地酒「福司」をちびちびやりながら(写真2)、どういう順番でクジラを楽しむか考えるが、とりあえずはまずは刺身から始めよう。
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それにしても、素晴らしい霜降り具合の鯨肉である。
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沿岸調査捕鯨は、母港の釧路から半径50マイル内で捕獲することになっており、今年は不漁で釧路沿岸にサンマがまだ来遊しておらず、クジラの胃袋から出てきたのは大量のサバだそうで、例年のようにサンマやイワシを食べているクジラより脂はあっさりしているように感じるが、まったく臭みもなく柔らかで、めちゃめちゃおいしい。

「根室さんま祭り」のついでに釧路に寄ってよかったなと実感しながら「福司」を舐めていると、親父さんが何やら揚げ物を出してくれた。
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釧路では、前日までの3日間「くじら祭り&くしろの鯨 味めぐり」と銘打ち、参加30店舗でくじら特別メニューを500円で提供していた。
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自分が釧路勤務していた頃は「くじらフェア」と呼んでいたと記憶しているが、「佐良」も当時から参加しており、今年はオリジナルメニュー「ゆずみそしそはさみ揚げ」を提供していたんだそうで、それをわざわざ作って出してくれたのだ。
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自分が釧路にいた頃は出していなかったオリジナルメニューだから、食べるのはもちろん初めてである。
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だだの天ぷらじゃないところが「佐良」のすごいところで、柔らかいクジラの天ぷらを噛んでいると、後から大葉と味噌の風味が口の中ほんのりに広がってきて、こいつは日本酒に合う逸品だな。

それでは、次は自分が無類のクジラ好きだということを分かっている親父さんが、以前まだ名前も決まっていない開発中のクジラ料理を出してくれ、それがめちゃめちゃ上出来で、それ以降早々と上限頭数に達して釧路へ行ったときにはすでに捕鯨が終わっていてクジラ肉がなかった2014年を除き毎年食べさせてもらっている「佐良」オリジナルのクジラ料理、今は名前も決まっており、その「クジラの黄身よごし」を注文。
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一見ユッケのようだが、刻んだ大葉が効いており、卵の黄身をまぶさずそのまま食べてもおいしい。
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途中から、黄身の薄皮を破る。
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大葉の風味が効いた甘いタレに卵黄のコクが加わり、めちゃめちゃ旨い。
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半分くらい食べたところで全部かきまぜてしまえ。
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何度食べても「クジラの黄身よごし」は絶品だと思う。
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調査捕鯨の季節に釧路に来たからには最低限食べておきたいクジラ料理は食べたが、まだお腹には余力があるから、今度はクジラの竜田揚げも食べておこうと注文。
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刺身にしても新鮮で臭みもなく十分おいしい鯨肉を揚げてしまうんだから贅沢極まりないが、よくあるスジ肉の竜田揚げとは違って前歯だけで噛み切れるほど柔らかで旨い。
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こうなりゃ最後も揚げ物だな、「鯨カツ」も注文。
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まず1切れ目は普通にソースで食べる。
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竜田揚げ同様柔らかで臭みもないから旨いに決まっている。
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それなら2切れ目は醤油でもいいな。
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ソースだと「ソース味の何かのお肉のおいしいカツ」になってしまうが、醤油だとちゃんとクジラの味も分かる。
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その後はソースと醤油で交互に鯨カツを楽しんだ。

最後にお寿司でシメようかと思っていたが、揚げ物3品食べたらお腹一杯になってしまった。

もう十分満足したから、このくらいでいいな。

会計すると、アルコールは釧路の地酒「福司」2杯にとどめたとは言え、4970円で済んでしまった。

釧路で始まった調査捕鯨の1度も冷凍されていない新鮮な生クジラのお料理をこれだけ食べて5000円でお釣りがくるなんて信じられない。

毎度ながら居酒屋「佐良」は素晴らしい店だと思う。

親父さんに「釧路を離れてしまい1年に1回しか来られなくて申し訳ないですが、いつもおいしいクジラをありがとうございます、来年もまたこの季節にクジラで一杯やりに必ず来ます」と伝えて店を出た。
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