mixiユーザー(id:11119457)

2016年07月17日10:21

189 view

あの旗を撃て!/とまどい本能寺の変/書店ガール5

尾形英夫「あの旗を撃て!―『アニメージュ』血風録」オークラ出版

------------
スタジオジブリ全面協力。『アニメージュ』を創刊、宮崎アニメをプロデュースしたアニメブームの仕掛け人が書き下ろす半生紀。
------------

徳間書店でアニメ雑誌『アニメージュ』を創刊。
宮崎駿さんにマンガ「ナウシカ」を書かせ、アニメ映画化をした尾形さんの半生記です。
尾形さんとその部下に鈴木敏夫さんがいなければジブリも生まれず、日本のアニメ史は大きき変わっていたでしょうね。
貴重な話が満載で面白かったです。
この本は2004年に出た本ですが、尾形さんは2007年に亡くなられたそうです。


岩井三四二「とまどい本能寺の変」PHP研究所

------------
本能寺の変勃発!これはピンチか、はたまたチャンスか!?
大きな岐路を前にとまどう信長の息子、家臣、敵将、女たちを、温かく(?)描いた傑作短篇集。
------------

岩井三四二さんの本能寺の変をめぐる周辺の人々を描いた短編集です。
岩井さんの本は始めて読みましたが、なかなか面白かったです。
周辺の人々の話も面白いですが、岩井さんの本能寺の解釈で光秀の年齢は67才という説もあるそうで、光秀は認知症だったのではないかと推測しているのが面白かったです。


碧野圭「書店ガール5」PHP文芸文庫

------------
取手駅構内の小さな書店の店長に抜擢された彩加。
しかし意気込んで並べた本の売れ行きは悪く、店員たちの心もつかめない。
一方、ライトノベル編集者の小幡伸光は、新人賞作家の受賞辞退、編集者による原稿改ざん騒動などトラブル続きの中、期待の新人作家との打合せのために取手を訪れる。
彩加と伸光が出会った時、思わぬ事実が発覚し……
------------

ドラマ化もされた碧野圭さんの書店小説。シリーズ5作目です。
取手駅構内の店長に抜擢された彩加とライトノベル編集者の小幡が出会った事から、思わぬ方向に物語は向かいます。
今回のテーマはライトノベル。追いつめられた主人公たちが奮起する展開は燃えますね。
ちょっとドラマ「重版出来!」を思わせました。
ラストは泣かせます。続巻も楽しみです。
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年07月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る