『 ファインディング・ドリー 』

大好きなアニメ映画『 ファインディング・ニモ 』（2003年）の続編、『 ファインディング・ドリー 』を観た。ＣＧ技術の進歩はすごい。前作にもまして海中の描写が素晴らしい。ひとり息子ニモの行方を追う父マーリンとドリーの冒険はやはり桁違いの感動作だったが、同じ「 親子の愛 」をテーマにした『 ファインディング・ドリー 』もなかなか面白かった。特に、前作とのお話の繋がり方が絶妙で感心した。当時、続編を作るつもりで設定したとは思えないのだが、前作でのドリーの言動を切り出して「 その背景 」を解明する物語を作ったのは見事だ。

　エンドクレジットで「 海洋生物監修 」としてさかなクンの名前が出てきたのは嬉しかった。彼は監修に加え、声優としてマンボウの声を担当したのだそうだ。

　同時上映の短編アニメ『 ひな鳥の大冒険 』も楽しい。望遠レンズの被写界深度の浅さをここまで巧く取り入れたアニメは珍しいと思うよ。