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2016年06月12日06:49

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『 極上!お宝サロン 』



Cを務めていた石坂浩二のシーンがここ数年、ほぼ全カットされているということでちょっとした騒ぎになっていた『 開運!なんでも鑑定団 』だが、私は放送開始(1994年)からの大ファンである。確かに、以前と比べると石坂のコメントシーンが激減して、ほぼ皆無。彼の姿さえ、ほとんど映らないというのは非常に不自然であった(番組の最初と最後に石坂が映るが、本編中はほぼ「 今田耕司ひとり状態 」)。制作担当ディレクターとのトラブルがあったとまことしやかに噂されていたが、石坂降板発表後に今田が語った内容が真実ではないかと私は思っている。

 彼曰く、石坂は博識で目利きなので、鑑定額(結果発表)が出る前に「 あぁ、これは本物だ! 」とか「 ○○○万円くらい、しますよ 」と番組進行を根底から覆すコメントが多かったそうだ。さらに番組収録中であることを忘れ、鑑定士達とお宝について話し込んでいたりと、MCでありながら自らの趣味の世界に没頭してしまう傾向がだんだん強くなっていた、とのこと。結局、石坂のシーンをカットしないと番組が成立しないため、やむをえずカットするのが、ここ数年は制作サイドの習慣になっていた。

 「 だいたい、石坂さんほどの大御所と喧嘩して、嫌がらせに彼の出演シーンをカットするなんて制作側にできるわけがないじゃないですか。反対にディレクターの方が交替させられますよ 」という今田の言葉には説得力がある。ちなみに、石坂浩二本人は騒動について詳細を語ることなく降板したが、彼自身、「 新しい番組のMCを担当しますが、『 開運!なんでも鑑定団 』と同じ制作会社の同じスタッフです 」と明かしている。担当ディレクターと確執があったなら、同じ制作会社、同じ制作スタッフで番組を作るはずはない。やはり、今田耕司の話が正解と思う。

 『 極上!お宝サロン 』は石坂が『 ・・・・鑑定団 』降板後にMCとして出演する、『 開運!なんでも鑑定団 』から派生したスペシャル的な番組だ。BS放送ということで目立たないが、多くの『 ・・・鑑定団 』ファンが引き続き視聴していると想像する。毎回、ゲストコレクターを迎え、秘蔵のお宝を紹介するという趣向で、ここでは最初から最後まで、石坂が好き放題にしゃべっており、実に生き生きとしている。「 私のシーンをカットしたら、番組が成立しませんから 」と石坂は笑っているが、彼がやりたかったのは「 一つのお宝について時間をかけ、ゆっくりと語り合う 」ということだったのは間違いないだろう。
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