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2016年02月13日00:35

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美の巨人たち

以前、こちらの日記(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1922810674&owner_id=22841595)で、大原孫三郎と児島虎二郎について触れましたが、同じような関係は、丁度同じ頃、松方幸次郎と、ある画家との間にもありました。
 そのことを教えてくれたのは、こちらのTV番組でした。
https://www.youtube.com/watch?v=t3fJfN-W_q0

フランク・ブラングィンという画家がいたということは、この番組を見るまでは全く念頭にありませんでした。国立西洋美術館には何回か行ったことがありますし、松方コレクションも観ているので、あるいはキャプション等には出てきていた名前だったのかもしれないですが、そうだとしたら、完全に失念してました。

 ところで、今回のタイトルにもしたこの番組を見ていると、こんなことがよくあります。

 例えば、私の現在の職場のある建物が有名な建築家の手になることは、こちらの回で初めて知りました。
https://www.youtube.com/watch?v=qxy_3F8PPBA

また、自宅のすぐ近くにあるこの建物が、あの旧帝国ホテルの建築で有名なフランク・ロイド・ライトの作品であることは、この回で知りました(動画の表紙?になっているプレーリーハウスではなく、この回で扱っている自由学園明日館の方です)。
https://www.youtube.com/watch?v=OXMzgHve_Tk

さらに、私のプロフィール写真の雷門の正式名や鉄筋コンクリート造りであることなどは、この回で知りました。
https://www.youtube.com/watch?v=j8W-bT5xgaU

この番組は、普段何気なく見過ごしているようなところを巧みに突いてくるのです。
 もちろん、番組の性質上、有名な作品も取り上げますが、そのときも、単に名作を愛でるありきたりの番組にするのではなく、普通に変だぞとか、言われてみればそうだなぁとか感じるところから切り込んでくるのです。ちょっと違う切り口を見せてくれるわけですね。視聴者の興味・関心を引き付けて逸らさない巧みな演出がなされているといえます。
 この番組が始まったのは、なんと前世期の2000年の4月からということですから、地味ながら、コツコツとこうした趣向をこらした番組作りを続けて、16年になろうとしているわけですが、これはなかなか大したことではないかと思います。
 私は別にテレビ東京の回し者というわけではないですが、NHKの「日曜美術館」などは、どうも敷居が高すぎるとか、少々長すぎるとか、感じている人にはお勧めできる番組です。
 もっとも、東京では、毎週土曜日の22時から放送されるこの番組、今日は特別版ということで、1時間に拡大して放送されるようですが(TV故障中の私は、後日PCの動画サイトにアップされたものを見ることになるでしょう)。
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