今年こそタイを変えよう
タイのみなさん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
思えば4-5年前の今日、自分がメディアへの露出を拒み続けていたとき、活動がここまで大きくなるとは思いませんでした。
当時は自分の顔や素性がばれることを恐れ、絶対に自分の正体を明かしませんでしたが、偽善者扱いされることはわかっていたので、それでよしとしていました。
ですので子供達へのボランティアも、ほぼ自己満足の域を超えることができませんでした。
でもやはり名前や素性を隠してできることは限られていました。
いくら子供達に個人でできることをやっていても、お金や行動力には制限が有り、集団の行動力を必要としました。
また子供達の環境を変えるには、やれ個人の生活だとかそういうことを言っている場合ではなく、自分ができることをしてタイ社会自体の環境を変えるしかないと思いました。
だから、最近は嫌われ者になることを恐れず、いいたいことははっきりというようにしています。
とくに去年から自分はタイ人のためにならないことは声を大にしていいました。
たとえばタクシーの問題などは論外で、99.9%までタイ人は外国人に対してやさしいのに、多くのドライバーたちが外国人に不当なぼったくりをしかけて
「こんな国2度と来るか」
と言わせています。
タイにとって外国人観光客はお金を落としてくれる資源です。これを絶対に失ってはいけません。
タイの各地観光地にいる詐欺師たちもさらにひどく、やれ宝石だの背広だのジェットスキーだのと誘っては、タイの評判を落としています。
ロヒンギャの問題にいたっては論外中のさらに論外といえ、イギリスのBBCなどに
「・・お前らにタイを非難する資格などあるか!」
と怒りをおぼえていたのを今も覚えています。
タイはタイ人のための国なんです。
移民問題で複雑な政治事情をさらに複雑にしてはいけません。
屋根に火がついている家に、他人が飢えているからといって居候を呼び込む家がどこにあるでしょうか。
ロヒンギャにせよウイグルの問題にせよたしかに気の毒な面もありますが、元々は彼らの国の問題なんです。
ヨーロッパ諸国は
「タイに移民を受け入れろ」
といいますが、単なる罹災避難民と経済難民をどうやってわけるんでしょう?
タイにいるのにタイの文化になじまず不満ばかりを口にする人たちは、
やがてフランスで起きたようなテロだってかならず起こします。
日本でいまだに流通している「闇の子供達」というこの反日、反タイ人のビデオも大問題です。
日本の在日とそれに関わる集団が、
「日本は子供を臓器移植のために殺す民族である。タイ人は金の為子供を売春させ臓器までとりだす民族である」
そういうありもしないことを問題にしている。
これには自分もずいぶん怒りました。
・・・まあいいつづけると止まらないのでこのへんにしておきますが
去年を総括するとそんな色々なことを口にして色々なメディアで好き勝手なことを言わせてもらいました。
そのせいで多くの敵を作ったことは事実ですが、反面めざましい効果もありました。
大企業が少ないながらもお菓子などの寄付をくれるようになり
有名な音楽家、芸能人なども行動に賛同してくれるようになり
なによりも一個人のタイ人のみなさんが、
「・・俺も銀次郎とがんばる!」
と声をあげてくれるようになり、ボランティアには色々な人から参加希望が集まるようになりました。
思えば自分はしがないせいぜいが定時制高校出の無学の徒です。
それが無我夢中で行動し、行動とあわせて
「・・・タイはこれじゃだめなんだ!」
と声を大にして言い続けることで、現在自分のボランティアはさまざまな人から支持を受けるようになりました。本当にありがとうございます。
タイ人のみなさん、はっきりいいます。
”このしがない一外国人、銀次郎にできることは、みなさんにもできるんです”
国を変えるのはみなさんこそが原動力なんです、自分のような外国人ではありません。
いけないことはいけない、やるべきことはきっちりやっていくんだ、この意思こそが国を変えるんです。
逆にそれなしでは、スラムの子供たちはおろか、あなたたちの問題になってくるんです。
今年も少しづつでいい、みなさんの力をほんの少しだけかしてください。
そしてこの国を子供達のため、ちょっとだけでも彼らをとりまく環境を変えていきましょう。
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