mixiユーザー(id:18627182)

2015年11月04日14:40

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『すゞしろ日記』を読んでみた。

すゞしろ日記
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=18627182&id=1255294

<以下、レビューページより転載>

現代美術家・山口晃画伯による「コミック・エッセイ(漫画風随筆)」♪

先般訪れた同氏の個展会場(水戸芸術館)には、本書に取り上げられてるような、細々とした漫画風の絵も展示してあって、「面白いなあ、読むの疲れるけど(;´∀`) できたら、家で落ち着いて、ゆっくり読みたいなあ」なんて思ってたんだけど、同じような作品がまとめられた本があると知って、早速手に取ってみた次第m(_ _)m

もともとは、展覧会用に制作された『元祖すゞしろ日記』てのがあって、それから、東京大学出版のPR誌『UP(ユーピー)』で連載がスタートし(本書に収められてるのは、第1回〜50回(2005年4月号〜09年5月号)分)、これに加えて、連載中に開催された個展にちなんだ作品や(08年末〜09年にかけて「すゞしろ日記・大山崎編プラス」)、ほかの雑誌やなんやに執筆したらしい(?)「白州探訪乃記」「仏像の歴史」「私的ラジオ生活」「大相撲観戦乃記」「蕭白エピソード集」などの、同じような手法の作品が併録された一冊だ。

日常生活の風景やなんかが、かなりゆるーい感じで、テキトーに描かれてる♪
ただ、一概に「脱力系」とも言い切れないのは、時偶(ホントに時偶ですが、、、)鋭い観察眼でもって物事の本質をズバッと突いてたりする(ように見える)ところがあったりして。。。
いやしかし、とにかくオモロいです。
電車の中や出先で読んでたりして、思わず吹き出してしまい、何度恥ずかしい思いをしたことか。。。特に「カミさん」のキャラ、最高ですね♪

タイトルの「すゞしろ」とは、「大根」を雅に言い換えた言葉。
画伯曰く、「面白き事も無き世を面白く的な事を、すゞしろの題に託している」とのこと。
野暮な言葉を「それらしく」言い換えることで雅趣を出す。なんだかんだ言ってイメージって大事ですし、気の持ち方って大切ですから。つうわけで、タイトルからしてステキな一冊です♪
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