ＥＵの正体

シリア難民問題でＥＵの団結とやらが揺れ動いている、なんていう記事を目にするように
なった。しかしだな、そういう記事を書いているバカ新聞、早い話が朝日とか朝日とか朝
日とかだが、全くＥＵの本質というものを理解していないな、と思う。

まずＥＵとは何か？アメリカやロシアに対抗するための連合なのか？バカバカしい話であ
る。連合して何を対抗しようってんだ？そもそもＥＵは安全保障における連合では無い。
安全保障面での連合はＮＡＴＯだ。ＮＡＴＯはご存知の通り、北大西洋つまりアメリカや
カナダまで含まれた軍事同盟だ。軍事面での脅威はＮＡＴＯで対抗するのであり、ＥＵの
仕事ではないのだ。

ではＥＵとは何か？速い話がＦＴＡの発展版であり、昨今日本も絡んでいるＴＰＰのよう
なものである。ＴＰＰは経済強国であるアメリカが経済的に太平洋地域を支配しようとす
る狙いがある、と言われているが同じことがＥＵにも言える。ＥＵとは、ドイツとフラン
スが欧州経済を支配し搾取し続けるための仕組みである。

ここのところを理解できていないヤツが多すぎる。独仏に比べて競争力が弱い国は、関税
や為替などの政策で国内の工業や農業を保護することができない。工業分野でドイツ、農
業面でフランスに対抗できる国はＥＵ域内に存在しない。世界的に見れば、ドイツはアメ
リカや日本に工業技術で敵わないし、フランスも農業ではやはりアメリカやオーストラリ
アに負ける。しかし、ＥＵがある限り欧州地域内では絶対的に優位を保てる。

ＥＵある限り、東欧や南欧のような国はドイツとフランスの経済的植民地であり続ける。
そんなＥＵなのに独仏が難民を平等に受け入れろ、とか東欧や南欧に言ったりするのって
まあ完全に属国扱いだな。東欧諸国は第一次、第二次大戦の賠償をドイツに要求しちゃえ
ば良いんじゃね？まあそんなＫ国やＣ国みたいなさもしいマネはしないか（笑）