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2015年07月25日00:18

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あの日のヒーロー

その昔、テレビにそのままアンテナがついていた時代

ヒーローは自分のすべてだった。

いじわるなてて親に殴られても

やる気のない母親が何日も帰ってこなくても

テレビのヒーローはいつも言ってくれていた

「元気をだせ、きみはひとりじゃないぞ」

昔のヒーローはかっこいいばかりじゃなくて

時には僕をなかせることもあり 笑わせた

そんなテレビのヒーローはいつも言っていたんだ

「元気をだせ、いつかいい日がくる」

僕はそんなテレビのヒーローに出会いたいだけのために

町の古ぼけた電気屋のショールームにでかけ、雪の降る寒い日も6時55分にそこでまっていたんだ。

あれから40年たった。

今はそんなヒーローは今いなくなってTVをつけると

「わるものを退治するには武器がひつようだ」

と言っているような気がするんだよ。

ヒーローはただかっこいいだけじゃないんだ。

文房具やおもちゃにつかわれちゃだめなんだ。

でももしかして変わったのはぼくのほうで

彼らがかわったのかはわからない。

でもね

こんな今だからこそ、彼らにかえってほしい。

友達を虐め殺したり、小さい猫の目をボンドでふさいだり

そんな子供らのためにかえってほしい

自分は46になったおっさんでも、ときどきそうおもってるんだよ。

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