貧乏は恥ずかしい。
こんな概念は本来日本ではあまりなくて
貧乏でくっていけないお坊さんや武士でも凛としていれば
庶民から尊敬される時代があった。
赤貧の生活を送りつつも、小笠原流だとか裏千家だとか、挙措動作がそういった知識に裏付けされ誇り高かった人たち。
少なくとも戦前まではそういう家が数多くあり、またそのような古武士然とした風格と徳を備えた人を尊敬した時代があった。
でも最近はまったくそうじゃなくなって
若者が尊敬する対象があまりいなくなった。
いたとしても、タレントであったり、
ひどい場合にはわけのわからない利殖行為で儲けた人間をヒーロー扱いしている。
戦前まで日本に数多くいた西郷や楠木正成を尊敬していた人たち
どこへいったのだろう。
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