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2011年10月25日12:58
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汝じしんを知れ。 ΓΝΩΘΙ ΣΕΑΥΤΟΝ ΙΘʹ
2011/9/12
薩摩による琉球支配を可能にしたのは、朝鮮出兵により戦力が先鋭化していたからだ、という。沖縄の歴史書に薩摩の侵攻が書かれぬことはないが、琉球が武力で奄美・八重山を併合し、両地域の住民を差別してきたことは書かれない。奄美の姓が１文字なのは、なぜか。
なかなか興味深い新刊をいくつか見つけた。あじあブックス 『中国語の歴史』 大修館。『みやぎ地名の旅』 河北新報出版センター。『名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか』 青土社。新刊ではないが 『トルコ民族の世界史』 （慶應義塾大学出版会） には初めて出会った。いい。
足を痛めて、書店歩きがおろそかになっていた。ダニイール・ハルムスの翻訳書が出ている。不条理な文章をロシア語を原書で読むのはツライのでありがたい。そう、『ゴドーを待ちながら』 のベケット的な作家である。翻訳で初めて、その全体感のようなものが眼前に開けて、ほぅ、と。
ハルムス。とりあえず、第３弾 “Ныпырсытет” を買ってみた。戯曲と小説の断片集だ。完成していないものが多い。パスカルの 『パンセ』 のような感じ。「ヌィプィルスイチェート」 は、とある一篇に出てくる架空の名前であり、本書を代表するタイトルたる理由はない。ハルムス的な。むふ。
Ныпырсытет Nypyrsyt'et という字面をみたら、ロシア人なら吹き出す。まるで意味がないからだし、発音が困難だからだ。日本人にわかる感じにすると、「あﾞいﾞとﾟれねﾞしき」 みたいな字面だ。語末の -t'et はラテン語を思わせる。ウニヴェルシチェート。
昨日は、神保町シアターで市川崑を２本。まず、“銀残し” で有名な 『おとうと』。鉛を含んだような色の重奏低音。幸田文の書き出しをみごとに映像言語化。２本目は、フィルムセンター所蔵の 『花ひらく』。昭和23年。幻の第１回監督作品。市川崑監督にも、こんな時代があったのだと。高峰秀子主演。
2011/9/13
書店で立ち読み。「言語別総生産」 Gross Language Product という概念を知って感心した。それぞれの言語の使用者全体の総生産額を言う。１位 英語 7兆8千億ドル。２位 日本語 4兆2千億ドル。３位 ドイツ語 2兆4千億ドル。なるほど日本人が英語を話せないわけだ。日本語で食えるもの。
2011/9/15
本日の 「とんねるずのみなさんのおかげでした〜キッチンスタジアム」。エントリーは中野美奈子・高橋真麻・平井理央・本田朋子・加藤綾子・山��夕貴。女性アナにとって “料理” はしつこくカラんでくる “小バエ” みたいなもの。人気があれば料理の腕はあがりにくい。本音を言えば、そこはほっといて、だろうなあ。
フジテレビの 「カガリ ディレクター」 が一部の番組で 「プロデューサー」 に昇進したらしい。昨日、テロップが 「明松Ｐ」 となっていて驚いた。“Ｐ” に驚いたのではなく、“明松” に驚いたのだ。いつもカタカナで 「カガリ」 と書かれるので、“明松” と書くとは知らなんだ。「タイマツ」 の逆立ちだ。
「カガリＤ」。本名は 「明松功」 （かがりいさお）。出身＝大阪府。家庭を失い、家にも帰らず、パンツ一丁でひたすら番組編集に没頭する、原始人そっくりのテレビ人である。「明松」 という名字は泉佐野市に多いという。「かがり」 は、通例、“篝” と書く。『日本国語大辞典』 にも “明松” と書いた例はない。
9月25日(日)。TBS 「ホンネ日和」 で、つるの剛士さんと、養老孟司さんの対談がある。“バカ” と “バカについて書いた人”。絵に描いたモチを、焼いて食う、というような企画だ。なぜ、誰も思いつかなかったんだろう。
ふと、ついでに思い出したのだが、伊集院光さんは、夜中の毒舌ラジオで、こういう表現を発明した。「クイズ番組に出演して、これも脳にいい、あれも脳にいい、と解説する茂木健一郎」 を称して “アハモジャの脳漫談” と言う。今日も、Ｑさま！で、アハモジャの脳漫談を聞いてきた、と使う。
2011/9/16
今後、日本の学校の運動会は、10月以降に限られるのだろう。もっとも、アッシが子どものころは、10月以外に運動会をやったことがないよ。いつのまにか、夏休み前とか、夏休みあととか、ヘンな時期に運動会をやるようになったよね。運動会はやっぱり10月だろ10月。
15人の熱中症患者を出した、かすみがうら市七会（ななえ）小学校。運動会の練習は終了直前。閉会式前のフォークダンスでおかしくなった。「マイムマイム」。ヘブライ語で 「水、水」という意味。http://
2011/9/19
フジの田中大貴アナが 「入水自殺」 （にゅうすいじさつ） と。直後に小倉さんが 「ジュスイ自殺」 と発音すると、そのあとは、大貴アナも 「ジュスイ自殺」 と言い換える。「早急」 （さっきゅう／そうきゅう） と並び、「にゅうすい自殺」 も一般には許容になっている。アナウンサーの場合はどうなんだろう？
東方書店で 『小川環樹 中國語學講義』 を見っけ。臨川書店。2011年9月30日初版。昭和23〜26年の講義録。60年後の現在でも、「言語学者のオフレコ的な語りの端々、論文とは違う自由な発想」 は言語学の醍醐味を伝える。オガワタマキって誰？という人には 「湯川秀樹の弟」 と言おうか。
2011/9/20
ダルビッシュ投手のツイッターアカウント “＠faridyu” はどういう意味なのか、と質問が多かったそうで、彼自身、ブログで、「ダルビッシュ セファット ファリード 有」 が本名だと説明。ちょいとしたニュースになっているが、そんなもの Wikipedia には昔から書いてある。知らないほうがモグリ。
mixi 経由で、「○○の録画ありませんか」 とダビングを頼まれることが、けっこうある。同じアナウンサーや女優さんのファンということで、以前はダビングしてあげていたのだが、地デジになって、それもできなくなった。ダビング10は HDD に録画が残っている上での話。一度、ディスクに移したらコピー不可。
ブルーレイの生ディスク。日本製が日に日に品薄になっている。量販店でも在庫を探すのに苦労する。今は、韓国製・台湾製・インド製が並ぶ。DVDのころは、中国製・台湾製・韓国製だった。中国が生産拠点から外れたのは、なぜだろう。DVDのころ、台湾製・中国製で再三トラブルを経験したので、今は日本製しか使わない。
ディーガの文字入力の能力が低い、とは、よく申し上げる。最近は、「たかしまさい」 （高島彩）、「みなふじあいこ」 （皆藤愛子）、「しょうゆうさん」 （小遊三） という “入力用の言い換え” を覚えてしまった。上戸彩さんは、簡単そうでメンドクサイ。「じょうごさい」 と入力する。ふと、これ誰、と思う。
2011/9/28
来年6月に、九代目市川中車（ちゅうしゃ）が誕生するそうである。歌舞伎役者が映画俳優に転向した例は聞いたことがあるが、逆の例は他にあるだろうか。中車は、本来、初代市川八百蔵（やおぞう）の通称だったという。紋が 「中車」（なかぐるま）ゆえに、「中車丸」 （ちゅうしゃまる） と称された。中車なる家紋はネットに見当たらない。
2011/9/29
成瀬巳喜男の 『妻』 （昭和28年） を見た。サラリーマンの上原謙が、浮気相手のタイピストの丹阿弥谷津子に言うのだ。「あなたはえらいなあ。生活をエンジョイしている」。『日本国語大辞典』 だと、舟橋聖一の 『裾野』 が昭和23〜4年で初出。モノクロ映画で上原謙が “エンジョイする” なんて言うと驚く。
2011/10/2
また、「TBSオールスター感謝祭」 をアタマからシッポまで見てしまった。もっともテンションがあがったのは、“アッキーナのプロフェッショナルなゴーカート・ドライビングテクニック”。並み居るオトコたちをクールに打ち負かす。
月曜日の 「帰れま10！」 に夏目三久さんが参戦。ちょっと画が思い浮かばぬ。ファミレスのメニューを深夜から明け方まで、タカトシ、有吉弘行さん、マツコデラックスさんなどと、「うっぷ〜」 と嗚咽しながら、清楚な美女が食べ続けるようす。
浅草演芸場に登場するときのナイツは、NHKや東京キー局では見せない下世話なくすぐりを連発する。千葉テレビの中継は別格らしい。塙さんが、ドラえもんのテーマ曲を、メロディと歌詞をズラして歌う。ツッコマれると 「ちょっとティンポがズレてしまいました」 と言って、ズボンのチャックを開けようとする。
来年9月に 「十一代目 桂文治」 が誕生するそうだ。桂がた治と言えば、アタシが生で落語を聴き始めたころには前座だった。前座が大名跡を襲うほど時が経った。11代は、現在の落語家でいちばん大きな代数だ。これまでは 「柳家小三治」 と並び、十代目が最大だった。ただし、小三治は大名跡の格ではない。
つい先ほど、NHK講談大会で、一龍斎貞水センセの 『汐留の蜆（しじみ）売り』。落語の 『蜆売り』 の原話。落語では、話は居心地の悪い宙ぶらりんな状態で終わる。今日の原話を聴いてナルホドと。どうなるか、だいたいの話の行方はわかったが、それでも解決は続きの一席を待たねばならぬようだ。
2011/10/3
昨日のNHK講談大会。神田松鯉 （しょうり） センセの 『赤穂義士外伝〜小山田庄左衛門』。いわば、“仮名手本 不忠臣蔵”。「ほぅ、そういう義士もいたのか」 と。忠臣蔵にまつわる講談では、何と言っても 「赤穂義士外伝・銘々伝」 がおもしろい。いわば、“忠臣蔵・三面記事”。
海老名家の老舗ぶりに、ほう、そうか、と。あれもこれも、先代三平師匠の人気・人徳と、香葉子さんのモーレツぶりがあればこそ。現 正蔵・現 三平の芸が、今後、化けるとは、とうてい思えない。なにか空疎な。
今日の７時台には、完全にまいった。地上波３番組までは録画できる態勢をととのえているのだが、地上波４番組はオテアゲ。「まる見え」、「帰れま１０」、「SASUKE」、「ネプリーグ」。ひじょうな後ろ髪を引かれながら、SASUKE を切る。社会的に成功しない人の特徴は“テレビばかり見ている”ことだそうだが。
キンモクセイが香っている。漢字では 「金木犀」 と書く。もとは中国語だが、現在の中国ではこの言い方をしない。「丹桂」 （タンクイ）。「桂」 はモクセイのこと。金木犀に 「サイ」 が入っている理由は→ http://
2011/10/5
昨日は11月 国立劇場 歌舞伎公演のチケット発売日。坂田藤十郎丈の主任にて、『日本振袖始（はじめ）』、『曽根崎心中』。世話物・時代物という、江戸時代風の番組。電話は40分でつながる。16日に見る予定の10月の出し物をTVでちょい見。尾上菊五郎丈がレディーガガの恰好で白虎にまたがり、宙を舞う。なんで？
昨日の 「鑑定団」。山本梓さんの持ってきた “医者であった先祖に緒方洪庵から与えられた種痘の許可証” の鑑定。本物。許可証は行書で書かれているのだが、面白い字を見つけた。「鑑」 という字なのだが、文字を “田” の字に分けると、左上に 「臣」、右上に 「ケ」、下に 「金」。「皿」 は行方不明。
「とくダネ！」 でデーヴ・スペクター氏が、「チェルノブイリ」 ○●●●○○ を、「チェルノービリ」 ○●●●○○ と発音していた。英語と日本語のチャンポン。本来の米語音は [ tʃɚ ˈ noubil ] 「チャァˈノウビる」 だ。
本日、テレ朝の 「ナニコレ珍百景」 で、韓国の “カンチョー像” の正体が判明するやもしれぬ。韓国のカンチョー文化は、こちらで見られよ。→ http://
2011/10/6
Steve Jobs。その姓は妙な巡り合わせで 「従業員数、求人、雇用」 の意味の jobs と同綴。“仕事” job の複数形。ただ、姓の Jobs は普通名詞 job とは関係がなく、『旧約聖書』 の “ヨブ” Job を引用した男子名に所有格の -'s がついたもの。Job's son の意。
2011/10/7
ロシア語 йети のヒット数 138万件。日本語 “イエティ” のヒット数 139万件。ラテンアルファベットの “yeti” のヒット数 4,340万件。中国最大の検索サイト 「百度」 による “雪人” のヒット数 2,270万件。
1980年、「なかよし」 に連載されていた 『コクリコ坂から』 の単行本を購入。原作は、いかにもな少女漫画だった。映画はヒントだけ抽出したベツモノ。原作は、冒頭に “コクリコ坂” の名前の由来の説明があり、国際信号旗の掲揚のクダリはない。原作の海ちゃんは、朝、ユニオンジャックを掲揚している。
映画 『コクリコ坂から』 のモチーフの１つ。ＵＷ という国際信号旗。しばしば、「航海の安全を祈る」 とされているが少し違う。フランス語、ドイツ語のコードブックでは、単に «Bon voyage!», »Gute Reise!« である。旅人に対する、行ってらっしゃい、だ。
海ちゃんの旗旒（きりゅう）信号 ＵＷ に対して、毎朝、タグボートに乗った俊は、なぜか、「回答旗-Ｕ-Ｗ」 を掲揚する。現行の国際信号旗に、こういう用法はない。実際には、「ＵＷ１」 を掲揚する慣行である。「いってらっしゃい」 に対する、「ありがとう、行ってきます」 だ。
日本海海戦において、東郷平八郎は、旗艦 “三笠” のマストに “Ｚ旗” を掲揚した。のちに 「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」 と解釈された。ただし、これは国際通信旗ではない。当時のＺ旗の意味は 「本船は、貴船の後方を通過する」。現在なら 「タグボートが必要である」。
真珠湾攻撃の折、“赤城” は “ＤＧ旗” を掲揚したという。その筋によれば、これは、Ｚ旗と同じ意味なのだそうだ。これも国際信号旗ではない。当時の信号はすべて５文字なので、ＤＧは意味を成さない。1933年12月31日までは 「信号に留意せよ」。1969年4月1日からは 「本船にボーターボートあり」。
2011/10/8
「ぷっすま」 が、30分に短縮され、土曜の深夜、「タモリ倶楽部」 後に左遷。ただ、ユースケは、ロケの集合時間が午前8時から、正午になったことに、いたく喜んでいるようだ。深夜帯で、昔の “ぷっすまの過激さ” をよみがえらせぇ！ 最近は、もう１つの特徴、グダグダ感だけになってたもんね。
春風亭一之輔（いちのすけ）、来春、21人抜きで真打昇進。小朝36人抜き、花緑31人抜きに続くか。来秋に昇進する古今亭菊六（圓菊門下）は28人抜きだそうだが、俺は一之輔を買う。「いっちょけんめいやります」 の春風亭一朝門下。だいたい、一朝を師匠に選ぶところからしてタダモノじゃない。
いったい 「落語」 というのは、“コンテンツ” として、どの程度、評価されているのか？ バブル崩壊とともに、TVはおろか、ラジオの落語番組も壊滅した。2005年あたりから、TVのコンテンツとして一定量の供給がある。テレ朝 『落語者』 は続いており、今般、BS JAPAN で 『今どき落語』 が開始。
FMで木村カエラさんが足立区出身であると聞き、耳を疑う。綾瀬らしい。足立のタレントとして区民の口の端にのぼるは、小川真由美、北野武、田中好子、布施博、雛形あきこ、山田まりや、上原さくら。皆、同じニオイがする。カエラ＝足立はたいへんな違和感。
2011/10/10
“やすＭＡＸ”。オタカクなくて、あたくしとしては、好感の持てるカップル。デビュー当時は、こんな顔立ちでした。
「ひぐま」 の語源は不明。「緋色の熊」 ではない。なんとなれば、初出は 「しくま」 だからだ。「ひぐま」 は関西特有の “ひ” と “し” の交替によるもの。「七」 を “ひち” と言うのと同じ。漢字の 「羆」 を 「四熊」 に読み開いた可能性がある。古代の都ではヒグマの実物は、まだ知られていない。
2011/10/11
船から転落して、奇跡的に生還したジイサマ。朝のニュースで 「近藤翼さん」(68) とあり、「おぉ！」 と思った。しかし、夕方のニュースで “つばさ” ではなく、“たすく” だと知った。古くからある “名乗り” らしい。「助く」 の同義。本来は、「翼で覆う→かばう・庇護する→助ける」 と派生したもの。
羽鳥慎一アナ、西尾由佳理アナが、日テレを辞し、鳴り物入りでフリーになるなか、ひっそりとやめていった山本舞衣子アナ。昨日の 「Ｑさま!!」 に出やはった。なんとなくの安堵。
「Ｑさま!!」 で、“子守熊” と書いて “コアラ” と読ませる問題が、たびたび出てくる。『日本国語大辞典』 を “全文検索” したが、用例はゼロ。ただし、「こもりぐま」、「ふくろぐま」 が “コアラの異称” として掲載はされている。ただし、「子守熊」 を “コアラ” と読む、という意味ではない。
先週土曜の 「めちゃイケ」 の企画 “近くに行きたい”。「ブラタモリ」 でロケ中のＮＨＫの一行を待ち伏せして乱入。あまつさえタモリさんを拉致。フジテレビとＮＨＫのあいだで、どういうふうに話がついたんだろう。久保田祐佳アナもフジテレビに映っちゃった。11月10日に再開する 「ブラタモリ」 に注目ぢゃ。
2011/10/12
昨日の 「さんま御殿」 を見ていてオロロいた。今、学校では、視力をＡＢＣＤの４段階で評価するんぢゃそうな。数字にすると優越感・劣等感のもとになるから、アルファベットになったらしい。どこまで “ゆとり教育” やねん。今の子どもは、視力 0.1 とか言ってもポカンだそうな。
1997年10月24日放送の 「ぐるぐるナインティナイン」 をCSで見る。「おっと！」 ドサクサにまぎれて、岡村さん、こう言うてはる。「ボクね、五反田、よく行くでしょ。プロの人は言いませんよ、あ、岡村さんですね、とは。プロの人は見て見ぬフリするんです」。そうか、五反田は昔からなんだ……
2011/10/13
春香クリスティーンの本名は “佐藤クリスティーン春香” だそうだ。本人の言。彼女の dich の発音が面白い。“ディッフ” [dix] と言っている。ハンブルクなど、北部の低地ドイツ語では “ディック” [dik]、標準ドイツ語では “ディッヒ” [diç] と言う。“ディッフ” は初めて聴いた。
不案内のヒトには何のこと？だが、フジテレビの 「アナ★バン！」 のMCが竹内友佳アナに換わるようだ。すなわち 「ユカおねえさん」 誕生だ。するってえと、「パン番組」 は三田友梨佳（ゆりか）アナの担当ということになる。つまり、「ミタパン」 か、「ユリパン」 になるわけだ。
今日の午後、CSで放送された 「浅見光彦ミステリー 佐渡伝説殺人事件」 （1988年、日テレ、火サス） を見た。水谷豊さんのシリーズ。ヒロインは 「小川知子さん」 だと思って最後まで見ていたが、クレジットに 「鮎川いずみ」（当時37歳） とあってびっくり。あの頃の両者はこんなに似ていたか。2歳違い。
ＮＨＫの 「久保田祐佳」 （くぼたゆか） アナウンサーの名前を打鍵していて、「あれっ？」 と気がついた。名前が 「桑田佳祐」 （くわたけいすけ） を逆さにしたものなのだ。ひょっとして、両親がサザンのファンで、ムスメの名前にこっそりと忍ばせたか？
2011/10/14
驚き！この土日月、高島彩さんがフジの4本の番組に出る。「個人情報グランプリ」、「ほこたて」、「世界行ってみたら…」、「ナダールの穴」。後二者は新番組のMC。「個人情報グランプリ」 のMCは、前回、中野美奈子アナに交替したのだが、今回は高島彩さんに戻る。ギャラを払ってでも使わざるをえないアナウンサー。
フジの「世界体操」。ロシアのヴィクトリヤ・コモヴァについて「ロシアではコマネチ２世と呼ばれている」と実況。捏造ね。(1)ロシア人が自国の選手をルーマニア人になぞらえるわけがない。(2)こういう“２世”の使い方は日本語独特のもの。(3)コマネチとコモヴァをロシア語でAND検索するとヒット数は45件。
心あたたまるものを発見。近ごろ日本製の生ブルーレイディスクが品切れ状態だった。どうやら、懸念のとおり、東北で生産していたらしい。で、先ほど見つけたのだ。日本製ブルーレイディスク BD-RE。ソニー “がんばろう東北 宮城県多賀城製” BD-RE。やっと東北の工場が稼働を始めたのだ。20枚購入。
「フライング・ゲット」。つくづく感心し、あきれる和製英語。まず、flying が 「不正スタート」 の意味とは理解されない。短距離走の分野で “flying start” と言ったときだけ、日本語の「フライング」の意になる。また、get に「入手」の意味はない。まず、ネイティヴには理解が困難だろう。
“flying start” は “standing start” の対義語。つまり、短距離走以外のさまざまなスポーツにおける、助走をつけるスタートのこと。日常語で “flying start” は 「順調なすべり出し」。そもそも、flying の意は “大急ぎの”。“発売前の” という意味はない。
2011/10/15
銀座テアトルシネマで、11月4日まで 『ベニスに死す』 のニュープリント版を上映中。これを見ないのであれば、映画ファンを自称する資格はない。この映画を見ないのはモグリという意味ではない。旧作のニュープリントに資金を投じないのは、映画というジャンルの存続に興味を持っていないのと同じだからだ。
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