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日記一覧

歌枕紀行「如意寺」
2018年09月29日19:40

 如意寺は、”五山の送り火”で有名な大文字山から、滋賀の大津市にかけての尾根に広がる巨大寺院です。・・・と言っても、いつの頃にか衰亡してしまい、今は痕跡のみ。古典にちらほら名前が出てきて気にかかっていたので、現地に行ってみました。 京都側の

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歌枕紀行「比叡山」
2018年09月24日16:48

 延暦寺の開祖・最澄(766-822)が亡くなってから、あと数年で1200年exclamation・・・というわけで、宝物館で特別展が行われているので、お山に登ってきました。 過去に何回かお参りしたことはあるのですが、東塔(延暦寺の1エリア)はずいぶん久しぶり。いつものよ

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歌枕紀行「大神神社」
2018年09月22日00:59

 大神神社は、前回の奈良の南方、三輪山のふもとにあります。大神と書いて「オオミワ」。神が連続してややこしい・・・がく〜(落胆した顔) この神社、山自体を御神体としているので、いわゆる「本殿」がありません。拝礼や祈祷も山に向かって行います。一般的に、神さま

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歌枕紀行「元興寺」
2018年09月20日13:56

 元興寺は興福寺の南方、古風な街並みが人気の”奈良町”の一角にあります。 もともとは飛鳥京(明日香村、6〜7c)にあり、日本仏教の元祖的なお寺でしたが、平城京への遷都とともにこちらに移されました。当時の境内は、興福寺の南面から奈良町をすっぽり覆

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 なにわ島めぐりリゾート 今回の姫島は以前の御幣島のすぐ南。この辺、ほんまに島だらけやな冷や汗 名前の由来はというと、はるか昔、ヤマト(日本)の皇女さまが朝鮮半島の新羅(シラギ)という国の皇子さまに嫁いでゆきましたが、夫のDVに耐えかね泣く泣く逃げ帰

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歌枕紀行「河尻」5
2018年09月17日12:08

 なにわ島めぐりリゾート・・・とは言っても、河尻は地名ではなくて、神崎川の河口(尻)を漠然とあらわす言葉です。つまり、以前の神崎も加島も田蓑島も御幣島も、みんな含まれます。 今では郊外のありふれた町という感じなのに、やたらと古典に見えるのは、

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歌枕紀行「御幣島」4
2018年09月16日00:13

 なにわ島めぐりリゾート 今回は御幣(ミテ)島です。 場所は、前回の田蓑の島のすぐ東。この辺りは海抜が低いだけあって、島だったとおぼしき地名がたくさんあり、その昔「難波八十(ヤソ)島」(淀川河口のたくさんの島々)と呼ばれたことがうなずけます。 御幣(ミテ)

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歌枕紀行「田蓑の島」3
2018年09月15日02:41

 田蓑(タミノ)の島は、前回の加島のすぐ南。この辺りの古典の故地では、もっとも島の形状を保っています。 中世には「佃(ツクダ)村」と呼ばれ、かの徳川家康が本能寺の変を知って領国に逃げ帰ろうとした時、ここの漁民に船を貸してもらった恩義から、のちに彼ら

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