「八坂さんにもお詣りできたし、さぁ帰ろっ」と正門に向かいます。この参道がまた、門はデカいくせに裏路地みたいに狭くって、ギュウギュウの人波に揉まれて、何だかトコロテンになった気分 八坂さんの正門前は、祇園祭の御神輿(オミコシ)が、四条
「ついに八坂さんにゴールイン」と喜んだのも束の間、ものすごい人波に飲み込まれて右往左往 晴れ着の女性からインド人まで、混沌としたありさま・・・。賽銭を入れるのにも長蛇の列で、冷え込んできたこともあり、やむなく遠くからの礼拝で済
親鸞さんの墓(・・・があったらしい場所)を「アミダブ〜」と拝んでから、そばの円山公園に入ります。ゴールの八坂さんまであと少し あんなに晴れていた空が、いつの間にかドンヨリとしていて、急に肌寒くなってきました 円山公園は、実は周囲の
西行さんの古跡からさらに登った先に、たいそう立派なお寺が見えてきます。ここは、浄土真宗の教祖・親鸞(1173-1262)が最初に葬られた場所。元日だけに、信徒さんが大勢参拝に来られていて、それに交じって私も中へ・・・。 青年西行さんが双林寺の庵(イオリ)
高台寺前の"ねねの道"を進んで、右折した先の片隅に、かの西行法師(1118-1190)が隠棲していた古跡があります。何となく入りにくい雰囲気のせいか、表通りの喧騒とは対照的にいつも閑散としていて、お気に入りの穴場 この付近には、平安時代初め(9c)
霊山観音を拝んで、次はお隣りの高台寺へ。 今の京都ではありふれた光景の"夜間ライトアップ拝観"を初めて行なったのが、実はここ。異例の物事を嫌う京都らしく、当初は「悪趣味!」とか「金儲け!」とか非難ゴーゴーだったそうですが、仏教信仰が希薄とな
「隠れた歌枕スポットも発見できて、さっそく御利益あったな〜」と気を良くして、今度こそ三年坂のほうに下ります。 私は、昔の歌枕の”忘れ去られた風景”をボンヤリ想像するのが好きなので、実のところ、この付近の見るからに「This is Kyoto
いったん総門まで戻って、「いざ八坂さんへGO!」と坂を下ろうとした時、ふと目にした脇道が妙に気にかかりました。何気なくフラフラと辿ってゆくうちに、パッと視界が開けた先には、深い谷間を埋め尽くした墓墓墓 どうやらこの坂道は、ふもとの本願
本堂は完全包装状態。舞台からの眺望も叶わないので、とりあえず境内を散策することにしました。境内の様子は、名物の舞台や、その脇から下る長〜い階段や、寺名の由来となった滝などなど、13cの『法然上人絵伝』に描かれているものと大して変っていません
私は清水さんでは、いつも本堂に上がって、お祈りしたり読書したりしてのんびり過ごすのですが、なぜかたいていの人は、賽銭を放り投げて早々に通り過ぎます。「平安京ができて以来、数えきれないほどの願いを聞いてくださった観音様なのに、もったいないな
「天下の清水さんやし、大晦日は一晩中あいてるやろ」と高をくくったのが間違いのもと・・・。開門までまだ1時間くらいあり、この寒空のもとで待つなんてゾッとしますが、せっかく登ってきたし、とりあえず総門まで行ってみることにしました。 進
清水寺の史料をあれこれ読んでいると、おおむね貧しい人々の信仰を集めていたことに気づきます。それも「極楽往生したい」といった宗教的な願いではなく、「とにかく貧しさから逃れたい」という至極現実的な願いを持つ、まさに社会の最底辺であえぐ人
牛若丸の旧跡もおがめたので、そばの路地に入って清水さんへと登り始めました。松原通の延長にあたるこの坂道は、古来から清水詣に利用されたもので、民家のすき間を縫うようにクネクネと続いています。 松原橋から少し上がった所は"六道の辻"と呼ばれ、平
早いもので、2018年も大晦日。「この前、せっかく清水寺の奥の院にお参りしたので、初詣は清水さんにしよ〜』と急に発願。電車も終夜運転しているし、深夜に行ってみようと目論みましたが、『朝まで生テレビ』の大喧嘩を楽しんでいるうちに4時になっ
琵琶湖ホールへは、なんとか最後の演目にすべり込み 「あぁ、美しい旋律やなぁ。心地よいなぁ」と魅了されているうちに、あれよあれよと夢の世界へ・・・ コンサートが終わると、外は小雨まじりの比叡おろしが吹きつけて、震えるくらいの寒さ
音羽山から道なりにエッチラオッチラ下ってゆくと、やがて逢坂の関にたどり着きました。「ここに出るんかぁ〜」とちょっと感動 逢坂の関は文字通り、逢坂山に設けられた関所の跡。この峠道は奈良や京都から琵琶湖に抜ける最短ルートなので、『古事記
音羽山のいただきから北側に目を移すと、逢坂山を始めとして、比叡山や比良山までを一望できて、これまた絶景かな〜 逢坂山は、音羽山と谷をへだてて向かい合う低い丘陵です。その谷間には、京から大津に抜ける幹線道路が通っていて、昔の人は特に
法厳寺から音羽山に登る道は意外になだらかで、さして苦労もなく登頂。寺がすでにかなりの高さだったのかも。 山頂からの眺めは絶景のひと言 音羽山は大津に行くごとに見上げてきましたが、上からはこんな風に見えるんか〜とビックリしました。視