今日は『看聞日記』現代語訳で発見があった。「羅茶」という言葉の意味がずっと分からなかったんだけど、どうやら「羅紗」(らさ。厚手の毛織物)のことらしい。以前にも「茶羅茶」が「更紗」(さらさ)のことらしいと解読したので、たぶんあっているんじゃな
知り合いが、今でも行っている十九夜念仏の唱えごとを送ってくれました。十九夜念仏は旧暦3月19日に安産などを祈願して行う女性だけの講行事です。こういう行事が今後も長く続いてくれることを祈っています。
今日も『看聞日記』読んでいる。応永二六(一四一九)年六月二五日条さて中国人が攻めてくると噂になっているそうだ。出雲大社では本殿が震動して血が流れ出したという。また西宮の荒戎宮も震動したそうだ。軍兵数十騎が広田神社から出陣して東の方に向かった
若い頃からずっと不思議に思っていたのは、たいがいの手帳に附録として載っている「常用漢字表」。誰が何のために使うのか、なぜ必要なのか、ずっと不審のままだった。一時は、愛用する手帳の版元・高橋書店にこんなものはページの無駄だから削除するよう、利
ミクシーのコミュで「授業中にあった珍回答」を読んでて、思い出したこと。もう20年以上前、『看聞日記』の講読で「本腹」という言葉がでてきた。担当の学生は「妾腹ではなく本妻の子供」と訳した。学生はしーんとしていたが、僕だけ笑いをこらえていた。い
今年の5月に研究会で報告して、10月には活字になる論文。昨日、新しい史料がみつかったので、補訂していた。ところが表の数値がうまくかみ合わない。苦心惨憺。半日かけてようやく整合した。たった300程度の事例を表にして数値化しただけなのだが、この