第一幕 プロローグ 記者会見の場である。闇の中、フラッシュで始まる。カメラマン、数人、去りかけた白髪・眼鏡の男、北野を取り囲んでいる。記者1 北野さん、北野さん、一言!記者2 スパイ防止法はいったい?北野 君、それはね、結局は国会で審議されるこ
1幕 黒服のサングラスの男が二人、トランクを下げ、やって来る。二人の男のアクセントは少し外国語風。男1 それにしても奴は頑固な男だ。男2 いざとなっては非常手段もやむをえないか。男1 いや、注意した方がいいぞ。中央の指令を仰いでからだぞ。男2 そ
森かなみ・室田渓人劇団肋骨蜜柑同好会 二ヶ月連続公演第10回「犬(もしくは)神」2018年12月19日(水)〜24日(月祝)@テアトルBONBON第10.5回 グリーンフェスタ2019参加作品「つぎとまります・匣」(仮題)2019年1月17日(木)〜20日(日)@シアターグリーンBOXinBOXTHE
2015年に「水没『さよなら』祭」を終えた直後に、「次はお客さんが自分で懐中電灯で照らす芝居をしよう」と思いました。演劇の主体は観客なのか・俳優なのか・風景なのかという根っこのところの問いに、じゃあ普通に無理なくお客さんが「作り手」の側になるよ
照明、ありません。 懐中電灯、ご持参下さい。はい、そういうことです。今回、灯体を使用いたしません。お客様にお持ちいただいた懐中電灯で、お客様ご自身で照らしていただくという趣向です。どなたも照らさなければ真っ暗!どなたにも照らしていただけない