文体のノリで結構引き込まれて読み進めている。『天国にも雨は降る』未来社会、どうやら一つの住居に同居しながらお互いの顔を見ない仕組みの社会らしい。都市構造が現在とまったく違い、社会制度もとうの住人にも明かされていない。災害で、管理AIと対話し
登場人物同士の冗談のツッコミがきつくなる。これは登場人物同士の関係が読者に染み込んだと作者が判断したからだろう。七十年代を強烈に背負って連載は終わった。時期が重なるのは『マカロニほうれん荘』と『がきデカ』だ。そう云う時代を彩った作品だ。
困惑させられるような描写がふんだんに使われ、未来に思いをはせる。それが幸福な未来かは人それぞれの受け取り方だろう。『再突入』ふと、菅浩江『博物館惑星』に出てきた、飛行パフォーマンスをやりたがる姪っ子を思い浮べた。結構真面目に芸術論を展開して
転校生の話から、今度はツトムの家族やヨシベエの家族、先生の家族が登場する。多感な少年・少女は、色々と考える。それでもどこかのんびり、時にはきつい事云い合ったりしながら日常は流れていく。ヨシベエはチッパイだから正義だ!
NOVAに載った作品はうろ覚えなんだけど、何作か読んでみて、凄え振れ幅のある作家だ。この本は、ここ迄割に統一したトーンで、大抵未来の異常な社会が基底になっているな。『トーキョーを食べて育った』きっとかなり未来なんだろう。生身の人間は登場して
真崎守『ジロがゆく』と併せて、僕らの世代にとって少年から思春期に移る時代のバイブルだ。平凡な中学生のツトムのちょっと波瀾のある生活を描く。第一巻は転校生との触れ合いが未熟ななりに、何某かの認識を生んで行く。結構時代の話題を取り込んでいて、こ
3Dプリンタの宇宙的展開を描いた『母になる、石の礫(つぶて)で』で第2回ハヤカワSFコンテスト最終候補になったり、『うなぎばか』でうなぎ愛を爆裂させた作家の新作。読み進めているうちに、噛み合っているんだかいないんだかわからない会話に引き込ま
一言で「ロボット/AIの反乱」というお題でも、反乱を起こすデバイスにも色々あって、世界設定も豊富。人間の意志が介在する場合もあり、AIが独自に目論む案件もある。何より怖いのは、極微サイズの敵だな。変り種だが『芸術家のクモ』ンネディ・オコラフ
非白人圏のSF作品がどんどん隆盛を見せている昨今、注目すべき一編だ。『芸術家のクモ』ンネディ・オコラフォー人を害する為に作られたボットが、人類に興味を示し、寄り添う。これもまたAIの反乱だ。ハイライフやレゲエやブルースに溢れている。絶望的な
やはりいろいろな世界設定があり状況が想定され、AIも人もそれぞれに行動する。未来は多彩だな。『死にゆく英雄たちと不滅の武勲について』ロビン・ワッサーマンロボットのAIにとって、人間は「肉」という認識なのだ。ポニーは殺戮マシンでありながら、精神
だらけていたのであまり進んでないが、一編読んだ。『ナノノート対ちっぽけなデスサブ』イアン・マクドナルド作者らしいと云えばこの作者らしい。ミクロの決死圏を新しいテクノロジーで脳天気にリライトした感じだが、女の子をナンパし損なうだけの話かもしれ
何と云っても、様々な作家に出会えることだ。それまで読んだことが無かった作家の作品に触れらる。短編集を手に取ってもいいんだけど、アンソロジーは主題を決め打ちしていることが多いので、他の作家との比較が出来る。知った作家でも、新しい面を見せてくれ
正和・亜紀子夫婦の心の交流を特集している。魔物や不可思議事件はちょっと薄いのが寂しいけれど、それでも鎌倉の街に住まう人達の話だ。『あこがれの街』童顔・幼児体型の亜紀子は、人妻だとは思われないのであった。新婚時代、一色先生から鎌倉の事を教えら
昨日の事だが。携帯電話(PHS)時代から使っていたストラップの紐が切れた。別のストラップを買って来て、補修した。恐竜のフィギアは部屋の中に飾った。可愛い。
題名が気に入って購入。全体の評価は☆四つ。SFとしては弱いのかな。一番SFらしいのは最期の活屍もの。でも一番好きになった、この作家を評価した作品は吸血鬼の話。後書きは猫の事しか書いてないじゃないか!(← そう云う作家なんだよな)。【『アタッ
四編の中編が、それぞれ違った味わいで煌めいているなあ。何か火浦功の『幸せの青い鳥』が「主人公をいかに酷い目にあせるか」を主題とした様に、「主人公を如何に内向的に不遇な境遇を負わせるか?」という捻じれた意図を感じるんだが。『夜の安らぎ』秀逸な
外国作品を読んだたら、日本の作品をと交差して読むのを基本にしている。日本SFは早川か徳間、古くは奇天出身という思い込みがあったが最近はそうでもない。創元が日本人作品の新刊を出したりする時代だ。そんなところから出た作家、気になってはいたけど題名
悪くはないんだけど筋立てがわかりにくいな。『わたしを規定する色』スタマティス・スタマトプロス雰囲気はSFに最も寄っているかも知れないが、描かれる事象が世界と同関連するのかが掴みにくい。思索的哲学的な描写が占めている。これがギリシャSFなのか
先週の土曜日、ろりこん会場へ向かう途中に大町エネルギー博物館に行ったら、プリウスを展示していた。ハイブリッド車、どこが融合炉でどこが分裂炉なんだ?
ギリシャではSFの需要が遅れていたと云う事だが、それだけでなく文学界全体がストーリーを紡ぐよりは思弁的な記述に溺れているのかな?『いにしえの疾病』ディミトラ・ニコライドウギリシャSFって云うのは、舞台や仕掛やなんかは整えているけど、話がちぐ
Twitterで日々読んだ分の感想を呟いているんだけど、イーロン・マスクがやらかしてくれてミクシィに転送されなくなった。と云うわけで、自分で二重ポスト。先週末にお泊りがあったんで、その分を今日まとめて呟いたのを一気に。まず序文を読んで、何作か読み
グレッグ・ベアは重かった。AIはSFのおいしいネタだな、現状。2023年5月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:2987ページナイス数:18ナイスhttps://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2023/5■信長の忍び 20 (ヤングアニマルコミッ