mixiユーザー(id:280973)

日記一覧

『ザ・ガンマン』
2016年02月29日17:06

 原題っぽくないけど原題通りなの。 いよいよお金に困ったか(んなわけない)、ショーン・ペンがリーアム・ニーソンばりの(ほぼ)純粋なアクション・エンターテイメントに主演。というか、この映画を演出したピエール・モレルはリーアム主演の『96時間』の

続きを読む

『探偵なふたり』
2016年02月29日17:05

 妻子もいるのに探偵ごっこ?にウツツを抜かして呆れられている男(実は刑事になりたかったのに身体検査でハネられたという過去が)が、殺人犯として逮捕された親友(刑事)の無実を晴らすために、親友の先輩であるベテラン刑事と押しかけコンビを結成して解

続きを読む

 脱力おバカ系のアクションムービーかと思いきや、記憶を封印された改造エージェントが抹殺されかかって覚醒するというB級としかいいようがない話であり作りなのだけれど笑え切れず痛快でもなくシリアスっぽい(断じてシリアスではない)ところもあるし、役

続きを読む

『クーパー家の晩餐会』
2016年02月29日17:02

 「個人個人が問題を抱えた家族がクリスマスに集まって再生する」という極めて典型的なパターンのクリスマスムービーであって、民主党と共和党の和解みたいな?やらゲイの告白やら色々エピソードは仕込んでいるもののあまり効果的ではなく、決して出来のいい

続きを読む

 この日、お知り合いの吉住瞳こと繁田健治さん及び他の方々が制作した何本かのいわゆる自主制作映画を鑑賞させていただいた。 そのことをどう纏めればよいか、考えているうちに(そんなに真剣佑に考えてないけど。因みに「真剣佑(マッケンユー)」って真剣

続きを読む

『マンガ肉と僕』
2016年02月21日11:47

 公開が『欲動』と後先になってしまったが、これが杉野希妃の監督としてのデビュー作。新潮社がやっている「女による女のためのR-18文学賞」受賞作は過去何作か映像化されているが、これは元松竹の奥山Jr(と吉本興業とが組んだKATSU-do)が製作。 奥山和由

続きを読む

 題材(史実のギャングネタ)といい、キャスティングといい、もう外しようのない鉄板企画なのだが、その企画段階で計算が違っていると上手くいかないという例。ジョニー・デップの特殊メイクを使った役作りは徹底しているが、重厚なセミドキュメンタリータッ

続きを読む

『キャロル』
2016年02月21日11:41

 映画というものは、いかにその時代を再現できているかで決まる。建物、自動車、音楽、服装、髪型、化粧、言葉遣い(単に言葉だけではなくて、他者とのやり取りのなかで醸し出される距離感も含めて)…。これは「時代劇(過去劇)」のみならず「現在劇(今世

続きを読む

 もう一つの方(評判が極めてよくないの)は観てない。アシュトン・カッチャーのほうが今回のマイケル・ファスベンダーよりもずっと似ているけど。対象者が亡くなってあまり時間が経っておらず登場人物の殆どが存命というか現役であるのに、再現ドラマ的なレ

続きを読む

『ディーパンの闘い』
2016年02月21日11:39

 いま思うと、何だか これとおんなじような構成の作を観たような読んだような記憶があるようなないような(私の場合、こういう場合は「ある」)。身分を偽り他人を家族と偽って、ともに社会の片隅で密かに生きる人間たちのタイトな物語。時代劇にもあったよ

続きを読む

『俳優 亀岡拓次』
2016年02月16日00:29

 脇役俳優という職業があるわけではない。脇役俳優と(かつての)大部屋俳優とは違うというか意味合いが異なるし、エキストラ(仕出し)というのとも異なる。素人をエキストラに使うこともあるが、プロダクションに登録されたプロのエキストラというひともい

続きを読む

 ここ十数年、関東の空気は随分綺麗になったような気がする。真冬でも滅多に観られなかった富士山が、晴れていればうちのベランダからよく見える。送電線だとか近くの古いマンションに住むオッサンだとか見たくないものも目に入るので、「眺めのいい部屋」だ

続きを読む

『オデッセイ』
2016年02月11日15:02

 大枚叩いてMX4Dとやらを初体験。この作品に限って(?)はこの体感システムが大いにプラスに働いたと感じる。別に2Dでも十分に面白くできてはいるが。極めてシリアスな状況にも関わらず、米中友好も含めて作品全体を貫く楽観主義(80年代のディスコ

続きを読む

 感想を書くのもおぞましい。鑑賞後丸一日、翌日金子鈴幸主宰のインパクトのある芝居(内容を書くのも憚られるぐらい、かなり痛烈な風刺劇。学生演劇の卒業公演のレベルではない。否応なしに金子(修介)家の血と環境を感じさせる)とはを観るまでは、恐怖から

続きを読む

 何も語る必要はあるまい。ツッコミを入れるだけ入れた側が馬鹿に見えてしまうだけだ。 大河ファン的には、信長と謙信がバディでその上司が秀吉で、(別の)信長と争ってるというw 横浜オールロケではないところは腹立たしい。クライマックスのシーンなど

続きを読む

『殺されたミンジェ』
2016年02月11日14:54

 一見『ザ・ハングマン』みたいな、つまり現代を舞台にした必殺みたいなんだけど人殺しまではしない私刑集団の話なのだが、キム・キドクが作るとそんなスッキリした話になるはずもなく、追い詰める側も追い詰められる側も結局どこに本質的な差があるのかとい

続きを読む