バックヤード/音響室/夜　青「……んー？」　リ「ん？　どうかした？」　青「……んー？」　リ「キレがないわねぇ、またお兄さん達に馬鹿にされるわよ？」　青「…んー。」　白「あら。居たのね。お酒持って来たわ。飲みたいなら、どうぞ？」　リ「ありがと

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　百合ヶ丘/河南新報百合ヶ丘支部/アーカイブ/夕刻　？「ふぅん、相変わらず面倒ばかりみてぇだな？」　中「ええ。もう慣れてますよ増渕さん。」　増「で？　そっちのスレてる美人は？」　中「友人です。正確に言うと友人の恋人です。」　増「……なんでそん

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　百合ヶ丘/午後/雪　グ「そりゃアタシの専門だろうがよ。」　中「うん。」　グ「どうしろってんだ？　はっきりは見えてねぇんだろ？」　中「しかも祓うな消すなではね。」　グ「…はっきりお手上げだな。どうすんだ？」　中「とりあえず見てからかねぇ？　あ

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　バックヤード/居間/午前/曇り　中「で？　具体的に如何しろってんだ。話が見えない。」　？「で、ですから、」　ミ「はぁ、少し休憩されては？　どうぞ、紅茶です。」　？「ど、どうも……。」　中「ただ祓うだけなら良い奴知ってるぞ。」　？「だ、ダメで

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　神崎君の家/居間/朝方/晴れ　中「……。」　青「…ん、どったの？」　中「いや？」　青「……うん。」　中「…何だよ。」　青「…んー？」　リ「物語に居れなかったのが不満なんでしょ。」　中「…リン、軽い。」　リ「素直に重いって言って良いわよ。」　

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　古本屋/午後/晴れ　稔「……君の好きにすべきだろう。」　ち「だろうな。こっちの馬鹿も通常営業だ。」　ポ「……ちび虎はもっとまともな事言うと思ったが。」　ち「じゃあそのちびが死ねば満足か？　そっちのが馬鹿だろう。」　ポ「……俺には、」　ち「お

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　喫茶店/昼/雨　螢「で？」　ポ「はぁ、お前なら分かるだろ、少しぐらい協力しろよ。」　螢「まぁ、いいけど。姉さん、お願い。」　ポ「お前はやる気ねぇのな。」　螢「話が別でしょ？　良いなら良いで良いけどサ。」　ポ「ったく、」　螢「まぁ、面倒臭いの

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　安アパート/智也の部屋/夜/晴れ　ポ「ちっこいのは？」　白「眠ったわ。」　ポ「そうか。」　白「……ねぇ？」　ポ「ん？」　白「……はぁ、訊くだけ無駄よね。」　ポ「まぁ、そうだな。手伝ってくれると助かる。」　白「克己君が居たら。」　ポ「無い物ね

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　安アパート/智也の部屋/昼/曇り　青「……んー？」　白「影は季節で変わるものよ。」　青「……ぉー？」　白「スパイス。香辛料ね、味を変える時に使うのよ。」　青「……んー。」　白「枕が合ってないみたいね。どうしようかしら。」　ポ「……お前、奈々

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　安アパート/智也の部屋/昼/晴れ　青「…んー……ぉー……。」　白「…？　ああ、影を追ってるのね。」　青「……んー。」　ポ「随分影も長くなったな。」　白「もう冬ね、昼も随分短くなったわ。」　ポ「朝も暗いし夕暮れも早い。」　白「巡り巡り、かしら

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