透明な日本酒を好きなスペインの腰の低いワイングラスに入れて隣に大好きなオルファの30度のカッターをおいて2日には「さようなら」で消えてしまおうと心の整理を無理矢理したフリをして血まみれの心を泣きながら舐めて「痛いよ、痛いよ、」と呟いているその
根を張る事は無いゴミに囲まれたゴミのような自分大きなカラを背負ったカタツムリがそれを無理やり剥がされて内臓をあらわにして生き絶える自分の魂のカケラを無意識に宿した無機物達が私の輪郭をなぞるけど私の事など知りもしない彼らにとってはなんの脈絡も
私の存在に輪郭を与えないで私の発言を肯定しないで全て嘘だから私は生まれてないし何処にも存在しないの鏡越しに濁った白目が見つめている暗闇に浮かぶ青白いぼやけた何かが今も囁く声が空っぽの部屋に響く私なんていない空っぽの部屋に叫び声だけが響く声が
すぐいなくなるのは知っているこれ以上近づかないで私はあなたと出会う為にここに来たんだじゃないの私は私と向き合う為だけに来たのおまけのラッキーなんていらないどうせ偽物か勢いだけの感情なんだからもう十分苦しんだのこれ以上耐えられないのだからそれ
全部全部私の夢あなたなんて居なかった全部ただの夢朝目が覚めてしばらく経ってその記憶が夢だったのか現実だったのかわからなくなるそう、そんな感じあなたなんて居なかった私が見たのは全てただの夢甘くて暖かいただの夢全て幻
頭がぐるぐるぐるぐる思い出して思い出さないで思い出した思い出したく無い全部嘘全本当私は汚れて壊れてボロボロででも心はこんなにも幼くて生きられないよ生きられないよ、これ以上
どこまで見せていいのだろう?私の皮膚の下まで見たい?知らない方がいいことの方が多いんだよ腕を切って血を舐めてそれでやっと私は私を愛せるあとは全部偽物だからきっと明日になればあなたは消える後に残された私はまた元のエキストラに戻る腕を切って血を
あなたが私のものになるならいくらだって矛盾した言葉を吐きましょうあたなが私の物になるならいくらだって本性を隠しましょうメインディッシュに添えられたレモンのように搾り取られて捨てられるゴミカスのような自分に成り下がる手段を敢えて選ぶ事を「本能