「空母いぶき」見ました。------------「沈黙の艦隊」「ジパング」などのかわぐちかいじのコミックを原作にしたミリタリーサスペンス。波留間群島の一部占領を受け、現場に向かう航空機搭載護衛艦の乗組員の運命を多角的に映し出す。監督は『沈まぬ太陽』など
若竹七海「さよならの手口」文春文庫若竹七海さんの葉村晶シリーズの5冊目。「悪いうさぎ」に続くシリーズの2冊目の長編。面白かったですね。やはり長編は読みごたえがあります。前作で探偵を休業し書店員となった葉村が依頼されてまた調査を始めます。そして
馳星周「ゴールデン街コーリング」KADOKAWAゴールデン街に「深夜+1」というバーがあります。コメディアンで冒険小説協会会長の内藤陳さんが経営していた店です。若き日の馳星周が「深夜+1」でアルバイトをしていた経験を元にした小説です。これは面白かっ
「コンフィデンスマンJP」見ました。------------2018年に放映されたドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。信用詐欺師たちが日本を飛び出し、香港で一世一代の大仕事に挑む。監督はドラマ版の演出を務めた田中亮。キャストに『散歩する侵略者』などの長澤
梶尾真治「黄泉がえりagain」新潮文庫梶尾真治さんの「黄泉がえり」の続編です。本作では熊本の大地震が大きなテーマとなっています。自身も被災された梶尾さんが続編を執筆したのは熊本の被災者を励ましたいという動機があったのだろうと思います。もち
「黒猫・白猫」見ました。------------「パパは、出張中!」「アンダーグラウンド」のエミール・クストリッツァ監督作品。ドナウ川のほとりに暮らすジプシー一族に起こる若者の恋愛や石油列車強奪計画といったエピソードを、陽気にストレートに描いたコメディ
若竹七海「プレゼント」中公文庫若竹七海「依頼人は死んだ」文春文庫を読みました。「依頼人は死んだ」を入手したのですが、これは葉村晶シリーズだと知ってまずは1作目の「プレゼント」から読みました。これは面白い。どちらも連作短編集で「プレゼント」は
今日はSFセミナーに参加しました。SFセミナーはSFファン有志が運営する講演/パネルディスカッション形式のコンベンションです。初参加の今回は昼企画のみ参加。今回の企画は以下。やはりゆうきまさみと横田順や(旧字)さん追悼で参加を決めました。・竹書房の
宮部みゆき「昨日がなければ明日もない」文藝春秋宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズ5作目です。前作「希望荘」で探偵となった杉村の新たな事件。宮部さんのインタビューによると前3作はプロローグだったそうですが、前3作も傑作。本作は中篇3本ですが、日常的
有栖川有栖「こうして誰もいなくなった」KADOKAWA有栖川有栖さんのデビュー30周年記念短編集です。クリスティの「そして誰もいなくなった」を再解釈した表題作をはじめ、ホラー、ショートショート、ファンタジー、ミステリとバラエティに富んだ短編集でした。