空の青ふところに栞を 忍ばせて本を買いに行った帰り声をからして叫んでいるひとがいたいやあれは猫の見間違いだったかあの絶叫を聴いていると無尽蔵な空の青を僕はぐさりと突き刺してやりたいきっとそこから無限が文字のようにあふれだすだろう僕は正気を保
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眉僕はと、ここまで二十行手帖に書いたがそれをむざむざ見殺しにし消してしまって唐突にことばを見失った詩を綴れなくなった生きられないと思った自分の瀕死を毎日市役所から聞かされ僕にはもう生きて行くすべがない何処へ行くんだ 世界消えてしまうまえに死
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