うたえ僕は詩が下手だうまく綴れない言葉が生きていない心のなか 大声で叫ぶ何さまだふざけるな下手だ死ぬほど下手だもっと下手になってしまえ死んでしまえ僕は怒り狂っている――自分にゴリラ獰猛なけものになれうたえ声を上げろ叫べ自分に邪魔をするな好き
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問いかける鉛筆の生れたばかりの黒い線を見つめているうちに僕にはあることがわかってくる冷たい夜僕は鉛筆を削りながら問いかける鉛筆の黝い芯に問いかける生れてくるこころに問いかけるいきり立つ現象に問いかけるこの尖った鉛筆でいっそのこと喉を突いてし
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