小夜時雨雨がふりだしたよおもてへ出雨つぶにぬれてみなよ頸すじをつたう雫は伝いながらもからだの芯まで沁みとおるよ心が腫れてゆくようだよぼくはこの痛みを氷に変えたいよ痛みをもっと間近に感じたいんだよ。指田悠志
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雪紙のうえに一軒の寒げな小舎があり息づいている窓小舎はみな内側から燃えている。指田悠志
草のうえつめたい草のうえに腰をおろしよせばいいのに悲しくなって手帖を取りだしては鉛筆で丸ばかり描いていた。指田悠志
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