雲山のうえの雲は山を夫にしていつも眠そうに濁っている人生が終わってしまったひとにぱらぱらぱらぱら と落葉が舞う 路上に赤んぼは泣き刹那のおならをした。指田悠志
続きを読む
誕生神樹のまえに坐りいくにちも生きつづけたもうだめだ耐えられないと思うまで目をつむってぼくは細胞から目ざめる耳、耳目。指田悠志
続きを読む
ふくらすずめまずこのココアそしてきょうは何を描こうかと思う文字によるクロッキー頭よりは心をうごかす故意に動揺したりかなしくもないのに悲しくなったり画帖にそれを描いてゆくおもてへ出たすずめすずめ、すずめ、すずめふくらすずめすずめっ子はいつも啼
続きを読む