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2014年11月06日17:20

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『 ジョン・カーター 』


日の『 大赤字トホホな大コケ映画25選 』のおかげで選ばれた大コケ作品に興味をもち、『 ジョン・カーター 』をレンタルDVDで借りて観た。なんと、びっくり・・・。『 スター・ウォーズ 』や『 アバター 』より、こちらの方がはるかに面白いよ。これで、大コケしたというのだから、映画とは不思議なものだ。

 元南軍騎兵大尉ジョン・カーターはインディアンに伝わる「 黄金の洞窟 」を探す旅を続けていたが、ある日、合衆国騎兵隊のパウエル大佐の部下達に拘束され、砦に拉致される。大佐は、「 馬術に長け、剣の達人にして射撃の名手、生まれながらの戦士 」というジョンの経歴を知り、西部の治安維持のためにはジョンがうってつけの人材だと確信してスカウトに来たのだった。しかし、ジョンは国のために充分に尽くしてきたと大佐の申し出を断り、あっという間に留置所を脱出してしまう。大佐率いる追跡隊は途中遭遇したインディアンの一隊と混戦状態に陥り、ジョンは重傷を負った大佐を助けると、インディアン達から逃れ、崖の中腹の小さな洞窟にたどり着く。ジョンと大佐はインディアン達を迎え撃つ準備をするが、どうしたわけか彼らは何かに怯え、洞窟に近づくことはせず引き揚げて行った。ジョンがこの洞窟こそが「 黄金の洞窟 」だと悟り、入口そばに大佐を下ろすと独りで内部に入って行くのだが・・・。

 いや〜、面白いSFファンタジーだった。大活劇はもちろん、映画冒頭からのミステリアスな謎解きもあり、どうしてこの映画が大ヒットしなかったのかわからんね。観れば観るほど、『 スター・ウォーズ 』や『 アバター 』に似ていて、「 こちらの方が本家 」だというのも納得の世界観。主人公が心に傷を負った元南軍将校なので、西部劇の要素も加わって、実に素敵。ケビン・コスナー主演『 ダンス・ウィズ・ウルブス 』や、『 スーパーマン 』シリーズもこの作品の影響を受けているようだ。大コケした原因をあえて挙げるとすれば、やはり、「 このシーン、はどこかで観たなぁ 」と既視感を覚えてしまう点だろう。それと、肝心の敵役が線が細く、華がないこと。『 スター・ウォーズ 』のダース・ベイダーのような圧倒的存在感の敵キャラが加わっていたら、かなり結果は違っていたと思うよ。ついでに言えば、原作ファンがこの映画をどう観たか、その評価を聴いてみたいものだ。
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